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2026/10/21

【HVC KYOTO 2026 再生医療ビジネスシンポジウム】細胞に対するバイオテクノロジーとして再生医療をみると面白い ~細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものを考えてみよう~

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HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)は、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)・京都府・京都市・京都リサーチパーク株式会社が主催する、ヘルスケア領域における革新的な技術を持つ国内外のスタートアップと、オープンイノベーションに積極的な国内外の事業会社や、ベンチャーキャピタル・インキュベーター等からなるHVCパートナーが集まるイノベーションプラットフォームです。

HVC KYOTOにこれまで参加されたスタートアップは213件(起業前の研究者含む)、そのうち約2割が再生医療関連と、再生医療は新ビジネス創出の一角を占める重要なテーマです。長年、バイオ・医療・材料化学・医工連携の先端研究に係る知見を共有し、広義で再生医療の議論を深める機会として、京都大学 田畑泰彦先生に監修いただいてきた当シンポジウムも、2021年よりポストイベントに位置づけ開催しています。

今回は関西医科大学 学長特命教授の升本 英利氏から「iPS細胞で心臓をつくり、鍛え、治療につなげる ―次世代心臓再生医療の社会実装へ―について」、また、日本毛織株式会社の島田 直樹氏からは「繊維加工技術から挑む再生医療と創薬支援-ゼラチンハイドロゲル不織布『Genocel®』の創出と展望-」をテーマに基調講演をいただく他、プログラム後半では、業界の最前線を走るスタートアップをはじめとする産官学のキーマンによる情報提供、毎年恒例のここでしか聞けないパネルディスカッションをお届けします。
終了後には参加者懇親会も開催いたします。是非、ご参加ください。

日時

2026年12月16日(水)10:00~17:30(開場9:30)
※プログラムはPeatixをご覧ください。

モデレーター

<オーバービュー>

田畑泰彦1.jpg

京都大学大学院医学研究科 細胞バイオテクノロジーグループ 特任教授
田畑 泰彦 氏
テーマ:「細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものを考えてみよう」
再生医療とは、体本来のもつ自然治癒力を高める先端医療の一つである。この自然治癒力の基である細胞の増殖、分化能力を高めることで、再生医療は可能となるであろう。再生医療は再生治療と再生研究からなる。再生医療とは細胞能力を活用した先進治療であり、再生研究とは再生治療を科学的に支える基礎生物医学研究と創薬研究である。いずれに対しても、細胞能力を高めるための周辺環境を作り与える細胞バイオテクノロジー技術が必要不可欠であることは疑いない。本講演では、再生医療(再生治療と再生研究)を細胞バイオテクノロジーとしてとらえ、細胞と触れて用いるバイオマテリアルの再生医療における重要性について議論したい。

講師紹介

<基調講演1>
写真_升本英利.jpg
関西医科大学
医学部 心臓血管外科学講座・学長特命教授
升本 英利 氏

テーマ:「iPS細胞で心臓をつくり、鍛え、治療につなげる ―次世代心臓再生医療の社会実装へ―」
重症心不全に対する再生医療では、iPS細胞由来心筋細胞を用いた治療開発が進む一方、移植細胞の生着、成熟、血管化、宿主心筋との電気的・機能的統合など、さらなる治療効果向上に向けた課題が残されている。私たちは、心筋細胞に加えて血管内皮細胞や壁細胞を組み合わせた三次元心臓組織・心臓オルガノイドを構築し、組織工学的アプローチによる血管化・成熟化を通じて、より生体心臓に近い機能を備えた移植組織の開発を進めてきた。近年は、物理刺激による心筋成熟化、前血管網を備えた心臓組織の構築、疾患モデル・薬剤評価系への展開も進めている。本講演では、これまでの研究成果を概説するとともに、細胞を「移植する」治療から、機能的な組織を心臓に「組み込む」再生医療への発展、大動物でのPoC、製造・品質管理、再現性・安全性の確保、産学連携を含む社会実装に向けた課題と展望について紹介する。心臓再生医療が次の段階へ進むために必要な技術的・実装上の論点を共有したい。

<基調講演2>
写真(日本毛織 島田).jpg
日本毛織株式会社 
研究開発センター 主任
島田 直樹 氏

テーマ:「繊維加工技術から挑む再生医療と創薬支援 -ゼラチンハイドロゲル不織布『Genocel®』の創出と展望-」
当社は、次の10年を見据えた新たな挑戦としてメディカル分野を掲げ、長年培った不織布等の繊維・高分子加工技術を活かし、再生医療の産業化に貢献する医療関連素材の事業化を推進しています。本講演では、異業種からの参入経緯や開発体制の構築に触れつつ、高い強度と空隙維持性、優れた酸素透過性を兼ね備え、細胞の3次元培養や組織再生を強力に支えるゼラチンハイドロゲル不織布『Genocel®』の細胞培養足場材(スキャフォールド)としての特徴をご紹介します。さらに、ゼラチンハイドロゲル不織布を使用した組織再生や神経再生に関する基礎研究や特定臨床研究(顔面神経麻痺や嗅覚障害の治療)に代表される再生医療分野での応用から、ヒトiPS心筋細胞を活用した『Genocel Cardio Plate』による創薬・安全性評価領域への展開まで、最新の取組と今後の展望をご紹介します。

<情報提供>
髙橋氏.jpg
株式会社ビジョンケア
代表取締役社長

高橋 政代 氏
テーマ:「治験万能主義を超えて」
新しい治療を患者に届ける仕組みが、世界的に課題があきらかとなってきて転換点を迎えている。開発費の高騰や薬価・企業戦略が複雑に絡み、承認されても患者に届かないことも生じている。一方、再生医療や細胞治療、手術と一体となった治療では、均一な工業製品を前提とした従来型の治験だけでは、その価値を十分に評価できない。治療そのものを臨床の中でQuality Improvement(QI)しながら成熟させる仕組みが必要である。日本には、そのための制度的な「部品」はすでに存在するが、医療だけでなく、保険、産業まで含めてデザインする必要がある。日本発の再生医療を、持続可能な医療と新しい産業の両立につなげる道を考えたい。


畠氏.JPG
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング
相談役

畠 賢一郎 氏
テーマ:調整中

渡邊氏.jpg
大阪大学大学院
医学系研究科 小児成育外科 教授

渡邊 美穂 氏
テーマ:調整中



佐藤氏.JPG
日本再生医療学会 理事
データベース委員長 (国立医薬品食品衛生研究所 副所長)
佐藤 陽治 氏
テーマ:「再生医療等安全性確保法下での治療としての再生医療等の質向上の道は?」
再生医療等安全性確保法下で「治療」として提供される再生医療等には、データ収集が「研究」と見なされる懸念から診療改善が滞り、エビデンスが不十分なまま継続されてしまうリスクがある。対策としては、「医療の質向上(QI)」活動の制度的位置づけが挙げられる。具体的には、過去の臨床的示唆に基づくタイムスタンプ付きの「QI観察方針」に従い観察項目を標準化し、日常診療から高品質なリアルワールドデータ(RWD)を蓄積する。このRWDを基に「後ろ向き臨床研究」で再評価を行い、診療プロトコルの改善や前向き臨床研究へ還元する。この知識循環プロセス(学習型医療システム:LHS)を構築することで、患者保護、柔軟な診療改善、および標準治療開発の両立が可能となる。


山室氏.jpg
経済産業省
商務・サービスグループ生物化学産業課長
山室 芳剛 氏
テーマ:「再生医療の産業化促進に向けた経済産業政策について」
再生医療は今後国内外での市場拡大が期待されている非常に重要な分野の一つであり、経済産業省では、これまでに再生医療の産業発展に向けた研究開発や再生医療等製品の国内製造拠点(CDMO)の整備、製造人材育成の支援等を進めてきた。
本年7月に決定した「日本成長戦略」では、重要分野として、「合成生物学・バイオ」や「創薬・先端医療」を掲げているが、本講演では、経済産業省が進めている再生医療の産業化促進に向けた足元の取組や、日本成長戦略に基づく今後の方向性について紹介する。

※資料配布はございません。ご了承ください。

場所

 京都リサーチパーク KRP西地区 4号館地下 バズホール
 https://www.krp.co.jp/access/map.html


対象

 ・製薬・バイオ・モノづくり等の企業や研究者の方
 ・当該領域のスタートアップに関心がある方や今後起業を目指している研究者の方
 ・ライフサイエンスの異分野連携を目指す方 等


参加費

 無料


定員

 200名
 (定員に達し次第受付終了。最終申込受付〆切は、2026年12月2日)


申し込み

 Peatixよりお申し込みをお願いいたします。
 https://hvc2026post.peatix.com


主催

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)、京都府、京都市、京都リサーチパーク株式会社


共催

京都大学成長戦略本部、京都大学イノベーションキャピタル株式会社


後援

厚生労働省、経済産業省 近畿経済産業局、特許庁、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)、独立行政法人中小企業基盤整備機構 近畿本部、大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、京都商工会議所、神戸商工会議所、公益財団法人京都産業21、公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(FBRI)、公益社団法人京都工業会、関西医薬品協会(KPIA)、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議、NPO法人日本MITベンチャーフォーラム(MIT-VFJ)、一般社団法人LINK-J、関西イノベーションイニシアティブ(KSII)、一般社団法人inochi未来プロジェクト、一般社団法人京都知恵産業創造の森、大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム、バイオコミュニティ関西(BiocK)、合同会社SARR


お問合せ先

 京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部
 E-Mail:hvckyoto@krp.co.jp