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参加者の声

2021/03/30

【参加学生事例①】京都工芸繊維大学・上 ひかりさん、龍谷大学・本井 玲渡さん「二度の参加で自分の成長を感じられた」

今回は、第1回(2019年9月開催)と第2回(2020年9月開催)に参加いただいた京都工芸繊維大学の3回生・上 ひかりさんと、龍谷大学の3回生・本井 玲渡 さんにお話をお伺いしました。

大学生活のモヤモヤを解消したくて、思い切って参加

ーーまずは、MOVE ONに参加された動機を教えていただけますか?

本井:第1回MOVE ONが初めてのアイデアソン参加でした。普段の大学生活で、企業と関わることはほとんどありません。貴重な体験なので、思い切ってやってみようと思いました。

上:私は和歌山出身なのですが、せっかく京都に住んでいるのに家と学校の往復で、学外の人と交流する機会がないと焦る気持ちがあったからです。工芸繊維大学は専門大学であるため、どうしても似たような考えを持つ人との関わりに偏ってしまいます。そんな不安を抱えていた大学2年生の夏休み、タイミングよく友達が「面白そうなイベントがあるよ!」と誘ってくれたので、参加しました。

京都工芸繊維大学・上さん。

ーー企業メンターとの関わりで印象的な出来事はありましたか?

上:良い意味で裏切られました。私はコミュニケーション能力が高いわけではないので、参加前はすごく緊張していたんです。有名な企業の方とグループディスカッションをするって、どんな感じだろうって......。でも、企業メンターの方はみなさんフレンドリーで、気さくに話しかけてくれました。
特に印象に残っているのが、第1回のMOVE ONのランチタイムです。女性の企業メンターが食事をしながら、「今の仕事」や「女性としてのキャリア」についてお話してくださいました。日頃、女性のキャリアについて知る機会はありませんし、その方がとても楽しそうに働かれていることが伝わってきて、仕事をすること自体にもポジティブな印象を持てるようになりました。

本井:グループディスカッションでどん詰まりの状況になった時、企業メンターが僕達とは全く違う視点でアドバイスをしてくださり、道が拓けたことです。視点の広さを痛感しました。みなさんフランクな方々だったので、気軽に頼る、相談することができましたね。

龍谷大学・本井さん。

二回参加したからこそ、自分自身の変化や成長に気づけた

ーーMOVE ON参加後、ご自身に変化はありましたか?

本井:たくさんあります。MOVE ONには二回参加しているので、一回ごとに自分の成長や変化を自覚することができました。第一回の時は、何もわからない中がむしゃらに取り組んだので、企業メンターの方がファシリテーターの動きをして、ディスカッションを進めてくれました。その後ファシリテーションの勉強をし、第二回の参加では、僕自身がファシリテーターとしてチームの意見を引き出す役回りができました。学校生活における話し合いでも、まずは一人ひとりが紙に意見を書いて、発表する時間を持つなどして、平等に発言できるよう工夫しています。

上:MOVE ONに参加して、世界が広がりました。MOVE ONで出会った他大学の方とは、継続して連絡を取り合っています。また、本気で起業をしたい人のための部活動として京都リサーチパークが立ち上げた「miyako起業部」のメンバーに加わり、活動中です。
「miyako起業部」は資金調達やユーザーヒアリングの考え方を学ぶ機会がある他、ビジネスプランのブラッシュアップや外部団体主催ピッチコンテスト等への出場サポートもあります。MOVE ONに参加以降、起業への気持ちも高まっています。

企業との出会いや本気になれる場所を求めている人に届け!

ーーMOVE ONにどんな学生に参加してもらいたいですか?

本井:学校のグループディスカッションに物足りなさを感じている方に参加してもらいたいです。MOVE ONは、初めましてのチームが2日間で一つの答えを導き出すプログラムですが、多くの時間がディスカッションで占められています。「もっと真剣にディスカッションしたい」、「企業の方のフィードバックが欲しい」と思う方にはとても貴重な機会になるのではないでしょうか。

上:たしかに、本井さんの言うように学校に物足りなさを感じている人におすすめです。学校では無意識のうちに授業を消費していく感覚になりやすく、ディスカッションも受け身になりがちです。しかし、MOVE ONはわざわざ休みの日に集まっているメンバーなので、主体的に意見を言うし、必ずリアクションが返ってきます。そこは面白かったですね。

ーー最後に、今後やりたいことを教えて下さい。

本井:まだ明確には決まっていません。今を全力で楽しんでいます。MOVE ONに参加して以降、興味の幅が広がり、好奇心が加速しました。この一年で、200本ほどのイベントに参加しています。今後も、気になるイベントに参加して、世界を広げていきたいです。

上:先ほどお話しした「miyako起業部」へ加入した後、しばらくは50代の女性とペアを組んで、食関連の事業の立ち上げを模索していました。しかし、起業部に加わってから1年ほどが経過し、そろそろ一人でもやってみたいなと思います。メンタルヘルスや教育分野に関心があるので、課題を探りながら事業アイデアを考えているところです。私自身、相変わらずコミュニケーションには苦手意識がありますが、人前で喋ったり仲間を巻き込んだりする力は少しずつ付いてきている実感があります。まだ学生なので失敗してもいいからやってみたい気持ちが、今は強いです。自分の事業を立ち上げる経験を積みながら、一方で企業に就職して働く魅力も知れたので、様々な人と関わりながら将来を模索していきたいと考えています。

▼miyako起業部

https://www.krp.co.jp/sangaku/miyako/