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平成29年度 第2回再生医療サポートビジネス懇話会 はんなり雑記終了

平成29年度 第2回再生医療サポートビジネス懇話会 はんなり雑記


日時 / 2017年6月7日(水) 16:00~19:00
場所 / 京都リサーチパーク1号館4階サイエンスホール
講師 / 横山 篤司 氏(さくら動物病院 院長 / 長野どうぶつ眼科センター センター長 / 長野どうぶつ再生医療センター センター長)
座長 / 田畑 泰彦 氏(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 生体材料学分野 教授)
講演 / 動物病院での再生医療の現在地と展望


関東甲信・近畿・東海・中国・四国で梅雨入りが発表された日でした。
足元の悪い中、80名を超える皆様にご参加頂きました。

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平成29年度の第2回再生医療サポートビジネス懇話会は、「動物病院での再生医療の現在地と展望」と題しまして、横山 篤司 氏(さくら動物病院 院長 / 長野どうぶつ眼科センター センター長 / 長野どうぶつ再生医療センター センター長)にお話し頂きました。

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今回のお話は動物の再生医療。人への再生医療は研究や医療として進んできていますが、実は動物の世界でも再生医療は進んでいるんです!
今日の登壇者の横山先生は獣医であり、動物の再生医療の専門家。
従来の治療法では治らなかった猫や犬の患者が、再生医療で良くなっていることをお話し頂きました。普段、人への再生医療の話を聞くのに慣れた懇話会の会員の方も、動物への再生医療のお話は初めて聞かれる方が多く、そんなに進んでいるのか!と驚かれた方も多かったと感じます。
また、横山先生は再生医療はあくまで代打である、と言われます。まずは既存の標準治療でしっかり治療し、それで良くなるならそれが一番良い。しかし、それでもだめな時に標準治療と併用したり、代打の方が良い仕事をしてくれる場合もある。患者と飼い主の幸せに繋がる治療は何かを常に考え最適な治療を行う、その一つの手段として再生医療がある、と語られる横山先生からは患者を助けたいという熱い思いが伝わってきました。
しかし、動物の再生医療はまだまだ課題が多いことも事実。細胞の品質検査や解析ツール、新しい細胞培養方法等、そうした課題を一緒になって解決してくれる企業の方が増えてくれることは非常に嬉しい、と横山先生。動物の再生医療に興味を持たれた企業の方、まだまだ解決すべき課題は沢山あります!皆様が動物の再生医療へ参加されるのを獣医師の皆様はお待ちいたしております!
また、獣医師との交流の場として、第13回日本獣医再生医療学会が2018年2月3日、4日に横浜ワールドポーターズで開催されます。
詳しくはこちら→http://jvrm.jp/13th.html


次回、第3回の懇話会(2017年7月21日(金)15:00~20:00) は東京開催です。
LINK-J様の協賛で、日本橋ライフサイエンスビルで開催いたします。
講師として国立研究開発法人 産業技術総合研究所 医薬品アッセイデバイス研究グループ 研究グループ長 金森 敏幸 氏をお迎えし、「Organs-on-a-chipへの期待と技術的課題」をご講演頂きます。
新規の方も、是非ご参加ください! (お申込みフォーム


執筆者 M


再生医療サポートプラットフォーム
http://www.krp.co.jp/sangaku/bio/