2016/10/02

LabCentralについて

LabCentral 代表 Johannes Fruehauf 氏

続いて、米国Boston 発のバイオベンチャーを創る新しいビジネスモデル「LabCentral プログラム」について、代表のJohannes Fruehauf 博士から紹介がありました。「昨今は、ベンチャーキャピタルの投資額が減少、大手製薬も社内R&Dを縮小しています。一方で、大学を卒業したての若者にとって、起業家として研鑽を積んで自分の企業を立ち上げることがCool だというトレンドが起こっています」。また、クラウドコンピューティングの普及やコ・ワーキングモデルなどシェアリングエコノミーが広がり、起業しやすくなっていることもこの新しいモデル成功の背景にあります。 こうした流れをチャンスと捉えた、バイオラボのシステム。物理的なスペースのニーズをすべて満たした上で、インフラを整え、多岐にわたる許可申請などもすべてLabCentral がサポートし、さらに、サイエンスからビジネスを生み出すための各種研修も行っています。
「従来のモデルでは、起業するのに何百万ドルもの資金が必要で、準備に数か月かかった。しかし、LabCentral では、数日間で立ち上げられ、ラボのレンタル料さえ払えば研究開発に着手できる環境を提供しています」。また、LabCentral 入居に際しては、厳しい審査をしていて、申請される案件の20%しか通りません。80%は入居できないため、「LabCentral入居が選ばれし者の証しになるので、パートナー企業や投資家から"認められる" のです」。

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Johannes Fruehauf 氏
LabCentral 代表
Johannes Fruehauf 氏は、LabCentral 経営の全責任を負う。内科医で、成功を収めたバイオテックの起業家でもある。LabCentral に先駆け、MIT とHarvard 大学に程近いKendall quare にスタートアップやヴァーチャルカンパニー用の研究施設Cambridge Biolabs を設立した。ViThera Pharmaceuticals および Deltix and Cequent Pharmaceuticals の共同設立者でもあり、数えきれないほどのライフサイエンス系の企業および非営利団体の役員や顧問をしている。ドイツのFrankfurt 大学医学部卒業、 Heidelberg 大学でPhD 取得。
LabCentral について
LabCentral は、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学のあるマサチューセッツ州ケンブリッジの中心部に位置する民間NPO 運営のバイオベンチャー育成拠点である。最大25 社が入居でき、初期のバイオベンチャーに必要不可欠な研究開発・オフィススペース、経営・技術サポートなどを提供している。様々なバイオ実験に利用可能な設備を共同利用できるオープンラボを中心に、専用スペースも完備しており、入居と同時に研究開発に専念できる環境が整っている。
http://labcentral.org/


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