2017/10/07

"Entrepreneurship Venture Program" Takeda's new approach for R&D innovation

武田薬品工業(株) リサーチ イノベーション&アントレプレナーシップ
ヘッド Sham Nikam 氏、EVPオペレーション ヘッド 長袋 洋 氏

「製薬業界は非常にダイナミックとなり、特定の地域で研究開発をしていれば良いという時代ではなく、グローバルで探索する時代となりました。武田薬品工業も現在、よりイノベーティブになるための変化の只中にあり、湘南リサーチセンターを開放し、世界的なイノベーションが生まれる場所に変えていこうとしています。

当社では、3つの疾患領域とワクチンに集中し、世界的なR&D拠点も再編しました。それ以外の領域はスピンアウトさせることを決め、既にベンチャーへのライセンス供与も行い、いくつかのプロジェクトは順調に成長しています。そこから学んだことは、小さな単位で開発したほうが上手く行きやすいということです。

武田薬品工業のEntrepreneurship Venture Program(EVP)は、SPARKとは異なるアプローチでバイオベンチャーを創出します。EVPは、当社の研究員が、自らの経験や技術を元にアントレプレナーとして羽ばたくことを支援します。EVPでは、最初にアイデアを提案して承認を受けると、3年分のシード資金を持って研究員は湘南リサーチセンターで起業します。起業後は専門家と共に、ビジネスプランのブラッシュアップや、次のステージに向けた開発を行います。1年かけて準備したところ、31件の申請があり、SEEDSUPPLYを含む9件のプロジェクトがEVPで立ち上がりました。当社は、この取り組みを通じて、湘南リサーチセンターをエコシステムのハブとしていくことを目指しています。」

Sham Nikam 氏、長袋 洋 氏

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【発表者プロフィール】
Sham Nikam 氏
藤沢にあるイノベーション&アントレプレナーシップの部門長として、武田薬品工業が有する資産や能力、インフラを活用した起業活動を率いている。武田薬品工業に移籍する前は、ドイツNycomedにて、グローバル探索部門長やインド・ムンバイでの産学連携のCSOを務めた。またParke-Davis/Pfizerにて20年間、Smith Kline、French Labs、Sandozにて計8年間研究開発に従事し、7件の臨床候補と15件の創薬探索プロジェクトに携わった。35件の特許、論文発表などの実績がある。
長袋 洋 氏
イノベーション&アントレプレナーシップ EVPオペレーション ヘッドとして、アジア・日本でのライフサイエンスのエコシステム創出に向け、武田薬品工業のスピンアウトベンチャーを輩出するEntrepreneurship Venture Program (EVP)を率いている。また、横浜市立大学医学部のフェローも務めている。
長袋氏は、薬理学の分野で複数の疾患領域において武田薬品工業とメルク研究所で20年以上の医薬品探索の経験がある。その間、複数の全臨床候補物を臨床試験へ導いた実績と、20件以上の論文発表、8件の特許がある。
武田薬品工業(株) ウェブサイト http://www.takeda.co.jp/

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