CLOSE
SITE MAP
イノベーションが
生まれる「まち」。
EVENT

イベント

2023/11/28

生物多様性をめぐる事業・社会活動 ―ネイチャー・ポジティブ時代をむかえてー 終了

(CMS)Biodiversity202401_bannerSample3.jpg

生物多様性・生物の生存環境への負荷を減らし、自然資本を回復させつつ事業活動を行う「ネイチャー・ポジティブ経営」が、重要なトピックとなってきています。気候変動対策、カーボンニュートラルと並び、自然資本への配慮・対策を経営課題として意識し、着実な企業価値向上につなげるため、あらためて、生物多様性をめぐる諸問題について認識を広める機会が求められます。そこで、政策・アカデミア・企業のそれぞれの取り組みのご紹介と情報共有を通じ、事業・社会活動をめぐる意見交換の契機とするためのフォーラムを開催します。

●開催日

2024年22日(月)13301710

プログラム--------------------------------------------------------- 
13301335]  開催挨拶

13351405]  ご講演1:政策動向等解説
「ネイチャー・ポジティブ経済の実現に向けた政策動向」
▶浜島 直子 氏(環境省 自然環境局 生物多様性主流化室長)
生物多様性・自然資本の主流化、特にネイチャー・ポジティブ経済の実現に向けた政策動向についてお伝えする。具体的には、施策の方向性と狙い、経済界における動向、国際的な議論・動き、環境省の取組状況、日本国内の政策の検討状況等についてお話する。その上で、企業・学術機関の方々を始めとする地域におけるお取組への期待についても言及する。

14051445] ご講演2:生物多様性×「経済」
「自然の経済価値とネイチャー・ポジティブ経済」
▶栗山 浩一 氏(京都大学 大学院 農学研究科 生物資源経済学専攻 教授)
「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されたことで,2030年までに生物多様性の損失を止め,反転させる「ネイチャー・ポジティブ(自然再興)」の実現が求められている。そのためには,自然への投資がもたらす経済効果を評価する必要がある。本講演では,自然の経済価値を評価する手法を紹介するとともに,企業の生物多様性対策への応用例を示すことで,ネイチャー・ポジティブ経済の実現に向けて今後の方向性を検討する。

14451525] ご講演3:生物多様性×「産業」
「海洋における生物多様性と産業の共存: バイオロギング、受動的音響観測研究の新たな発展可能性」
▶木村 里子 氏(京都大学 東南アジア地域研究研究所 准教授)
海に暮らす生物たちの行動や生態を調査するのは簡単ではありません。しかし、近年では、小型の記録計を動物に装着するバイオロギング、受動的に環境や生物の音を拾う受動的音響観測など、科学技術の進化に伴う調査手法の発展により、海洋大型生物たちの行動や生態の解明が加速しています。これらの研究手法は、環境アセスメントや、生物多様性などのモニタにも利用されるようになってきました。本講演では、欧米等における最新の動向も踏まえて海洋の生物多様性研究と産業利用の広がりについてお話しいたします。


15251605]ご講演4:生物多様性×「社会」
「生物多様性と社会連携」
▶深町 加津枝 氏(京都大学 大学院 地球環境学堂 准教授)
身近な環境における生物多様性の保全には、保全する場を指定するだけでなく、持続的な自然資源の利用や管理が重要となる。地域固有の土地所有・管理形態を尊重した新たな共同管理も求められる。近年、様々な立場の人々、組織が連携した生物多様性の保全、活用のための活動が展開されるようになった。地域の豊かな生物多様性に貢献している活動事例を紹介するとともに、今後の社会連携のあり方を展望する。


16051635] ご講演5:先進取り組み企業からの事例紹介
「生物多様性保全の取組み状況の見える化による活動レベルの継続的向上」
▶北山 二朗 氏(三菱電機株式会社 生産システム本部 環境推進部 次長)
三菱電機の事業所における生物多様性保全活動の定着と活動レベルの向上を狙って、191の評価項目から成る生物多様性ガイドラインを20203月に策定しました。このガイドラインを活用して各事業所の担当者が評価項目について自己診断することで、活動の強みや課題を含めた活動レベルを定量的に把握できる仕組みを構築しました。本講演では、このガイドラインの内容と事業所の生物多様性保全の取組み事例についてご紹介します。

16401710] 交流会(名刺交換会)※現地参加者のみ

----------------------------------------------------------------
*一部の講演者は、オンラインでの登壇となる可能性があります。
*各講演の開始・終了時間は前後する場合があります。

●開催場所

京都リサーチパーク 西地区4号館ルーム1/オンライン視聴受付あり

●主催・協力

主催:京都リサーチパーク(株)

協力:京大オリジナル(株)

●定員

会場参加50名、オンライン参加80

●参加費

無料

●詳細・申込

https://krp-biodiversity202401.peatix.com

開催案内は 20240122生物多様性をめぐる事業・社会活動_案内.pdf

●お問い合わせ先

京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部 (倉地・杉山)

600-8813 京都市下京区中堂寺南町134  MAIL: krp-id@krp.co.jp