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開催レポート「MOVE ON」2025年のスマートシティにおける新たな生活スタイルを提案する ~SDGsからパンデミックまで新たな社会課題のソリューションをテクノロジーベースで創造しよう!~(10/17~18)終了

KRP OPEN INNOVATION CLUBのコンテンツの1つ「MOVE ON」を、2020年10月17日(土)~18日(日)の2日間にわたってCanopy(KRP9号館5階)にて開催しました。その様子をご紹介します!

■概要:
・「MOVE ON」とは:
「MOVE ON」とは、企業側が学生に対し、テーマを提示し、学生からアイデア創出を図ることで、企業と学生の共創を目指す企画です。第3回目となる今回は、KRP OPEN INNOVATION CLUB会員である「村田機械株式会社」さまと「株式会社ラック」さまが企業側として参画し、2社で協議をして学生に提示するテーマの設定も行いました。今回は、「2025年のスマートシティにおける新たな生活スタイルを提案する ~SDGsからパンデミックまで新たな社会課題のソリューションをテクノロジーベースで創造しよう!~」をテーマに開催しました!

・学生参加者が目指すところ:
MOVE ONの参加を通じ、起業することの魅力、楽しさ、難しさ、必要なスキル等を知る、また、起業だけでなく事業や社会課題解決を目指します。なお、今回は、「社会課題を解決し、かつビジネスとしても成り立つビジネスアイデアを導き出す」ことに挑戦します。

・企業側参加者の目指すところ・役割:
複数企業が参加するため異業種連携の実現、学生とともに「ビジネスアイデア」を作り上げることを目的とし、そのためのテーマ設定、開催当日の学生メンタリングを行います。

■1日目:
参加学生の皆さんは、前週にオンラインで行ったキックオフで顔を合わせていたものの、直接会うのはこの日が初めてでした。少し緊張感が漂う中、プログラムが始まりましたが、ファシリテーターの塩谷 愛さん(株式会社パソナグループ)によるアイスブレイクで、すぐに緊張もほぐれたようで、チームに分かれてのアイデア出しでは、それぞれの意見を持ち寄り話し合いました。

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今回のMOVE ONでは、「思い描く2025年のスマートシティはどのような世界か?」という問いを出発点とし、3つのグループに分かれて、叶えたい未来を実現するための製品やテクノロジーについて考えました。

どんなテクノロジーが私たちの「夢」の実現を手助けしてくれるか、参画企業である村田機械株式会社さまと株式会社ラックさまのメンター陣、そして京都リサーチパークのメンター陣のメンタリングを受けながら、アイデアを出し合いました。

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午後からはゲストセッションとして「Mira Robotics株式会社」の代表取締役である松井 健さんにもオンラインにてご登壇いただきました。松井さんには、Mira Robotics社の製品である、ロボ×ヒトによる新しいカタチのアバターロボット「ugo(ユーゴー)」の紹介など、最先端の技術についてお話いただきました。松井さんのお話に、学生のみならず企業側からも多くの質問が寄せられていました。このように、企業だけでなく起業家やスタートアップと出会えるのもMOVE ONの特徴です。

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ゲストセッションの後は、再びチーム活動です。先ほどの松井さんのお話やアドバイスを受けて、自身やグループのアイデアをより深めていきました。1日目のプログラムの最後は、中間発表を兼ねたメンター報告です。チームごとにアイデアを発表し、メンター陣のアドバイスを受け、アイデアのブラッシュアップを目指すとともに、2日目の進め方についても決定しました。

■2日目:
そして迎えた2日目。2日目はチーム活動がメインとなり、1日目で出し合ったアイデアを形にしていきます。紙粘土を使用し、チームで考えた製品のモックを実際に作ってみたり、どうすれば自分たちのアイデアが実現に近づくのか、企業メンターから技術的な面でのアドバイスを受けたりと、最終発表に向けて各チーム走り抜けました。

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最終発表では、学生の発表と審査員を交えての質疑応答が行われました。どのチームも、人々の生活をより豊かにするであろう未来のスマートシティを想像し、新しい製品やサービスを考えました。今回は、ソフト面だけでなくハード面での製品アイデアも生み出され、製品のモックも用いながら、様々な側面からチーム独自の視点で提案がされていました。

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受賞チームは下記の通り。

【受賞チーム】

〈村田機械賞〉ストレス解消委員会
2025年は、オフラインコミュニケーションが活発な時代。場の空気が社会を支配するという課題を解決するために、個人の感情を可視化させる「.NUTs(ドットナッツ)」を提供。人間関係で悩まない働き方や業務効率化を提案する。

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〈ラック賞〉なまこ
2025年は効率化された社会であり、スマート農業、漁業が当たり前に。効率化によって生じる、フードロスや自分の意志で選択する機会の喪失といった課題を解決するために、農家が登録した農作物と利用者が登録した自分のこだわりの組み合わせを提案する「農家プラットフォーム」を提供。全ての農家のロスを削減する。

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〈KRP賞〉MoNSTERS,BOX.
2025年のスマートシティにおける新たな学びの形として、「MoNSTERS,BOX.」を提供。風や匂いなど五感で感じるリアルな空間をBoxひとつで体験できる。違う場所にいながら空間を共有できるため、社会的弱者や産後のパパママを助けることもできる。

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■MOVE ONについてのお問い合わせ
「MOVE ON」は、次回開催にむけ、企画を進めています。ご関心のある方は、KRP OPEN INNOVATION CLUB 事務局(innovation@krp.co.jp)まで、お問合せください。