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特集

2018/01/23

【コーデンシ株式会社】ひとつの会社を異なる文化のもとで展開

KRPエリアを拠点に活躍する すべての人、その意外な素顔に迫ります。

コーデンシ株式会社 会長 中嶋 郭和 氏

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ひとつの会社を異なる文化のもとで展開

弊社が創業したのは1972年。以来45年、自身の特許を活用して生産した太陽電池から発展し、光センサー、光半導体の分野で事業を行ってきました。太陽電池製造の初期には友禅染の技術である型染に着想を得て、独自の製造工程を確立。異分野からも製品開発のヒントを得ようとする柔軟な姿勢も、弊社の原動力のひとつです。

1980年代、韓国に情報通信機器の会社をつくりました。続いて中国でも事業展開を行っています。日本、中国、韓国という東アジアの異なる文化のもとで、同じグループとして事業活動を展開する〝国際分業〞体制。世界市場に対応する弊社ならではの強みです。

KRP地区にオフィス開設そしてスマート社会の実現へ

ところが、中国、韓国の事業が一段落して戻ってきたら、世の中の変化、進化に対して日本がいちばん遅れていました。今後求められるのは、AIを使ったコミュニケーションロボット、バイオメトリクス、スマート社会などへの展開でしょう。そのためにどうすべきか。求める知識や技術が集まる場所に、我々も身を置くべきではないか。そう考えて昨年11月にKRP地区にオフィスを開設したのです。このオフィスには、これまで会社に貢献してきた経験ある人たちが籍を置いています。インキュベーターやベンチャーが集まる場所では、我々が新展開のための情報やネットワークを得るだけでなく、先輩として、できることは多いのではないかと思ったからです。京都という「人が育つ」「人を育てる」場所で、若い卵たちを育てながら私たちもさらに育っていければと思います。

〝宇治〞を拠点に〝京都〞を活用 50年後のコーデンシに向けて 

本社の所在地は宇治市で、住まいも宇治です。ドライブやウォーキングが趣味なのですが、運転免許証は家族に取り上げられてしまって(笑)、近頃はもっぱら家の近くでのウォーキングです。太陽ヶ丘から天ヶ瀬ダム、朝日山...と歩いていて、気がつけば10㎞、15㎞になっていることもしばしば。宇治は自然も歴史もあってとても好きなのですが、事業者の目で見れば、やはり京都市ほどの知名度がない。このたび京都市に新しいオフィスができましたし、これからは世界に向けて〝京都〞を活用した展開を進めていきたいですね。50年後のコーデンシに向けて、新しい世界、新しい事業が始まるのがとても楽しみです。

中嶋 郭和 氏

東京都出身。理化学研究所半導体研究室、シャープ株式会社を経て、1972年株式会社光電子工業研究所創業。現在の社名「コーデンシ株式会社」には2002年に変更。「会社というのは面白い方がいい」が信念で、日本、中国、韓国、台湾、香港などを週単位で飛び回る日々を送っている。

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社内のあちこちにある京都の伝統文化を感じさせるディスプレイが、京都のおもてなしの心で客人をやさしく迎える。

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企業情報

コーデンシ株式会社

新規事業創出を目指して社内カンパニーを立ち上げ、KRP地区にオフィスを構え入居しました。より情報の集まる地区で自由に新しい事をやっていこうと活動しています。入居メンバーはいずれも既存事業を立ち上げてきた弊社の重要メンバーですが、それまでの仕事を手放して、新しい取り組みにチャレンジしています。スマート社会の実現に向けた新しい事業の創出に向け、新しいビジネスを開拓していきます。

KRP ASTEM棟 5階

会長 中嶋 郭和
T E L:0774-23-7111
F A X:0774-20-3961
U R L:http://www.kodenshi.co.jp/
MAIL:info-rd@kodenshi.co.jp
業 種:電機/電子/半導体

「KRP PRESS149号(2017年4月発行)より抜粋」

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