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特集

2018/01/11

【株式会社PEAK DMC Japan】東南アジア経由でオーストラリアから京都へ

KRPエリアを拠点に活躍する すべての人、その意外な素顔に迫ります。

株式会社PEAK DMC Japan General manager Joanna Crisp 氏

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東南アジア経由でオーストラリアから京都へ

日本への旅行を希望する外国人観光客は昨今、増加傾向にあります。オーストラリア人もやはり同じ。そこで、オーストラリアの大手旅行会社であるIntrepid Groupが、日本で初めてとなる直営拠点を開設しました。それが、PEAK DMC Japan。昨年8月にオフィスを開設したばかりの新しい会社です。

Intrepid Groupは世界100カ国以上でアドベンチャーツアーを展開するグローバル企業。グループ内にはいくつものアドベンチャーツアー企画会社があり、PEAK DMCもそのひとつ。日本を含むタイ、ベトナム、中国、インドなど世界の42拠点で、各国の文化や自然を楽しむアドベンチャーツアーを運営しています。私自身は、日本に来るまでの10年間、カンボジアやラオス、ベトナムなどで働きました。どの国にもサプライズがたくさんあって楽しかったですね。仕事や生活の環境は当然それぞれ異なりますが、順応するのは得意なんですよ。

日本をリアルに体験できるアドベンチャーツアーを創りたい

日本支社で取り組んでいるのは、リアルな日本体験、日本の日常を体験できるツアーです。食べ物にフォーカスするなら、ローカルフードやB級グルメ、家庭のお総菜など。アドベンチャーなら、中山道や高野山でのハイキングやサイクリング、それにカヤックなど。

日本はとても魅力的な国です。フード、カルチャー、ショッピング、そして人。だから日本を訪れる外国人観光客にはリピーターが多い。日本人からは「え、こんなところがいいの?」と思われそうなことが、かえって好評だったりします。そんな"外国人視点"で新しいアドベンチャーツアーを企画・開発して、現在、年間約2,000人の外国人旅行客を一気に増やしていきたいと思います。

暮らしもビジネスも、京都は出会いと価値ある体験の宝庫

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日本での拠点を東京でも大阪でもなく京都に置いたのは、京都は日本文化の中心で、日本の心がここにあると思ったから。他の都市とのアクセスもいい。それに、アドベンチャーツアーの多くは出発や終了の地点が京都なのです。

私も昨年5月から京都市民です。住まいの京町家は、玄関や部屋の入口が低くてよく頭をぶつけるのですが、お気に入りです。毎朝、近くの京都御苑でランニングしてから、自転車で出勤。オーストラリア人は朝早く出て、夕方も早く帰ります。今は忙しくてなかなか早く帰れませんが、その分たくさんの出会いがあります。(独)JETROやKRP(株)にはとてもお世話になっていて、毎日、価値ある体験の連続です。そんな日々に感謝しながら、ビジネスをさらに拡げていきたいと思っています。

Joanna Crisp 氏

オーストラリア・タスマニア州出身。タスマニア大学卒業後、タスマニア州政府の変革プログラムに参加しながら、マッコーリー大学にてビジネスマネージメントの資格を取得する。2007年にIntrepid Travelに入社。支店長として60名以上のスタッフやツアーリーダーを束ねていたカンボジア支社赴任中に、日本支社立ち上げに抜擢。スポーツへの情熱も大変なもので今後、日本で行われる世界規模のスポーツの祭典やイベントにも柔軟な対応が期待される。

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8月25日、KRP東地区1号館アトリウムにて、PEAK DMC Japan設立を記念したオープニングセレモニーを開催。General manager Joanna Crisp氏たっての希望で鏡開きも行われた。

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企業情報

株式会社PEAK DMC Japan

PEAK DMC Japanは、Intrepid Groupブランド及びグループ以外の旅行会社の、日本でのアドベンチャーツアーを提供する企画運営会社。「Passion情熱」「Excellence優秀」「Adventure冒険」「Knowledge深い知識」を掲げた"体験型アドベンチャーツアー"を強みとしています。少人数グループでの体験型ツアーを通して、日本を知ってもらうだけではなく、地域の皆様へ微力ながらも社会貢献できるよう、そして地球環境に配慮したサービスの提供ができるよう、現在23名のオフィススタッフ、ツアーリーダー一丸となって取り組んでおります。

「KRP PRESS151号(2017年10月発行)より抜粋」(2018年3月修正)

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