2018/04/11

【ナブテスコ株式会社】ナブテスコR&Dセンターってナンデスコ?

「うごかす、とめる」+「みまもる」KRP Pistaから新しいソリューションを世界に発信

 モノを動かしたり止めたりする「モーションコントロール技術」を活用し、独創性の高い製品開発を進めるナブテスコ。その新しい研究開発拠点として、「ナブテスコR&Dセンター」が、KRP地区17棟目のビルとして竣工したKRP Pistaの1階にこのほど開設された。総合的かつ一体的な研究開発マネジメント体制の構築に向かう新拠点について、秋田敏明取締役技術本部長に伺った。 

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幅広い領域でトップシェアを確立研究開発も多様で複雑に

 「うごかす、とめる」。モノを確実に動かし止めるという「モーションコントロール技術」が当社の中核技術です。このキーワードのもとで、高精度で高品質なコンポーネント(機械部品)開発に取り組んでいます。陸・海・空の輸送機器や産業用ロボットを中心に、身近なところでは建物の自動ドアやレトルト食品用充填包装機など、幅広い領域で事業を展開。それぞれに、世界・国内ともに高いシェアを確立しています。また現在は、急速に進化するIoTやAIに対応するために、従来の「うごかす、とめる」に加えて「みまもる」機能、つまりセンシング技術の強化にも努めています。こうした背景のもとで、これまで研究開発機能を置いていた神戸工場では、研究開発事業のための十分な環境が確保しづらくなっていました。それがKRP地区への移転を決めた、そもそものきっかけです。

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NDECからR&Dセンターへ京都を、KRPを選んだ理由とは

 2013年に神戸工場内に開設された研究開発部門「ナブテスコ・デジタル・エンジニアリング・センター(NDEC)」を、まず、2015年にKRP地区に移転。いわば先発隊です。さらに2017年10月に神戸工場内の技術本部の各組織を移転・集約して名称を変更し、新たな研究開発拠点として立ち上げたのが「ナブテスコR&Dセンター」なのです。
 KRP地区を選んだ理由は、まず、約420社の多様な企業が集積するイノベーションハブとしての場の力。地区内だけでもオープンイノベーションが期待できます。また、産学公連携の積極支援や、周辺に大学や研究機関が多いことにも大きなポテンシャルを感じています。電気・電子分野の技術動向や開発ノウハウを熟知した人財の確保も大きなテーマでしたが、すでに採用実績もあげています。
 もう1点、国内8カ所の主要生産拠点のうち6カ所が京都を中心に半径100kmの距離にあり、各事業部門との機動的な連携が強化できることも大きな理由です。これは、京都ならではの立地です。

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ナブテスコR&Dセンター内

多様なミッションを遂行するためさらなるステップアップを計画中

 R&Dセンターに求められる第一の役割は「各事業部の支援」。各事業分野においてトップクラスの品質を確立するための、人財育成も含めた、ものづくりの手伝いです。「新事業の創出」もR&Dセンターの仕事。先発隊の、金属系3Dプリンターによる新たな生産技術の開発は、すでに成果を挙げつつあります。また「グローバル化」にも対応しなければなりません。2017年3月にドイツの企業のM&Aを行いましたが、その狙いの一つは同社が保有する「モデルベース開発」技術の獲得です。システム製品開発の根幹となるこの技術を持つ人財が国内には非常に少ないのが現状で、技術の獲得のため、グローバルな体制作りが急がれます。

 じつはR&Dセンターはまだ完成していません。想定した3ステップのうちの2ステップが完了したばかり。多岐にわたるミッションを遂行するため人財、能力、環境を拡充させたさらなるステップアップを計画中です。

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企業情報

ナブテスコ株式会社 R&Dセンター
入居棟 : Pista棟
TEL : 075-313-1775
FAX : 075-313-1780
URL : http://www.nabtesco.com/
業種分類 : 機械/装置/器具

「KRP PRESS152号(2018年1月発行)より抜粋/2018年4月時点のデータで掲載」