活動報告） 岡本哲也先生（弁護士法人SACI京都アカデミア法律事務所　パートナー弁護士）をゲストにお招きしました！

　2022年2月12日のmiyako起業部では、定例部活動のほか、弁護士法人SACI京都アカデミア法律事務所のパートナー弁護士である、岡本哲也先生をお招きし、【ビジネスモデルを考える時、立てておくべき法的アンテナ　～こういう時に弁護士に相談すべき～】と題し、ご説明を頂きました。

【ゲスト登壇者略歴】　岡本哲也氏　
（弁護士法人SACI京都アカデミア法律事務所　パートナー弁護士）
京都アカデミア法律事務所は京都大学キャンパス内に設立された法律事務所。京都大学産官学連携本部法務部門に所属していた弁護士が移籍することによりスタートし、岡本氏は同事務所のパートナー弁護士を務める。京都大学産官学連携本部法務部門では、クリニカルバイオリソース活用会社の設立をめぐる法的ストラクチャー構築関連業務を主任した他、英文契約を含め年間200件を超える研究契約支援法務を担当。また、ベンチャーキャピタルによる投資案件や、京都大学内外のベンチャー企業からの多種多様な相談案件など、ベンチャー関連法務を多数担当している

■弁護士といつ、何を、どのように、相談するべきなのか？

起業に向かって活動を進めれば進めるほど、ビジネスプランの検証時、契約締結時、投資を受ける時、など法的な課題に直面する場面が増えていきます。

一方、そのような沢山ある課題を全て弁護士に相談して、解決することなのか、お金はどれくらいかかるのか、など漠然とした不安も生じます。 miyako起業部では、このような不安を取り除ける機会を設けることにしました。

岡本哲也先生（弁護士法人SACI京都アカデミア法律事務所　パートナー弁護士）にご協力いただき、起業時の限られた時間や資金の中で、どのように弁護士と協力し、法的な課題を解決するのかなど、部員個別のビジネスプランなども参照いただきながら、お話していただきました。

部員からは、「自身が考えたビジネスプランにおける規制の解釈や適用の有無について確認したい」という相談が複数ありました。岡本先生からは、解決手段の一つとして、規制を設ける関係省庁へのコンタクト先などを教えていただいたほか、経済産業省に用意されている「グレーゾーン解消制度」を紹介して頂き、具体的な道筋を示していただきました。

「自分ではどうしてよいのか具体策がわからなかった。これで不安を解消できそう。」　「弁護士の先生と会話ができ、これから相談する時にどういう風にお話すればよいかがわかった。」など、好評な企画となりました。

（当日の様子）

■miyako起業部　定例の部活動～ビジネスプランの壁打ち～

定例のmiyako起業部の部活動もご紹介します。

miyako起業部は隔週土曜日に開催しています。定例の活動では主にビジネスプランの壁打ちをサポートをしています。顧問の熊野正樹先生（神戸大学教授）や講師の塩谷愛先生（株式会社パソナグループベンチャー戦略本部事業開発ディレクター）に加え、参加部員と各自の進捗や課題を共有します。経験豊富な先生たちのアドバイスのほか、部員それぞれの過去の成功例や失敗例などの事例を知ることで、各自の視野や選択肢を広げ、ビジネスプランを磨くことができます。

また部活動における発表機会はビジネスモデルを短時間で説明する練習にもなります。自身のビジネスモデルに対し、深い理解と共感が得られるのか、など振り返ります。ビジネスコンテストなどにおける、審査員や投資家への発表にも役立ちます。今回の部活動では13名がオンラインにて参加。部員各自が進めるビジネスモデルの課題などを壁打ちしました。

■miyako起業部　部員募集中です

起業意欲のある学生・社会人のご参加をお待ちしています！
現在は、月２回土曜日にオンラインにて活動中。
近日、説明会の開催を予定しています。是非お気軽にお問合せください。

お問合せ／京都リサーチパーク株式会社イノベーションデザイン部
中澤（miyako-kigyobu@krp.co.jp）

＜miyako起業部＠KRPとは＞
サッカー部がサッカーをするがごとく、起業部は文字通り起業するための部活動です。スタートアップ型のビジネスモデルでの起業をメインとし、将来IPOやM&AによるEXITを目指す起業意欲のある人は誰でも参加できます。起業部では、チームでビジネスプランを作成し、国内外のコンテストに応募しながら、ビジネスプランをブラッシュアップし、起業に向けて実践的な活動を行います。
顧問に「起業部」の生みの親である熊野正樹先生（神戸大学教授）をお招きし指導いただくほか、国内外の一流の起業家やベンチャーキャピタリスト、大学機関等のネットワークも活かして活動の支援を行います。