平成29年度 第6回再生医療サポートビジネス懇話会 はんなり雑記終了

日時 / 2018年2月22日(木) 16:00~19:00
場所 / KRP 1号館4階 サイエンスホール
講師 / 齊藤 博英 氏(京都大学 iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門 教授)
座長 / 田畑 泰彦 氏(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 生体材料学分野 教授)
講演 / RNAスイッチ:標的細胞の切れ味良い選別と運命制御

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今年度最後になる平成29年度第6回再生医療サポートビジネス懇話会は、
RNAスイッチ:標的細胞の切れ味良い選別と運命制御と題しまして、
齊藤 博英 氏(京都大学 iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門 教授)にお話し頂きました。

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 今回の懇話会はマイクロRNAスイッチのお話です。なんだか難しいフレーズですね。
 齊藤先生はマイクロRNAの技術を使ってiPS細胞から未来医療に必要とする細胞を自由に創りだすことを目的に、研究されていらっしゃいます。iPS細胞にはほぼ無限に細胞増殖できるというメリットがあります。しかしながら、そのデメリットとして、遺伝子が傷つき、腫瘍を形成してがんになる可能性が課題としてあります。また、ほぼすべての細胞に分化できるというメリットは、目的以外の細胞にも分化するため、目的の細胞だけを取り出すことが難しい、という課題もあります。この大きな2つの課題を齊藤先生のマイクロRNAスイッチは解決できる可能性があるということ。なんだかワクワクする話ですね。

 具体的には、マイクロRNAの技術を使って、目的の細胞だけを識別したり、目的以外の細胞を死滅させたりする技術のようです。とても専門的な内容でしたが、齊藤先生が分かりやすく説明して頂くき、会場の方も真剣に聞いていらっしゃいました。講演終了後のQ&Aコーナーでも、多くの方から時間一杯まで質問があり、講演の面白さや参加者の方の興味を大いに刺激するお話だったことが窺えます。

 こうした技術を実用化していくためには色々な企業の方の技術が必要で、講演の後半部は今抱えられている課題をお話し頂き、協力して欲しい技術についてもお話し頂きました。該当する技術をもった企業の方も大いに参考になったのではないでしょうか。
 マイクロRNAスイッチの技術が実用化され、多くの方に医療が届く未来を創造しながら、とても楽しくワクワクする時間を過ごすことが出来た3時間になりました。

再生医療サポートビジネス懇話会は今年度で終了いたします。多くの皆様にご参加頂き、厚く御礼申し上げます。
来年度からは新たな企画を考えておりますので、是非、そちらにご参加頂ければ幸いです。