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2023/09/01

【防災の日特集】520組織6000人が集う一大ビジネス拠点 京都リサーチパークの防災対策

18棟のビルからなる一大ビジネス拠点、京都リサーチパーク(以下、KRP地区)を運営する京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)では、災害時に高度な防災機能を実現できるよう、地域・行政や入居企業と連携した定期的な防災訓練の実施、および入居テナントの事業活動を継続させるための設備・管理体制の維持に取り組んでいます。KRP地区内には安定したエネルギー供給を行うための設備を有しており、将来の災害による被害リスクの軽減を目指しています。

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KRP地区の特徴

京都市が公開するハザードマップ*1によると、想定最大規模降雨(1000年に1回程度の割合で発生する降雨量)により、河川が氾濫した場合の浸水想定区域(0.5m未満/0.5m3.0m未満の区域)に、KRP地区の西地区北側(下京区中堂寺粟田町91)のエリアが含まれています。
また、京都市内には南北に走る活断層、花折断層があり、これによる地震が発生した場合、KRP地区付近のエリアでは震度6強程度の揺れが予想されています。*2
このような水害・地震による被害リスクのあるエリアで、KRP地区の安全を維持するためにKRPが実施している防災対策について紹介します。

*1京都市防災ポータルサイト 水害ハザードマップ
*2京都市情報館 「花折断層で地震が起きたら」

地域・行政と連携した防災の取組

KRP地区内18棟のビルが連携するため、KRPでは「統括防火管理者」*3を選任し、統括防火管理者のもと、地区の防災・安全に取り組んでいます。また、行政や企業間の連携を強めるため、各消防関連団体にも加盟。さらには地域3学区の自主防災会、行政と事業所との災害時の支援・連携体制の強化を図るための自主防災支援ネットワークを構築しています。
*3テナントビル等の複数事業所が入る建物で、それぞれの防火管理者を統括する者

毎年11月には、KRP地区全体の防火・防災意識向上を目的に、地震を想定した「地区総合防災訓練」を実施しています。昨年度は下京消防署の協力のもと、KRP地区に入居する企業・公的機関から100名以上が参加。訓練を通し、地区全体の安全な環境づくりおよび災害対応力向上を促進しています。

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社員の災害対応力の向上に向けた防災訓練

災害発生時に、KRP地区での各事業を継続させ、安心・安全な環境を維持できるよう、KRP社内全体でも、大規模災害を想定した訓練を定期的に実施しています。下京自衛消防連絡協議会に加盟している企業の一員として、「下京自衛消防隊訓練大会」に毎年KRPから社員が出場しており、日頃から防災知識や技術の獲得に励んでいます。

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また、京都市内で予想される洪水被害から地区を守るための、「止水対策訓練」、大規模の地震の発生を想定した「災害対策本部訓練」を毎年社員全員で実施することで、災害対応力向上を図っています。

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24時間365日安定したエネルギー供給

KRP地区の安定したエネルギー供給体制をご紹介します。

①商用の特別高圧(電圧7万7千ボルト)受電
送電線を地中に埋設しているため、自然災害による停電リスクが抑えられます。

②中圧ガス導管から送られる都市ガスを利用した空調エネルギーの供給
阪神大震災でも途絶えることがなかった信頼性の高い中圧ガス導管によって都市ガスが供給されています。

③ガスコージェネレーションシステムの導入
ガスコージェネレーションシステムは、「発電」と「排熱利用」を同時に行います。エネルギー効率が高く、CO2の排出削減に貢献するだけでなく、節電・電力ピーク対策や電源セキュリティの向上に寄与しています。

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今後もKRP地区における、地域所轄の消防署や各ビルテナント企業さまと協力しながら、防災・減災のための十分な体制構築を推進し、安全・安心な地区運営に尽力していきます。