2024/11/19(火)
【イベントレポート】社会起業家支援プログラム『COM-PJ』 5期生14名 最終発表に登壇 @BEYOND 2024
2024年10月19日(土)・20日(日)、京都リサーチパークにて、株式会社taliki主催のイベント「BEYOND 2024」が開催されました。本記事では、2024年10月20日(日)に4号館バズホールにて開催された「COM-PJ」参加者によるファイナルピッチの様子をレポートします。
BEYOND 2024とは?
BEYONDは、社会課題解決に取り組むプレイヤーを支援する株式会社talikiが主催するソーシャルカンファレンスです。2018年にスタートし、今年で7回目となりました。
立場・所属・年齢・人種・性別・限界といったあらゆる境界線を飛び越え、社会に新しい価値を共に提案する場として、社会起業家をはじめとした、非営利団体・投資家・民間企業・行政・学生などが、次の未来についてともに考えていくことを目指しています。
今年のテーマは、「インパクトを再考する」。昨今、インパクト投資、インパクトスタートアップといったキーワードをもとに社会課題解決の土壌づくりが進んでいる一方、社会課題解決は「インパクト」と名のつく取り組みだけではありません。
BEYOND 2024は、社会をより良くしたいと願う人々が、領域や立場を超えた連携することで、「社会課題解決を進めた先にどんな未来を創っていくか」を考える場となることを目指しました。
【BEYOND 2024 HP】
https://beyondtaliki.info/
社会起業家支援プログラム「COM-PJ」とは?
「COM-PJ」は、社会起業家支援を行う株式会社talikiと京都リサーチパーク株式会社が共催する、社会課題の解決を目指し起業したい全国の30才以下の方(創業2年未満、起業準備中など)を対象とした、3ヶ月の支援プログラムです。ビジネス化が難しいと言われる社会課題領域に特化したプログラムを提供し、起業家の事業成長をサポートします。
社会起業家支援プログラム「COM-PJ」社会起業家によるピッチイベント
「COM-PJ」の最終ピッチ大会には14名が登壇。3ヶ月のプログラムの中で、メンター・アドバイザー・仲間たちと共に事業のブラッシュアップを行ってきました。その集大成となるピッチを披露します。
<登壇者>
1. 公立学校に特化した潜在教員向け求人サイト「ミツカルセンセイ」/小谷瑞季さん
2. 食農体験に特化した田んぼオーナー型福利厚生サービス米とわたしと/西尾宗眞さん
3. 24時間365日即時の引っ越しサービスを提供する「MOVZ」/服部鉄平さん
4. 若者の「キャリア迷子」をなくして自分らしく生きられる社会へ/尾家 ほの香さん
5. AIメンタルケアアプリ「AIzuchi」/西田一晴さん
6. 「すべての人にお口からの健康を届ける」お口のテーマパーク」/多和実月さん
7. 服装に関する「仕方ない」をなくす/岡田和華さん
8. Regenerative Luxuryを届けるメディア&OTA「STAY.EARTH」/波崎大知さん
9. 誰もが気軽に農業に関われる世界をつくる「農ある暮らしタイプ診断」/切田澄礼さん
10. ストレスフリーに環境に配慮した行動変容を促す/宮川亮さん
11. "カスカラ"から新たなコーヒー産業を/西谷旭斐さん
12. 学びと対話のオンライン教室mimamo/寺田紫衣真さん
13. 障がい児福祉施設マッチングサービス/二宮聖城さん
14. 遊び場で"信頼できる"シッターと出会える「Co-育て」/奥田智香さん
審査員は、第一線で活躍するこちらの方々が務めました。
<審査員>
・ライフイズテック株式会社 取締役CFO兼Impact Officer 石川孔明さん
・渡辺雅之さん
・株式会社ボーダレスジャパン 代表取締役社長 田口一成さん
・株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ マネジャー 後町陽子さん
また、会場でも投票を行い、最も投票数が多かった人に「オーディエンス賞」が贈られました。それでは、今回の4つの賞に輝いたピッチを披露した皆さんをご紹介します。
審査員賞・オーディエンス賞 小谷瑞季さん
「公立学校に特化した潜在教員向け求人サイト『ミツカルセンセイ』」
審査員の評価点数が合計で最も高得点だった方に付与される審査員賞、そしてオーディエンス賞のダブル受賞に輝いた小谷瑞季さん。
教員不足で「担任の先生がいない」という状況に陥る小中学校が、全国で30%前後にまで深刻化している現在。小谷さんは、230以上の自治体に話を聞く中で、欠員となった教員の代わりとして配属される「講師」のなり手と、地域の教育委員会との情報連携における問題点に目をつけました。講師の希望者自体が欠如しているのではなく、「教員免許を持っている、学校の先生を始めたい人が講師登録をしていない・断念してしまう人が多い」という課題に対し、勤務学校・日数・給与などの具体的な求人情報が一目でわかり、自分にあったタイミングで応募が可能な、教育業界において革新的なマッチングサービスを開発。9月にリリースし、宝塚市ほか4自治体での導入が始まっています。ユーザーからも、「今まで自治体一つ一つ電話して探すのが大変だった。本当にこういうサービスを待っていた」といった喜びのコメントが続々と集まっているのだそう。小谷さんは「どんな教育課題が出てきても解決できる体制をつくる」という想いで活動を拡大していきたいとプレゼンを締めくくりました。
小谷さんには、審査員賞の副賞として賞金+talikiファンドの出資交渉権、オーディエンス賞の副賞として賞金(投票獲得人数×1,000円※チケット代から拠出)が授与されました。
公式サイト「ミツカルセンセイ」
https://mitsukaru-sensei.com
KRP賞 西尾宗眞さん
「食農体験に特化した田んぼオーナー型福利厚生サービス米とわたしと」
KRPのミッションである「京都からの新ビジネス・新産業の創出に貢献する」に絡め、新ビジネスとしての今後の成長を期待する方に授与されるKRP賞を受賞したのは、西尾宗眞さん。副賞として、金券+KRP地区内のインキュベーション施設6ヵ月無償利用権も授与されました。
西尾さんは、今年話題となった米不足の問題を例に挙げながら、このような状況が50年後には「当たり前」になっているかもしれないと問題を提起。実は米作りの過程でも、地球温暖化の原因のひとつでもあるメタンガスが多く発生していることを指摘しながら、未来の子どもたちがお米を安心して食べられる社会を残すため、持続可能な米づくりへ挑む事業のあり方について発表しました。日本の米作りに対する危機感を感じている企業とパートナーシップを結び、さらに従業員に対しても還元を行えるような仕組みづくりで、田んぼと企業をつなぎます。今後はさらなる躍進によって、福利厚生サービス会社としてではなく、「令和型専門農協」としてのプラットフォームを確立していきたいと宣言しました。
公式サイト「米とわたしと」
https://komewata.com/
COM-PJ賞 服部鉄平さん
「24時間365日即時の引っ越しサービスを提供する『MOVZ』」
「giverであろう、妥協しない、素直に頼ろう」を体現された方に授与されるCOM-PJ(コンプロジェクト)賞を受賞したのは、服部鉄平さん。副賞として、賞金+talikiオウンドメディアでのインタビュー権が授与されました。
これまで「夜逃げ」とも呼ばれてきた、緊急の引っ越しを要する方へ向けた引っ越しサービスを提供することを目指し、プロトタイプ検証を進めている服部さん。年間120万人を超えるとされる、いじめやDV、災害などによる被害を受けた人々の引っ越しをワンストップでサポートする網羅的なサービスを構想しています。現実には、この市場を逆手にとり、不当に高い金額を請求する悪質業者が後を絶たない状況。この不均衡な現状を変えたいという想いで事業をスタートしました。「引っ越しは根本的な課題解決ではない」としながらも、服部さんは、自身の実体験からもまずは物理的な距離を取ることの重要性を深く感じています。開発予定のサービスでは引っ越しに伴う住所変更をはじめとした様々な手続きなどもワンストップで請け負い、「逃げたい時も、進みたい時も。」をキーワードに、即座に移住が必要なすべての人が利用できるというサービス展開の展望を持っています。
服部鉄平さんFacebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022267694485
ここからは、惜しくも受賞には至らずとも、素晴らしいピッチを披露したCOM-PJ参加者の皆さんの発表についてご紹介します。
株式会社Avec amour 尾家ほの香さん
「若者の『キャリア迷子』をなくして自分らしく生きられる社会へ」
「楽しく仕事をしている20代はどれくらいいるでしょうか?」という問いかけからピッチをスタートした尾家さん。時代に即した十分なキャリア教育が整っていない環境において、新卒入社でのミスマッチや、「逃げてはいけない」という思い込みから適切な環境を選ぶことができずに若手時代を過ごす新社会人の多さを課題と捉えました。その背景には大量のSNSの情報や身近な人・世間の声など、外的な要因で意思決定を続けている若者の多さが目立つことを指摘。尾家さんが提供するキャリアサロン「Varifran」では、正しい自己理解を通して、内発的動機にもとづく意思決定を行うことや、迷ったときには相談ができる、本音で話せるコミュニティづくりに力を注ぎます。自分の軸を持ってファーストキャリアを選べるサポートによって、若者の可能性を解放することを目標に、今後は企業スポンサーとのパートナーシップなどにもさらなる取り組みを広げていくことを目指しています。
公式サイト「Varifran」
https://www.variandres.net/
就活サポートサービスサイト「Varifran」
https://www.varifran.online/
株式会社ドットログ西田一晴さん
「メンタルケアアプリ『AIzuchi』」
精神疾患を抱えた家族と過ごしてきた経験をきっかけのひとつとして、AIを活用したメンタルヘルスケアアプリ「AIzuchi」のサービスを展開する西田さん。近年、精神疾患患者の増加に対して、精神科の数は不足している現状。なかでも西田さんが特に課題と感じているのは、集団で暮らすよりも42%もリスクが高まるといわれる「ひとり暮らしのうつ病リスク」です。ひとり暮らしには、会話不足によるストレスや、自分の不調のサインに気付けないといった問題が挙げられます。「AIzuchi」のアプリ内では、会話画面でスタンプを押すだけで会話がスタート。「意識高い系自己管理」から「可愛いキャラクターとお話し」をしているだけで、メンタルヘルスケアができることを目指しました。今後の展望としても、予防としてのAI活用・回復のための専門家の介入といった仕組みを整えることで「マッサージに行くようにカウンセリングをもっとカジュアルに」というビジョンの実現へ向けて踏み出しています。
公式ホームページ「株式会社ドットログ」
https://www.dotlog.jp/
西田一晴さんLit.link
https://lit.link/isseynsd
株式会社I&Company 多和実月さん
「『すべての人にお口からの健康を届ける』お口のテーマパーク」
全国に7,000人もの子どもたちが、生え変わったばかりの永久歯が虫歯だらけになってしまっている「口腔崩壊」の状態にある現状。歯科医師であった多和さん自身でさえ、その事実に驚いたといいます。全国の自治体で子どもの医療費無償化が進む近年においても、収入や教育水準の問題から必要な医療にたどり着けない「健康格差」が発生しているのです。お口の健康における課題を現場で探る中で、多和さんは「口腔ケアのすべてが家庭任せになっている社会構造」を課題と捉えました。そこで提案するのが、すべての人にお口からの健康を届ける「お口のテーマパーク」。ショッピングモールなどで開催してきたオフラインのイベントでは、協力者が増えるオペレーションや、再現性の高いコンテンツで規模を拡大し、高い平均満足度を維持してきました。今後は、動画コンテンツに展開することで、さらに多くの子どもたちに情報を届け、行動変容につなげていくことを目指しています。
公式ホームページ「お口のテーマパーク」
https://okuchinothemepark.com/
多和実月さんLit.Link
https://lit.link/tawachannel
岡田和華さん
「服装に関する『仕方ない』をなくす」
LGBTQやD&Iに関する事業を始めた岡田さん。しかし、これまでの活動のなかでも「あなたは当事者ですか?」といった質問を多く受けてきました。これに対し、岡田さんは「人の見た目や服装にいちいち理由を聞かない社会にしたい」という想いで、事業を推進しています。本人が表現したい自分と、見られ方や扱われ方が違うことにストレスを感じる人が生まれてしまう状況において、「成人式に行けなかった」「女性用スーツを強いられるのが苦痛で就活ができなかった」という人と出会ってきた岡田さん。自分が着たいと思った服を着れることがスタンダードになる社会を目指し、既存の男性の体型を基準としたジェンダーレス・ユニセックスの服とは一線を画す、女性が着こなせるメンズシルエットのアパレルブランドを展開します。「選ばなくても、選択肢にあること」が世の中の価値観を変えるうえで重要と考え、11月からの販売スタートに向けて力を注いでいます。
JINEN株式会社 波崎大知さん
「Regenerative Luxuryを届けるメディア&OTA『STAY.EARTH』」
屋久島発のスタートアップJINEN株式会社の波崎さんは、「美しい風土を未来へ繋ぐ」というミッションを掲げ活動しています。現在の観光・ホテルの産業構造では、水使用量が地域住民の2倍から20倍、CO2排出量は3.4倍といった環境への影響を与えてしまっている状況。その課題における解決の一手として、波崎さんは未来へ資源を再生する観光産業の成長、特に「サステナブル・ラグジュアリーホテル」に注目しました。日本全国500箇所以上に存在し、持続可能な住まいの再生や限界集落の再生などに挑むサステナブル・ラグジュアリーホテルでは、短期的な集客と長期的なブランディングの両立の難しさが課題となっています。そこで、サステナブル・ラグジュアリーホテルに特化したショート動画型の旅のプラットフォーム「STAY EARTH」を構想。優れたUX・UIとストーリー設計による世界観を重視しながら、理想的な客層へのアプローチや各ホテルのブランディングにも寄与します。
STAY.EARTH Instagram
https://www.instagram.com/stay.earth_jinen/
株式会社GRow 切田澄礼さん
「誰もが気軽に農業に関われる世界をつくる『農ある暮らしタイプ診断』」
学生時代から、学内に畑を作ったり、土日に農家さんのもとでお手伝いをしたりと積極的に活動をし、農家になりたいと思っていた切田さん。しかし本気で農家を志したこの春、農家にはなれませんでした。地域によって土地をもらえる条件は異なり、希望をしていた神奈川県三浦市では「3年間修行しないと農家になれない」ということが判明。本気で関わりたいと思っていても、必要な情報へのアクセスがそもそも難しいという現状に課題を感じたことをきっかけに、「農ある暮らしタイプ診断」をローンチしました。農業に興味のある人が、それぞれの関わり方が選べる、一人ひとりの暮らしに合わせたローカルな情報・手段を丁寧に紹介することを目指したサービスです。今まで手段がクリアに分からず行動に移せなかった人たちに伴走しながら、後継者不足に悩む自治体の課題解決にも貢献するビジネスモデルを描いています。
農ある暮らしタイプ診断LINE
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=860uaawm
早稲田大学/Fridays For Future Yokohama 宮川亮さん
「ストレスフリーに環境に配慮した行動変容を促す」
16歳の頃から環境活動に取り組む宮川さん。「この夏、暑かったですか?」という問いかけから、このような気候変動が続く中でも、環境への意識がない人はもちろん、ある人でさえもなかなか行動までは変えられないという現状を伝えました。80%以上の人が行動していないという現状から、宮川さんが注目したのが「ナッジ理論」です。選択の自由を確保しながら金銭的なインセンティブなしに行動変容を起こすこの仕組みを使って、環境問題改善に特化した「環境ナッジ」を社会実装することを目標に掲げています。企業や学校での取り組みのなかで、再生紙回収を促進するナッジの検証から取り組みを始め、今後より多くの現場での実証実験を予定しています。
広島修道大学西谷旭斐さん
「"カスカラ"から新たなコーヒー産業を」
日本でまだ知名度が高くない「カスカラ」を覚えてほしいという言葉からピッチをスタートした西谷さん。「旅するコーヒー屋」として全国を回った経験は、コーヒー産業の構造が抱える大きな搾取の問題にも向き合うきっかけにもなりました。コーヒー1杯あたりのうち、コーヒー農家に還元される利益はたったの1%、日本におけるコーヒーのフェアトレード・ダイレクトトレードは0.2%という現状です。不安定な収入と所得格差を再生産してしまう構造を変えていく一手として、コーヒーチェリーの果肉と果皮を乾燥させた「カスカラ」のポテンシャルに着目。活用法が分からず廃棄されることの多いカスカラを用いてナチュラルエナジードリンクをつくる構想を持って、今後の事業発展に取り組んでいきます。
クラウドファンディングページ
https://for-good.net/project/1001312
学びと対話のオンライン教室 mimamo 寺田紫衣真さん
「学びと対話のオンライン教室 mimamo」
学生時代は相対的貧困層をテーマに研究していた寺田さん。コンサルティングファームでの経験を活かし、社会起業を目指しています。全国に255万人が存在するといわれる相対的貧困状態の子どもたち。この課題にアプローチする手段として寺田さんが注目したのは「対話」です。しかし、子どもが自ら言語化を行うことにはハードルがあります。そこで、「ついで」に相談ができる関係性をつくることを狙いとし、多世代交流型オンライン自習室「もくもく部屋」でサービス検証をスタートしました。面談を通した対話と自習をベースにしたこのコミュニティでは、参画する大人も自習を習慣化できることをメリットに感じていることがわかり、社会課題解決に多様な大人が関わる場作りにもつながっています。寺田さんは「環境に関わらず、全ての子ども達がありたい未来を見つけ、進める社会」の実現に向けてさらなる邁進をしていきたいという言葉でピッチを締めくくりました。
学びと対話のオンライン教室 mimamo LINE
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=675iogmi
ファントフット株式会社代表取締役 二宮聖城さん
「障がい児福祉施設マッチングサービス」
福祉事業を営むお父さんのもとにやってきたある親子との出会いがきっかけで、自身も福祉事業を立ち上げることに興味を持ったという二宮さん。「空きがない」「うちには合わない」と、いろんな施設からお子さんの受け入れを断られていたシングルマザーのお母さんは、受け入れが決まり泣いて喜んでいたのだそう。障害児福祉施設は急増しているにも関わらず、情報のアクセスの問題から利用できていない家庭が多く存在するという福祉業界の実情を知り、現状の行政によるサポートは十分でないと感じた二宮さんは、ヒアリングや検証を重ねるなかで、施設側ではなく、利用の希望者が記入するシステムでのマッチングサービス「ぞうのあしあと」を構想。障がいがあるお子さんを預けたい親御さんが、施設を気軽に利用できるようなシステムをつくることで福祉業界を変えていくことを目指し、クラウドファンディングにも挑戦しています。
クラウドファンディングページ
https://for-good.net/project/1001286
子育てチームサービス Co-育て 奥田智香さん
「遊び場で"信頼できる"シッターと出会える『Co-育て』」
年の離れた弟さんが生まれ、子育てをする親御さんを間近で見ながら「子育てと仕事の両立になると大変そう」と感じていたことを振り返る奥田さん。20組の家庭へのヒアリングを通じ、時間の余白がないことが問題であると判明した一方で、その解決のためにベビーシッターを頼ることに罪悪感を感じてしまう、合うシッターがわからないといった精神的なハードルも多くあることがわかりました。そこで「遊び場で信頼できるシッターと出会える」というコンセプトのサービス「Co-育て」をスタート。10名程度のシッターがいる「遊び場」で交流を深め、特に相性の良い3名のシッターがその家庭の子育てチームに。困ったときには自分のチームが助けてくれるサービスの開発に取り組んでいます。大阪や神奈川でのサービス展開の声も挙がっており、サービスロンチが期待されています。
公式ホームページ「Co-育て」
https://co-sodate.my.canva.site/
14名の社会起業家たちが、3ヶ月にわたり、ともに高め合いながら磨き上げた今回のピッチ。「困っている人がいる」という構造上の課題を解決したいという情熱や、優しさや思いやりからスタートした事業の種を、より確かに広げるためにビジネスモデルとしてもブラッシュアップを重ねてきました。今後もそれぞれの分野でのさらなる活躍に期待が膨らみます。なお、社会起業家支援プログラム「COM-PJ」では、来年度も第6期の開催を計画しています。社会課題解決に取り組むプレイヤーとしての活動に興味を持った方はぜひ、奮ってご参加ください。
写真撮影:逢坂憲吾
執筆:弓削智恵美
編集:北川由依(株式会社ツナグム)