「京都大学ネイチャーポジティブスクール2025」を開講しました終了

京都大学ネイチャーポジティブスクール2025~“企業のための生物多様性”を学べる短期集中講座~
2025年10月20日(月)~12月4日(木)、京都リサーチパーク(およびオンライン)にて「京都大学ネイチャーポジティブスクール2025~“企業のための生物多様性”を学べる短期集中講座~」を開催しました。下記のとおり、TNFDに関する概論から最終提言(LEAPアプローチなど)、環境負荷のコスト換算ツールの実習、さらには先進企業事例まで、各界でご活躍の講師陣から体系的かつ実践的に学ぶ講座となりました。
(プログラム)
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第1回 10/20(月) 14:00-17:10 |
自然資本・生物多様性とTNFDについて 講義1 ⾃然関連財務情報開⽰タスクフォース(TNFD)の最近の動向 秀島 弘高氏 (第一生命ホールディングス株式会社 フェロー/前TNFDタスクフォースメンバー) 飛彈 則雄氏 (農林中央金庫エグゼクティブ・アドバイザー/TNFDタスクフォースメンバー) 講義2 投資家サイドから⾒たTNFDへの対応 矢野 節子氏 (アセットマネジメントOne株式会社 運用本部リサーチ・エンゲージメント部ESGアナリスト) 質疑応答・ディスカッション |
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第2回 11/11(火) 14:00-17:10 |
TNFD ~最終提言/LEAPアプローチ(概要編)について~ 講義1 TNFDの基本から実践まで(①最終提⾔概要) 講義2 TNFDの基本から実践まで(②LEAPアプローチ概要) 大谷 智一氏 (株式会社みずほフィナンシャルグループ サステナビリティ・チーフストラテジスト) |
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第3回 11/26(水) 14:00-17:10 |
TNFD ~LEAPアプローチ(実践編)について~ 講義1 ⾃然との接点の分析(Locate) 講義2 ⾃然資本の経営への組み込み(Evaluate/Assess/Prepare) 大谷 智一氏 (みずほフィナンシャルグループ サステナビリティ・チーフストラテジスト) |
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第4回 12/1(月) 14:00-17:10 |
環境負荷評価ツール”LIME3”の活用 講義1 ⾃然の経済価値評価⼿法について 栗山 浩一氏 (京都大学農学研究科 教授) 講義2 LIME3について 実習1 LIME3実習 伊坪 徳宏氏(早稲田大学理工学術院 教授) |
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第5回 12/4(水) 14:00-17:10 |
先進企業に学ぶ(大企業/京大発スタートアップ) 講義1 サステナブルな⾷の未来に向けた共創:不⼆製油グループの⾃然への取組み 泉 晶子氏 (不二製油株式会社 経営企画本部 サステナビリティ推進部 部長) 講義2 TNFDに関する取り組み 〜地域の環境課題解決に向けての取り組み〜 渡邊 博史氏 (イオンモール株式会社 戦略統括部 地域サステナビリティ推進部 部長) 講義3 アース製薬の事業活動を活かした自然資本に関する取り組みの紹介 浜口 唯衣氏 (アース製薬株式会社 経営統括本部 CSRサステナビリティ推進部 係長) 講義4 ネイチャーポジティブの科学的評価と促進 〜広域データと事業地オンサイトデータの融合〜 石川 奏太氏(サンリット・シードリングス株式会社 代表取締役CEO) 講義5 ネイチャーポジティブビジネスの創出〜⽣物多様性ビッグデータの構築と活⽤〜 藤木 庄五郎氏(株式会社バイオーム 代表取締役CEO) パネルディスカッション 泉氏 渡邊氏 浜口氏 石川氏 藤木氏 京大オリジナル
(終了後、別会場にて懇親会) |
本講座には、関西圏以外も含め幅広い製造業、商社、コンサルティング業の20社より、環境課題の担当者が参加。参加者は熱心に聴講し、実習に取り組み、質疑応答では自社の事例や取り組みを踏まえた質問を投げかけていました。初日より参加者同士のコミュニケーションも見られ、最終日の懇親会においても参加者と講師間で気軽な情報交換の場となりました。
(参加者の声)
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「とりあげていただいたテーマが、実際にとても知りたい内容であり、大変有難く感じた。ディスカッションの内容も質疑応答も、とても有益な内容で素晴らしかった。」 |
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「開示のための開示になりがちなところですが、企業価値と紐づけてどう考えるべきか、の示唆を頂戴できた」 |
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「ツールを触る機会がなかなか持てずにいましたが、やっと触ることができ、作業ならびに検討イメージが湧きました。」 |
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「実際にツールに触れてみると思っていたより簡単な操作で結果が得られて驚いた。他のサイトも試してみたい。」 |
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「Lime3への理解が深まりました。勉強中ですが、欧州との違いやLimeの世界的な認知度など詳しく知りたいと思いました。」 |
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「今回の講座はWEBでは得られない活きた情報を得ることができる非常に有意義な機会でした。」(対面参加の方) |
本講座は、京都リサーチパーク株式会社と京大オリジナル株式会社の共同運営により実施されました。参加者の声からは、初年度開催時と比べて生物多様性への関心や企業内でのニーズが一段と高まっていることが伺えます。生物多様性領域では、今後の実務・政策への展開が一層期待されます。ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。皆さまのご意見を踏まえ、今後のセミナー企画や運営に反映してまいります。
