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2024/11/11

環境技術セミナー#3「次世代のくらしをつくる環境技術:バイオマスプラスチックと住宅建築」開催レポート 終了

2024108日(水)、京都リサーチパークにおいて「環境技術セミナー#3『次世代のくらしをつくる環境技術:バイオマスプラスチックと住宅建築』」を開催しました。

京都リサーチパーク株式会社は、今年度より京都工芸繊維大学から先進的な研究を進める先生方をお招きし、「環境技術」にフォーカスした連続セミナー(全4回)を開催しております。環境技術に関心のある企業や研究者を対象に、講演と交流の場を提供し、講演後には参加者や先生方との交流会の時間も設けております。

 

3回では下記2名の先生をお招きしました。

1.麻生 祐司  教授 (繊維学系)

先生の研究領域の中からバイオプラスチック原料の開発につながるイタコン酸の生成についてご説明いただきました。イタコン酸は微生物を用いて発酵生産され、食品添加物の原料や水溶性塗料、印刷インキの原料など、幅広い工業製品の原料として利用されています。樹脂の原料にアクリル酸を使った場合は汎用性が高く見た目も美しいものになりますが、生分解性(微生物などの作用によって物質が分解される性質)がなく、生物毒性が高いため微生物によって生産させることはできないため、イタコン酸のような環境負荷を抑えた持続可能な材料が求められています。研究室ではイタコン酸を生産する微生物を効率的に土壌から取り出す技術開発に続き、製造プロセスの簡略化とCO2生成の抑制に向け先駆的な研究を進められています。

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2.金 ジョンミン 助教 (デザイン・建築学系)

 産業革命以降のCO2排出量の推移からスタートし、建築・住宅分野におけるCO2排出量削減の可能性や住宅におけるエネルギーマネジメントについてご説明いただきました。さらに、災害時の在宅避難に必要な設備運用や住宅における予冷予熱運転による太陽光発電の有効利用についてご紹介いただきました。ZEH(ゼロエネルギーハウス)における太陽光発電の自家消費運用、蓄電池の導入による熱的快適性・省エネルギー化に関する研究などのこれまでの調査研究を踏まえ、新築だけでなく、ストック住宅を含めた地域全体でのエネルギー管理が必要で、今後の研究では古い住宅の改修や新築の基準の向上、街区レベルでの都市計画提案にむけて調査を続けられています。

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ご講演の後、質疑応答を交えながら参加者の皆さまと交流会を行いました。

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次回は、123日(水)、京都工芸繊維大学から奥林里子先生(繊維学系)、細川三郎先生(材料科学系)をお迎えします。

 

3回 キーワード

#バイオマスプラスチック #高分子材料 #微生物 #ビニル系モノマー #バイオ素材 #イタコン酸 #再生可能エネルギー #ZEH #予冷予熱 

(次回)第4回 キーワード

#超臨界流体 #放射線 #超臨界二酸化炭素 #電子線 #触媒 #固体触媒材料 #貴金属使用量低減型環境触媒


1回(5/29開催済み) キーワード #菅原徹 #谷口育雄 #熱電変換技術 #熱電変換電源システム #半導体式ガスセンサ 

#フレキシブルペルチェ熱電デバイス #CO2分離膜 #気候変動緩和対策 #CO2回収技術 #CO2貯蔵 #CCUS 

2回(8/7開催済み)キーワード #佐々木園 #野々口菱之 #カーボンナノチューブ #温度差発電 #柔らかい発電素子 

#ポリマーナノシート #高分子系有機薄膜太陽電池材料 #海洋分解性バイオベースポリマー