開催レポート

2019/07/3112:45

-成功事例に学ぶ-  令和元年度 京都産学公連携セミナー
「学の知恵を活かしてイノベーションを創出する」

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【目的】
事例紹介による成功のポイントやヒントを紐解くことにより、産学公連携による企業価値(特に中小企業)や企業ブランドの向上を目指した新事業・新商品やイノベーションの創出、および、地域連携による地域社会が抱える課題解決や地域経済の活性化に向けた大学の知恵(研究成果やアイデア)を活用した取組みへの契機の提供。
特に、令和元度の事例紹介では、京都の伝統技術や工芸(友禅染め技術・竹工芸)に焦点をあて、大学の知恵の活用による伝統技術や工芸の新たな展開やリブランディングの契機の提供。

【内容】
新事業や新商品の開発、革新的なイノベーション創出、さらに、技術やサービスの高付加価値化や事業領域の拡大(業容拡大)による企業価値や企業ブランドの向上には、産学公連携は有効な手段の一つである。これまでの国や自治体の様々な産業政策や助成制度により、大企業を中心に産学公連携やオープンイノベーションの意識が高まり、成功事例も報告されている。しかしながら、対象を中小企業、特に京都の中小企業に目を向けると、まだまだ産学公
連携に対するハードルが高く、取組んでいる中小企業は少ない。また、近年、大学の社会貢献として、理工学部を中心とした「産学連携」と並んで、地域が抱える課題解決や地域経済の活性化策としての「地域連携(PBL事業)」が注目されている。

そこで、新事業・新商品開発やイノベーション創出に向け、成功のポイントやヒントを紐解くことにより、京都の強み、資源である「大学の知恵(研究成果やアイデア)」の活用の契機となることを目指し、「京都産学公連携セミナー」を開催した。

今回のセミナーでは、理工系だけでなく、デザイン・芸術系や社文系大学が多く立地している京都の特徴を活かした大学の社会連携(産学連携や地域連携(PBL事業:Project Based Learning)など)活動の実態を紹介するとともに、京都の伝統技術(友禅染め)や工芸(竹工芸)に焦点をあて、大学の知恵の活用(産学連携)にによる伝統技術や工芸の新展開、およびリブランディングの取組み事例について、「産(企業)」と「学(大学)」の立場から、連携に至ったきっかけやメリット、相手に望んだこと、苦労した点やトラブル、成功のポイント、産学連携の課題やアドバイス等を紹介した。さらに、産学連携の開発成果としての友禅印刷技術を使用した紙製品や竹の機能を活かしたアロマディフューザー「Take Reed」の展示も行った。
また、これまで常識と考えられてきた知識や方法論、価値観があてはまらない、従来の事業モデルや知識、成功体験が通用しにくい不確実性の時代に対峙し、新たな価値創造や市場創造、顧客創造により、従来のライフスタイルを変えるような商品やサービスを創出する新しい考え方として、近年注目されている「デザイン思考(Design thinking)」の考え方を紹介した。

【大学の社会連携紹介】
【1】京都大学における産学連携の取り組み
【2】京都文教大学における地域連携・PBL(Project-Based Learning)事業の取り組み

【産学連携の取組み事例紹介】
【1】伝統技術の新展開・・・友禅染め技術の機能性印刷技術への展開
【2】伝統工芸のリブランディング・・・伝統工芸材料としての竹の機能を活かしたアロマディフューザー「Take Reed」

【特別講演】・・・革新的なイノベーション創出に向けて(デザイン思考:Design thinking)
【全体質疑応答・討論】
セミナー全体を通しての質疑応答に加え、各講師からイノベーションの創出や地域の活性化に向けた産学連携や地域連携を推進する上でのポイントや意見、アドバイス、産(企業)への希望等について発言が行われた。

お問い合わせ

TEL : 075-315-8485
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京都リサーチパーク株式会社 KRP WEEK事務局