アニマルヘルス分野におけるビジネスチャンス~AI、IoT、デジタルヘルス、早期診断のニーズを探る~終了
■概要
合同会社SARRはDSファーマアニマルヘルス株式会社(以下、「DSPAH」)と共同で、2016年から「動物の健康を支える新規事業探索プログラム」を運営しています。ペットの数が15歳以下の子供の数を上回り、消費も急増している近年、ペットは「コンパニオンアニマル」へと役割を変え、家族の一員としての認識が強まっています。一方、ペットの高齢化が進み、癌や認知症等を患ったり介護が必要なペットも増えています。
あらためて獣医療を見てみると現場は課題とニーズが山積み。それは何かというと:
- 動物はどこが痛い、かゆい、苦しいと説明できません。どこが悪いのか飼い主や獣医に教えてくれる技術が欲しい
- 動物も人間と同じで予防、早期発見が大事、そんなサービス、製品はないか
- アニマルクリニックの多くは一人の獣医さんが犬も猫もウサギも、外科も内科も皮膚科も診てるので大変。診断をアシストする遠隔診断、画像解析やAIが欲しい。症例をすぐ探せる簡単なデータベースにアクセスしたい。
- 獣医さんのSNSといった治療・診断・クリニック運営等を気軽に相談できるコミュニティが欲しい
そこで今回の「アニマルヘルス分野におけるビジネスチャンス」ではこうしたニーズ、課題をもっと深掘りしたい、またこのニーズに応えるためAI、IoT、デジタルヘルス、早期診断を活用したい、ひいてはそのような解決策を一緒に探してくれるパートナーを見つけたいという議論ができればと思います。
過去3年間のプログラムから既にAIを使った診断支援、遠隔医療、早期診断技術といったビジネスが生まれてきました。いずれも異業種から獣医療への参入でした。さらにこの分野を広げていきたい、そんな仲間を探したいと思っています。コンパニオンアニマル、養殖畜産等のアニマルヘルスに興味があっても、なかなかその現状を知るのは難しいと思います。非常にいい機会だと思いますので、ぜひ足を運んでください。
■講師
永原俊治氏 DSファーマアニマルヘルス株式会社
新規事業部長兼池田動物細胞医薬センター長
【テーマ】 「アニマルヘルス分野の現状ならびにビジネスチャンス」
~AI、IoT、デジタルヘルス、早期診断のニーズを探る~
■開催日
2019年 7月 4日(木)18:30−20:30
■会場
京都リサーチパーク東地区 KISTIC2階 「たまり場」
■参加費
無料
■対象
本プログラムに応募を希望する企業、スタートアップ、研究者
■主催・共催等
主催:合同会社SARR
協力:京都リサーチパーク株式会社