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イノベーションが
生まれる「まち」。

2016/09/30

パネルディスカッション~エコシステムの先駆者から京都への提言

J&J INNOVATION, スタンフォード大学, LabCentral
モデレーター:在日米国商工会議所 特別顧問 岩村スティーブ氏

協賛各社およびKRP テナントによる併設展を実施した隣の会場でのコーヒーブレークの後、パネルディスカッション がありました。在日米国商工会議所 特別顧問の岩村スティーブ氏をモデレーターに、Dong Wu 氏、Johannes Fruehauf 博士、Daria Mochly-Rosen 教授がパネリストとして登壇しました。
「ヘルスケアにおける起業家として成功するためにどんな能力が必要か」との質問に対し、Mochly-Rosen 教授は 「第一に柔軟性と謙虚さが必要です。何を分かっていて何を分かっていないかが、分かっていること。そして、強い意志と熱意。我々が提供する環境で成功するためには、強く自分を信じて、世界に良い貢献をしたいと思ってほしい」との認識を示しました。Dong Wu 氏とJohannes Fruehauf 博士は、チームワークも重要と回答しました。
業界のアドバイザーと大学サイドのマッチングについては、原則、個人のマッチングはしないという認識で3 人が一致 しました。そして、「出くわす」ことで新たなアウトプットが生まれ重要な価値を共有できるので、「出くわす」機会をいかに提供するかが重要だと話がありました。また、長期的な関係を築いた結果生まれる信頼が、成功のカギにもなるとの意見もありました。エコシステムをつくるにあたって京都への提言として、Mochly-Rosen 教授からは「SPARK をすぐに、ここで、始めてください」。Johannes Fruehauf 博士は「長期的視点を持つこと。何をつくりたいかを考えて、しっかり決断すること。短期的に結果が出ないからとフラストレーションを抱えないことが大事」であり、そのうえで「積極的に多くの仲間を取り込んで、よりオープンな起業家精神を受け入れ、文化を変えていってほしい」と呼びかけました。Dong Wu 氏は「我々の戦略とフィットした人がいれば、協力していきたいと思う。日本のアーリーステージのイノベーションは我々のメカニズムと異なるが、ぜひ京都でも連携したいし、将来的に何かコラボレーションの可能性があれば、そのパートナーとして選ばれたい」と強調しました。

盛況のなか幕を下ろしたHVC KYOTO プリカンファレンス。ヘルスケア分野でのイノベーションエコシステムの創出が進むよう、来年以降、年1 回の定期開催を目指します。

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