イベント情報

Re:Vive Demo Day 2021@KYOTO 開催レポート

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Re:Vive Demo Day 2021とは?

株式会社Next Edgeが運営する、関西U29シードアクセラレータープログラムRe:Viveを終えた採択企業4社と関西発のシード〜シリーズA期のスタートップ4社が戦うピッチバトルイベントが秋晴れの10月2日(土)に、京都リサーチパーク地区バズホールにて開催されました。

昨年からスタートしたRe:Vive。1期目に採択された企業は総計で1.1億円の資金調達に成功し、飛躍を続けています。イベント主催者の㈱Next Edge松葉代表はRe:Vive が関西スタートアップエコシステムの醸成、日本を代表するスタートアップを生み出す場となること、そして、登壇する8社への期待を述べました。

近年のコロナ禍の影響でリアル開催のピッチイベントが相次いで中止・延期となる 中で、久しぶりに行われた、起業家と投資家との対面によるピッチイベント。登壇する起業家、審査員となる投資家の皆さまも久しぶりのライブピッチを楽しんでいる様子でした。また、当日は来場者として、起業を目指す学生や、すでに起業している社会人などが集まりました。審査員の方々の多くは、東京を中心の活動エリアとされ、シード期への投資も積極的にされている方々ばかり。関西圏では対面で話す機会は大変貴重なこともあり、イベント中は休憩の時間も多く設けられ、登壇者・投資家・参加者との交流も軽やかに進みます。関西スタートアップエコシステムの熱源が広がる瞬間でした。

また、今回は共催としても運営としても、京都で起業家やスタートアップエコシステム発展に尽力している、一般社団法人京都知恵産業創造の森、京都信用金庫、京都リサーチパーク株式会社、産官金の支援組織が一体となって開催をサポートしました。

本イベントレポートでは、登壇した8社のピッチ概要とグランプリ受賞者のピッチ全文をご紹介します。

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イベント概要
Re:Vive Demo Day 2021 
主催
株式会社Next Edge
共催
yasu株式会社、京都信用金庫、京都リサーチパーク株式会社、一般社団法人京都知恵産業創造の森、株式会社OKPR
後援
京都府 京都市
日時
2021年 10月 2日 (土) 11:00〜18:30
参加者
70名 (学生、社会人、起業家など)
登壇社
8社(Re:Vive 2期 採択企業4社と関西発シード〜シリーズA期のスタートアップ4社)
審査員
East Ventures 大柴 貴紀氏、栖峰投資ワークス 関 兵馬氏、W ventures 東 明宏氏、15th Rock Ventures 中島 徹氏、マイネット 上原 仁氏(予選ラウンドのみ)、マネックスベンチャーズ  和田 誠一郎氏、mint 木暮 圭佑氏(予選ラウンドのみ)、Yazawa Ventures 矢澤 麻里子氏(予選ラウンドのみ)

ピッチイベント〜予選ラウンド〜

いつものピッチイベントとは趣向を変え、1vs1のピッチバトルという形式を取った予選ラウンド。
予選ラウンドにおいて、8社はそれぞれ3分間のピッチ+5分間の質疑応答の時間が与えられます。 審査員は投資をしたいと思うどちらか1社に挙手。選ばれた4社が決勝ラウンドへ進出します。

登壇した8社の皆さま

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株式会社Reizoko https://team-reizoko.studio.site/
社長/CEO 酒井翔平 氏
テーマ:家族の暮らしを支えるライフサポートアプリ"Reizoko"

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株式会社ブイクック https://www.vcook.co.jp/
代表取締役 工藤柊 氏
テーマ:想いのあるヴィーガン商品を届けるブイクックモール

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株式会社Civichat https://civichat.jp/
代表者 高木俊輔 氏
テーマ:申請主義をテクノロジーで是正する 最適な助成等の情報提供や申請をサポート

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株式会社BookBase https://bookbase.jp/
代表取締役社長 近藤雅斗 氏
テーマ:出版業界をDX化 誰でも自作の小説や漫画を掲載し、販売することのできる出版プラットフォーム

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株式会社PeerLodge https://peer-lodge.com/
代表取締役社長 斎藤雅史 氏
テーマ: 情報共有の問題を解決する商談録音SaaS「キクカチ」

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株式会社プレタポ https://pretapo.com/
代表取締役社長 髙山眞太郎 氏
テーマ:ゲームマッチングアプリ「ピット」

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株式会社CLOUD https://cloud-jp.net/
代表取締役 岸野匡兼 氏
テーマ:シーシャを吸う空間/時間を提供するD2CブランドCLOUD ECショップ

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株式会社fixU https://fixu.jp/
代表取締役社長 山岡 源 氏
テーマ:店舗ビジネスの"あたりまえ"をアップデートする 店舗運営完全サポートシステム

ピッチイベント〜決勝ラウンド〜

予選ラウンドを勝ち抜いた企業は、

・株式会社ブイクック
・株式会社PeerLodge
・株式会社BookBase
・株式会社fixU

以上の4社。
決勝ラウンドは1企業5分間のピッチ+7分間の質疑応答のピッチを改めて行います。審査員は各自がもつ100ポイントを各社に配点し、審査員より高得点を得た1社がグランプリに選ばれます。予選ラウンドでは伝えきれなかった事業のインサイトや今後の展望などを5分間のピッチに込める各社。審査員からも予選よりも踏み込んだ質疑応答が繰り返されました。そして、審査員から最高得点を獲得し、Re:Vive Demo Day 2021栄えあるグランプリに輝いたのは

株式会社ブイクック https://www.vcook.co.jp/ 代表取締役 工藤柊 氏でした。

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以下は決勝ラウンドでの発表をお伝えいたします。

株式会社ブイクック ピッチ全文

改めまして株式会社ブイクックの工藤柊と申します。よろしくお願いします。僕自身高校3年生から、環境問題と動物倫理を理由にヴィーガンという生活を実践している中で、不便さであったりとか、周りの人のなかなか大変という声を聞いて、去年の4月に株式会社ブイクックをヴィーガン生活を支えるプラットフォームを運営するスタートアップとして設立しました。

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現在、ヴィーガンレシピの投稿サイト「ブイクック」や、先ほどご紹介できなかったのですが、ヴィーガン惣菜のサブスク「ブイッククデリ」をしていて、こちらは1万食を先月達成していて、労災病院などでもコラボで提供しています。そこから派生させて、今月11日にヴィーガンのマーケットプレイス「ブイクックモール」をリリースする予定になっています。今回はこちらを中心にお話しします。

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まず背景として、地球温暖化をはじめとした、環境問題は、対応を遅らせる余裕も言い訳している余裕もない、というほど深刻になっています。その地球温暖化の理由の温室効果ガス排出原因の18%が畜産業に由来していると言われていて、そういう情報を知ったりとか、他にも健康や、動物倫理というところからヴィーガンを選択する人が世界的に増えてきております。

ブイクック_ピッチ資料_20211002-7.jpg実際に、日本でも2017年から19年にかけて2倍になっていたりとか、ヴィーガンの人口は日本で、2.1%、ベジタリアンを含めると5.7%というような、多さになっております。

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一方で、僕の友だちに言われた言葉なんですが、そういう風に課題意識をもってヴィーガン生活を始めてみたいと思って、始めたんだけれど、「環境が整っていない」、「選択肢がない」、だとか、「人間関係によってやりたいライフスタイルを選択できない」、であったりとか、ヴィーガン生活を始められないという問題があります。このようなことを感じて、3年前にヴィーガンやベジタリアンの方300名以上に全国を回ってお会いしてきて、実際の課題感を掴んできてきました。情報格差やアクセスのしにくさ、であったりとか、料金が高い、などの理由がある中で、日本の段階だとまだ、情報格差、得たい情報が得られず、続けられない、始められない、ということを解決していこうというのを僕たちは考えています。ヴィーガン生活を支える情報の格差を解決して、ヴィーガン生活を支えるヴィーガンのプラットフォームをつくることで、ミッションである、"誰もがヴィーガンを選択できる社会を作ろう"と活動しております。

ブイクック_ピッチ資料_20211002-15.jpgこのような背景があって、実際に「ブイクック」というレシピの投稿サイトでいうと、投稿者がいて、ユーザーさんがいらっしゃって、レシピ数も順調に伸びていて、それをご紹介するインスタのアカウントも合計10万人のフォロワー数にも達しています。

これから始めるのが、「想いのあるヴィーガン商品を届ける」というコンセプトで、モール型のECサイトを作ろうとしておりまして、出店者が出店する形で、ユーザーさんにとっては検索しやすい、まとまっているから楽ということで、使っていただける想定をしております。実際のターゲット、最初のターゲットに関しては、ヴィーガンを始めようとしているところ、始めたばかりというところ、(つまり)ヴィーガンの初心者をターゲットにしていて、"実際に何が食べられるのかわからない"であったりとか、"食べたいものがあるけれど、どこで売っているのかわからない"というところへアプローチしていきたいと考えております。

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6月に1ヶ月お試しで開催してみた結果です。実際に200名以上の方に利用していただいて、中には40商品以上まとめて購入するなどのアクティブなユーザーさんも観測しております。出店者の方なのですが、出店料や月額料はいただかず、販売が決まった段階で、手数料で売り上げを立てるというモデルにしているのですが、現在、30店舗すでに決まっていて、これから毎月10店舗ずつ来月以降増やしていこうと考えています。

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ポジショニングとしては、モール型ということで商品数を増やしつつ、ジャンルを特化する、というところで差別化しながらも、当事者による運営チームでやっているので、確度や速度の早い仮説検証を僕たちが中心となってできているコミュニティの方々もサポートしていただきながら、やっていこうとしております。

ブイクック_ピッチ資料_20211002-26.jpg実際のロードマップに関してです。今月以降、β版をリリースして以降、まずはユーザー、出店者ともにアクティブになっていくというところを追求していきつつ、それが確実にできた、という段階で商品数を増やす、あったりとか、ジャンルを食品以外に拡げていく、というふうに考えています。

ただ、これまでやってきたレシピやお買い物、だけではなくて、外食、暮らし、であったり、仕事など他の市場にもどんどん拡げていって、ヴィーガンの全ての課題を解決するスーパーアプリになっていこうというふうに考えております。

誰もがヴィーガンを選択できる社会をつくるブイクックでした。ありがとうございます。

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(ピッチ終了)

まとめ

株式会社ブイクックの皆さま、グランプリ受賞おめでとうございました!

登壇した8社は、それぞれ事業内容も起業ステージも異なる企業でした。どの事業も魅力的であり、成長性を感じました。また、久しぶりのピッチは創業者の力強いメッセージが伝わり、対面でのコミュニケーションの素晴らしさを改めて実感できました。クロージングにて、Re:Vive共同代表である鈴田氏が、Re:Vive第一期では叶わなかったピッチイベントを今年開催できた喜びと、登壇した8社は今後日本を担っていく企業だ、絶対成功する企業だと信じている、と力強いメッセージを発信したことも印象的でした。

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