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2021/07/06

『「Beyond Next Ventures」と考えるバイオベンチャーのアクセラプログラム活用法』トークセッション 終了

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2021年6月23日(水)に開催した『「Beyond Next Ventures」と考えるバイオベンチャーのアクセラプログラム活用法』トークセッション(Zoomウェビナー)では、医療・バイオなど国内外で50社を越える投資実績があり、研究の事業化を目指すアクセラレーターBeyond Next Ventures(株)(以下、BNV)と、グローバルな事業展開を目指す起業家のためのプログラム「HVC KYOTO (Healthcare Venture Conference Kyoto)」とシェアラボ「ターンキーラボ」に取り組むKRP、加えて、BNVのプログラム卒業生でシェアラボも利用しているバイオベンチャーであるリベロセラ(株)の研究開発者様をゲストにお招きし、トークセッションを開催しました。

<パネリスト>(敬称略)

・Beyond Next Ventures株式会社 インキュベーショングループ グループリーダー 五十嵐晶 

・リベロセラ株式会社  代表取締役 CEO 菅家徹 (Beyond BioLAB TOKYOご入居者さま)

・京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部 ウェルネス統括部長 田畑真理

<司会・ファシリテーター>

・京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 長田和良

会に先立ち、アイスブレイクとして、視聴者の皆様に、「ピッチ発表と学会発表の違いをご存知でしょうか?」というアンケートを行いました。結果は「よく知っている」28%、「なんとなく知っている」34%、「分からない」38%となりました。研究開発者としてデータをアピールしたいことは当然のことですが、資金や人的リソースを募るピッチ発表の場で、学会発表のようにデータを中心にアピールしてしまうと、目的を達成することが難しくなることもあります。視聴者にもこの意識を共有していただきながら、会を進めていきました。

当日は次の3つのお題について、トークセッションを行ないました。

①リベロセラ様のアクセラレーションプログラムやシェアラボご利用のきっかけは??

②スタートアップのソフト支援とハード支援の在り方について、どのように思いますか??

③パネリストの皆様の事業がどのように社会を変えていくと思いますか?

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リベロセラ(株)菅家氏(下段左)、Beyond Next Ventures(株)五十嵐氏(下段中)、京都リサーチパーク(株)田畑(下段右)、京都リサーチパーク(株)長田(上段右)

「アクセラレーションプログラムを受講することで、研究の段階からスムーズにビジネスに移行できた。」とリベロセラ菅家氏。BNVのアクセラレーションプログラム参加やシェアラボ利用の経緯、JSTやNEDOの公的資金を活用したことについて、自社の成長に合わせながらお話をいただきました。

「特にバイオ領域では、データを出すことが重要。データを蓄積する実験を行なう際に、イニシャルコストを抑えて、研究に専念することができるシェアラボは重要。」「HVC KYOTOのように、国内調達の2桁・3桁多い金額が注ぎ込まれる海外を最初から目指すようなマインドセットを持つことも大切ではないか。」との声がパネリスト一同からあがりました。

また、VC等の投資家がピッチの際に登壇者のどこに注目しているのか、登壇社が注意すべきポイントをBNVの五十嵐氏から解説いただきました。

視聴者からは「COVID-19でシェアラボでの交流会の実施が難しくなっている中、入居企業間の交流機会の提供、創出についての工夫について教えてください」等の多くの質問をいただきました。

KRPでは、定期的にライフサイエンス・ウェルネス系の企業・スタートアップやアカデミアの研究者を対象に、研究環境やアクセラレーションプログラムなどの情報を発信するセミナーを開催していく予定です。次回もお楽しみに。

■次回のセミナーのご案内
・2021年7月14日開催 コロナテック最前線~研究者とスタートアップの緊急対談~
詳細・お申込みはこちら⇒https://www.krp.co.jp/krpfes/detail/2443.html

■過去のセミナーレポートのご案内
・2021年6月10日開催 『シェアリングエコノミーと実験機器の新しい流れ』トークセッション
セミナーレポートはこちら⇒https://www.krp.co.jp/events/detail/2493.html

・2021年5月13日開催 『研究者集団「リバネス」と考える新しいラボの在り方』セミナー
セミナーレポートはこちら⇒https://www.krp.co.jp/events/detail/2492.html