CLOSE
SITE MAP
イノベーションが
生まれる「まち」。

2023/06/12

【プレスリリース】海外市場へ挑む採択スタートアップ22社発表 HVC KYOTO 2023 日本最大級のヘルスケア特化型ピッチ

独立行政法人日本貿易振興機構(以下、JETRO:京都貿易情報センター所長 庄秀輝)、および京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社長 門脇あつ子)は、京都府、京都市と連携し、ヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォーム「HVC KYOTO 2023」のDemoDay202376日〜7日の2日間で開催します。HVC KYOTOは、日本国内に留まらず世界を舞台にヘルスケア分野で活躍するスタートアップを輩出するため、2016年の開始当初から海外の大学・VC/インキュベーター・スタートアップと連携し、全編英語によるピッチを行ってきました。8年目となる本年は「Biotech」と「Medtech」の2部門に分けて22社のスタートアップを採択。登壇するスタートアップは、開催期間中、アドバイザー・パートナーとして参画するグローバル製薬企業等へのピッチや個別商談に臨みます。

事前申込者へピッチ・基調講演の収録映像を後日配信します。ヘルスケア分野で起業を目指す方、スタートアップとのパートナリングにご関心がある方、是非お申込みください。

事前申込:https://hvckyoto2023.peatix.com

■8年目のHVC KYOTOが描くイノベーションの形

HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)は、海外展開を目指すヘルスケア領域のスタートアップや起業志向の高い研究者、および彼らをサポートする、Open Innovationに積極的な事業会社、投資家、インキュベーター等が、相互に連携し高め合うための"イノベーションプラットフォーム"です。

通年のプログラムの中でも、毎年7月に開催するDemoDayでは、グローバル市場に打って出るべく、全編英語によるピッチを行ってきました。過去7回の開催で、延べ140件のピッチを実施。登壇者は、DemoDayでの発表後に、大型事業提携や各種顕彰、資金調達など、目覚ましい活躍に繋がっており、ヘルスケア分野のスタートアップ・研究者の登竜門としても認知されつつあります。

本年は新たに部門を設け、Biotech部門とMedtech部門に分けて22社のスタートアップを採択。各部門の専門家をアドバイザーにお迎えしました。医療機器やデジタルヘルスなどのシーズに対するグローバルでの注目の高まりとHVC KYOTOへのエントリー増加を受けて、採択スタートアップの支援を強化し、より専門的なメンタリングを可能としています。

■DemoDayについて

今年のDemoDayはコロナ対策の緩和を受け、スタンフォード大学教授や外資製薬企業の有識者など海外ゲストも京都の現地会場での参加が決定。 1日目には、パートナー事業会社とスタートアップとの個別商談会、およびレセプションパーティーを開催し、HVC KYOTOのイノベーションプラットフォームを体感していただきます。2日目はピッチと基調講演を開催し、最新の知見や技術に触れていただきます。一般の方は、事前申込により、2日目のみ収録映像の後日ご視聴が可能です。奮ってお申込みください。

DemoDayはこんな方におススメ~

・スタートアップとのパートナリングに関心がある大企業の経営層や経営企画部の方
・投資先スタートアップを探索したいVCCVCの方
・今後起業を目指しているアカデミアの研究者の方
・大学の技術移転を促進したい産学連携部門の方

■採択スタートアップ

本年も多数の応募があり、22社のスタートアップが選考を通過し採択されました。DemoDayではさらに審査を勝ち抜いた約1015社がピッチ予定です。「Biotech部門」は主に創薬・バイオ・再生医療などの事業を対象とし、「Medtech部門」は主にデジタルヘルス・医療機器などの事業を対象とします。

採択スタートアップ 事業概要一覧

スタートアップ_事業概要一覧_アートボード 1.png■プログラムディレクター 橋本遥よりご挨拶

281868646_1400373817147644_3112868324108718832_n.jpg

優れた研究成果を社会実装し享受する。
この共通のミッションを達成する過程で、産学での共同研究や大学発スタートアップの設立があります。しかしこれら全体を含むライフサイエンス分野のスタートアップエコシステムには、ヒト・モノ・カネの各面で依然として課題があります。その状況下、日本では近年、科研製薬によるARTham TherapeuticsM&AなどIPOではないEXIT戦略が選択されるようになり、また技術ライセンス契約やアセット導出契約も増加の兆しにあります。また外資系企業による日本の大学およびスタートアップシーズの大型契約が進んでいる状況からも、特にライフサイエンス分野においては事業推進における国境のハードルはますます低くなり、グローバル化が加速しています。

茶道の精神を表す言葉に「和敬」がありますが、これは互いに心を開いて敬い合うことを示します。
協業のきっかけ作りや成立・投資の実行と事業推進など、個人の熱意と推進力が特に重要であるスタートアップ業界において親和性の高い精神であり、従来型の選ぶ/選ばれる・支援する/されるという関係性を超えた、各ステークホルダーが胸襟を開き提供できるスキル・自社に出来ないことを明らめる関係性への昇華が必要だと考えています。

8年目を迎えるHVC KYOTOでは、5月~6月のアドバイスセッションでスタートアップ・事業会社・投資家それぞれの課題をシェアし、事業を前に進めるための議論を行います。7月のDemoDayではスタートアップの魅力を広く伝えるとともに、新コーナーとして、ピッチを受けて事業会社や投資家らが事業への期待や出口戦略、課題意識および解決策の素案を議論する機会を設けることで、エコシステム当事者らが連携を強めるとともに、スタートアップ業界に興味を持つアカデミア研究者や経営者候補に手を挙げる企業従業員を増やすことに挑戦します。

またBiotechMedtechの二部門化により、現在のシーズ創出状況をよりリアルに反映し市場にお披露目することにも努めてまいります。
HVC KYOTOがエコシステムの進化の一翼を担い、優れた研究成果を社会実装することに貢献できることを願っています。

<橋本遥 略歴>
株式会社Convallaria 代表取締役
スタートアップの投資・支援を行う。注力領域はバイオ・ヘルスケア・アグリ・IT。また京都大学らと共に大学シーズと事業会社ニーズのマッチングプラットフォームSeeds-Hubを開発している。DeNA 新規事業、Digital Garageでのバイオ・ヘルスケアへの国内外投資およびアクセラレーションプログラムの立ち上げを経て現職。京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 修士課程修了

■リードアドバイザー 小栁智義よりメッセージ

koyanagi2020-1.png
ヘルスケアスタートアップの成功とは何でしょうか?

経済的な成功はもちろんですが、治療法がなく困っている患者さんや、今回のパンデミックのような社会の健康課題に取り組み、解決に向けて熱意を持って動き続ける集団を生み出すことも大きな成功だと思います。

スタートアップのエコシステムは政府の強力なバックアップもあり、あと少しで大きな医療産業の基盤として変貌を遂げようとしています。2023年、HVC KYOTOは過去7回の経験を更に共有するために、年間を通じたコミュニティとしての活動へと移行します。DemoDayでは登壇企業の魅力をPRするとともにグローバル市場で成長するための方策を一緒に探ります。

<小栁智義 略歴>
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構(iACT) ビジネスディベロップメント室長 特定教授
"HVC KYOTO"2016年開始)、"Research Studio powered by SPARK"2018年開始)など、アカデミア発医療系スタートアップのトレーニングを数多く手掛ける。スタンフォード大学にてTranslational Researchの教育プログラム"SPARK"を設立したMochly-Rosen教授に師事。帰国後は多国籍企業での営業・マーケティング職、創薬、再生医療ベンチャーでの事業開発職を歴任。京都大学、筑波大学で、複数のジョイントベンチャーおよび、スタートアップ企業創出に関わった後、20229月より現職。筑波大学つくば臨床医学研究開発機構研究員を兼務。経済産業省プログラム「始動Next Innovator」第1期。大阪大学卒。

■開催概要

1.名称:HVC KYOTO (Healthcare Venture Conference Kyoto)2023 DemoDay
2.日時:202376() DemoDay1(個別商談会・レセプションパーティー)
     202377() DemoDay2(ピッチ・基調講演)
3.会場:KRP4号館 地下1階「バズホール」他 (京都市下京区粟田町93
4.内容:スタートアップによるピッチ、国内外の有識者による基調講演、ネットワーキング、個別商談会(採択スタートアップとパートナーのみ)
5.言語:英語(同時通訳あり)
6.参加・視聴お申込み:https://hvckyoto2023.peatix.com
DemoDay2は事前申込者へ収録映像を後日配信しますので、Peatixよりお申込みください
DemoDay2に現地参加をご希望の後援機関・HVC過去登壇スタートアップの皆様へは別途ご案内いたします
※ご取材いただけるメディア関係者の方は末尾記載の事務局までご連絡ください
7.主催:独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、京都府、京都市、京都リサーチパーク株式会社
8.プログラムディレクター:橋本遥(株式会社Convallaria 代表取締役)
9.リードアドバイザー:小栁智義(京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構(iACT)ビジネスディベロップメント室 室長 特定教授)
10.アドバイザー:
Dan WangJohnson & Johnson INNOVATION, Asia Pacific, Head
・稲村誠一(中外製薬株式会社 事業開発部 テクノロジーパートナリンググループ長)
・小川聡(TMI総合法律事務所 京都オフィス)
・笠原幹夫(ロシュファーマジャパン 医薬パートナリング本部 アジアパートナリング事業開発ディレクター)
・河野修己(京都大学イノベーションキャピタル株式会社 事業企画部 部長 兼 投資部 マネジャー)
・河野剛志(日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 神戸医薬研究所 事業開発&ライセンシング (日本&東アジア担当)ライセンシングマネージャー)
・楠淳(ヤンセンファーマ株式会社 シニアディレクター カントリーリード・ジャパン アーリー・イノベーション・パートナーリング)
・佐竹晋(独立行政法人日本貿易振興機構 京都貿易情報センター 産学連携コーディネーター)
・野口昌克(サナメディ株式会社 事業開発部 部長)
・森口悠(大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 国際医療センター 特任講師)
・山寺純(株式会社Eyes, JAPAN 代表取締役社長)
11.基調講演:
Daria Mochly-RosenPhD, Professor, Stanford University School of Medicine,Founder and co-director, SPARK Translational Research Program
 「演題:調整中」
Harm-Jan BorgeldHead of Asia Partnering, Roche Pharma Partnering
 「演題:Innovation from Asia: Global Pharma Perspective」
12.共催:関西イノベーションイニシアティブ(KSII)、京都大学産官学連携本部(SACI)、京都大学イノベーションキャピタル株式会社
13.パートナー:

パターン②.png

<事業会社等>アステラス製薬株式会社、株式会社WuXi App Tec Japan、株式会社ジェイテクト、シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社、Johnson & Johnson Innovation、株式会社SCREENホールディングス、住友理工株式会社、中外製薬株式会社、豊田合成株式会社、日本たばこ産業株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、バイエル薬品株式会社、Becton Dickinson Holdings、マルホ株式会社、Roche
※株式会社村田製作所も個別商談会に参加

VC・支援機関等>公益財団法人川崎市産業振興財団、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)、TMI総合法律事務所、東急不動産株式会社、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社
※法律事務所ZeLo・外国法共同事業、株式会社PR TIMESはスタートアップへの参加特典としてインフラやバックオフィス等のサービスを優先提供

14.後援:近畿経済産業局、大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、大阪商工会議所、京都商工会議所、神戸商工会議所、公益財団法人京都産業21、公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構、公益社団法人関西経済連合会、公益社団法人京都工業会、一般社団法人京都知恵産業創造の森、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、NPO法人「関西健康・医療学術連絡会」、関西健康・医療創生会議、関西医薬品協会(KPIA)、NPO 法人日本 MITベンチャーフォーラム(MIT-VF)、合同会社SARR、バイオコミュニティ関西(BiocK)

HVC KYOTOとは

HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)は、海外展開を目指すヘルスケア領域のスタートアップや起業志向の高い研究者、および彼らをサポートする、Open Innovationに積極的な事業会社、投資家、インキュベーター等が、相互に連携し高め合うための"イノベーションプラットフォーム"です。なかでも、DemoDayで開催する、登壇スタートアップによるピッチは全て英語で行い、京都から世界へ羽ばたく登竜門となっています。20233月には、特許庁が運営する知財全般に関するめざましい取組をしたプレイヤーが表彰される「IP BASE AWARD」において、HVC KYOTOがエコシステム部門「奨励賞」を受賞しました。

■京都リサーチパークとは

全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて520組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。

【本リリースに関するお問合せ】
独立行政法人日本貿易振興機構 京都貿易情報センター 佐竹
e-mail:KYO@jetro.go.jp 

京都リサーチパーク株式会社 イノベーションデザイン部 長田
e-mail: hvckyoto@krp.co.jp