【イベントレポート】KRP Night Vol.1 京都流!イノベーションエコシステム終了
10月30日(水)京都リサーチパーク たまり場にて、KRP Night Vol.1を開催しました。
KRP Nightは起業家・大学・クリエイターなど様々な分野で活躍されている方をゲストにお迎えし、新しい世の中の動きやイノベーション創発への気づきを聞き、お酒片手に緩く交流するイベントです。
第1弾となる今回は、「京都流!イノベーションエコシステム」と題して、地域における産業創出や起業家輩出の仕組みとして注目されているエコシステムを研究されている上野 敏寛氏に登壇いただき、京都の歴史的な背景も踏まえ、京都の強みとは何で、どう活かしていくべきか、「京都流のエコシステム」についてお話いただきました。
■概要
【開催日】2019年10月30日(水)
【登壇者】
上野 敏寛 氏
京都大学経営管理大学院
京都ものづくりバレー構想の研究と推進(JOHNAN)寄附講座研究員
龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター嘱託研究員等
【参加者】 44名(関係者含む)
会社員・・学生・フリーランス・支援機関など
■イベントレポート
第1部は上野氏による講演会。京都の地域の特性と、エコシステムの重要性についてお話いただきました。
1000年以上、都としての機能を果たしてきた京都は、伝統的に「信頼関係」がきわめて重要とされてきました。それは京都の人だけでなく、企業も同じ。信頼関係をベースに、「競争と協力の共生関係」をつくることで、それぞれが成長・継続する仕組みがつくられています。上野氏によると、京都という土地が続いていくためには、競争と協力を共生させ、みんなで盛り上げていく必要があるとのこと。そのために「複数の要素の相互作用」である「エコシステム」が重要である、とお話いただきました。そして相互作用を生じさせるために重要なのは「共通の課題」。課題を開示することでつながりができ、それが相互作用につながっていくそうです。
多くの方にご来場いただき、第1部から主会場満員となる盛況ぶりでした!
第2部では相互作用に必要な「つながり」をテーマに、トークセッションを行いました。人と人とのつながりを生む株式会社ツナグム タナカユウヤ氏にご登壇いただき、つながりを生む「場」の事例として「京都リサーチパーク町家スタジオ」をご紹介いただきました。町家スタジオではさまざまな取り組みが行われていますが、タナカ氏いわく、「箱」があるだけでは人は集まらず、人は人に集まるとのこと。「つながり」の大切さを改めて実感しました。
トークセッションの様子
イベント後半では「つながり」を可視化するために、上野氏考案の「マイエコシステムマップ作成ワークショップ」を行いました。マイエコシステムマップとは「自分の無形資産を見える化するツール」のこと。自分の周りにはどんな「つながり」があるのかを書き出し、参加者同士で共通点や課題などを共有することで新たな「つながり」のきっかけを作ります。作成したエコシステムマップを用いての交流は非常に盛り上がりました。
エコシステムマップ作りワークショップの様子
エコシステムマップを用いての自己紹介は非常に盛り上がりました!
来月のKRP Night Vol.2は11月20日に開催します!
トークテーマは「副業」。ぜひ、これからの「働き方」を一緒に考えましょう!ご参加、お待ちしております。
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