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2024/08/30

環境技術セミナー#2「材料技術最前線!放射光による評価技術とカーボンナノチューブの新展開」開催レポート

202487日(水)、京都リサーチパークにおいて「環境技術セミナー#2『材料技術最前線!放射光による評価技術とカーボンナノチューブの新展開』」が開催されました。

京都リサーチパークは、今年度より京都工芸繊維大学から先進的な研究を進める先生方をお招きし、「環境技術」にフォーカスした連続セミナー(全4回)を開催しております。いずれも環境配慮・負荷軽減等の技術開発、事業化に取り組む企業や研究者の方等を対象とし、ご講演の後には参加者や先生方との交流会の時間も設けております。

2回では下記2名の先生をお招きしました。

1.佐々木 園 教授 (繊維学系)

冒頭、プラスチック(高分子)材料の特徴と全体構造を把握するために有効な手法であるX線を光源とした解析法についてご説明いただきました。先生は、分解性と耐久性の両方を備えた材料を作る研究を目的としている「非可食性バイオマスを原料とした海洋分解可能なマルチロック型バイオポリマーの研究開発プロジェクト」 (NEDOムーンショット型研究開発プロジェクト)に参画され、小角X線散乱法を適用し、バクテリアを濃縮した自然海水の水圧による素材表面の分解をX線で評価する実験に取り組まれています。

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2.野々口 斐之 准教授 (材料化学系)

カーボンナノチューブを用いた複合樹脂作製への課題を前提に、高機能な複合材料の研究開発についてご説明いただきました。軽量で強度が高く、また熱に強く、電気を通す性質を持つカーボンナノチューブは、二酸化炭素削減に役に立つ複合材料に必要な充填剤の原料として期待されています。先生は、二十数年以上課題であったカーボンナノチューブと材料を効率よく分散させ、均一に混ぜる有機溶剤インクを開発。また機械学習技術によりインク化に関わる化学(変数)を推定し、溶媒内の分散特性を高精度に予測したモデル構築にも成功されています。

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ご講演の後、質疑応答を交えながら参加者の皆さまと交流会を行いました。

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次回は109日(水)、京都工芸繊維大学から金ジョンミン先生(デザイン・建築学系)、麻生祐司先生(繊維学系)をお迎えします。

2回 キーワード #カーボンナノチューブ #温度差発電 #柔らかい発電素子 #ポリマーナノシート #高分子系有機薄膜太陽電池材料 #海洋分解性バイオベースポリマー

3回 キーワード #バイオプラスチック #二酸化炭素原料の糖生産システム #バイオビニルイノベーション #ゼロエネルギーハウス #環境に優しく、災害に強い住宅 #エネルギーマネジメント

1回(5/29開催済み)キーワード #菅原徹 #谷口育雄 #熱電変換技術 #熱電変換電源システム #IoT #フレキシブルペルチェ熱電デバイス #半導体式ガスセンサ #CO2分離膜 #気候変動緩和対策 #CO2回収技術 #CO2貯蔵 #CCUS