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特集

2018/01/26

【製薬会社×大学】「身に付く」社員研修を京大デザイン学とのコラボで実践

【製薬会社×大学】「身に付く」社員研修を京大デザイン学とのコラボで実践

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 マルホ(株)※では導入品に加え自社創薬も取り入れた事業転換に伴い、未来の中核となる研究スタッフに対する創造性開発の必要性を痛感。京都大学デザインスクールと地区内企業とが交流するワンコインランチで出会った十河氏に、井上氏が人材育成の研修を依頼した。座学ではなく真に「身に付く」研修を、という井上氏の要望にこたえて、十河氏はデザイン学に基づくイノベーション人材育成プログラムをベースに、受講者の反応や強化ポイントに応じて内容を調整。

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ゲーム感覚のアイスブレイクを取り入れるなど、成果の高い研修を実践している。
※マルホ(株)は皮膚科学領域における卓越した貢献を目指す、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。

COMMENT


社員のそしゃく度や興味に応じて微調整していけるのがありがたい

教育に強みがあり、イノベーション拠点としての機能ももつ京都大学デザインスクールとなら、受け身で終わらない「行き届いた研修」が実践できるのではと思い、依頼しました。不十分な部分を微調整して強化していける研修プログラムに大いに期待しています。身の回りのあらゆる瞬間に創造性を発見できるような人材の育成を通じて、マルホ(株)の社是「真実の追求」にコミットしていきたいと思っています。

マルホ(株)京都R&Dセンター 
探索研究部 部長 井上 隆幸 氏

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企業内研修のノウハウを蓄積してデザイン学応用のすそ野を広げたい

 企業の事情に合わせて研修内容を設計していくことは、京大デザインスクールとしてもデザインイノベーションコンソーシアムとしても初めての試みです。興味のある人だけがスキルを学ぶのではなく、すそ野を広げ、自ら協創活動を推進できる人を増やし、創造性ゆたかな組織文化を育てることが、両機関にとって目下の課題でもあるので、まさに時宜にかなった取り組みと言えます。

デザイン学ユニット 
特定准教授 十河 卓司 氏

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「KRP PRESS150号(2017年7月発行)より抜粋」

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