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特集

2018/01/24

【株式会社パーシテック】農家視点のIoT活用 新しい農業をパッケージで提案

KRPエリアを拠点に活躍する すべての人、その意外な素顔に迫ります。

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株式会社パーシテック  代表取締役 水尾 学 氏

農家視点のIoT活用。新しい農業をパッケージで提案

IoT技術を生かして省力化や単価アップ、後継者育成などを目指す、新しいスタイルの農業。そのためのパッケージビジネスの提案が、(株)パーシテックの中心事業です。具体的には、ウェアラブルグラスを使った栽培技術の駆使した環境管理、ドローンによる環境観測という、3本柱による次世代農業の提案です。農家の視点で、農業プロのための独自ソフトウェア開発も行っています。また、果樹栽培における"名匠"の技術や経験をデータ化=見える化し、若手技術者育成につなげる [名匠ネットワーク320] プロジェクトの展開も始まっています。

農業と最新テクノロジー。両方を分かっていることが強み

実家は柿農家です。父は名人級で滋賀県の果樹部門最高賞を受賞しました。TVニュースや新聞にも取り上げられ、柿好きが集まる農家として知られており、全国に多くの顧客を抱えています。おもに父が一人で栽培しており、私は会社勤めの傍ら、繁忙期になると手伝っていました。しかし父も高齢になり、足腰も弱って、脚立に乗って長時間の作業は厳しい。そこで考えたのが遠隔指導というやり方です。もともと私は電子機器のハードウェア開発に携わっていましたし、農家の跡継ぎでもある。技術者としての知識と経験、農家の視点、その両方を持っているからこそ、このスタイルを実現できたのだと思います。農家の後継者育成と、最新テクノロジーを活用した農業分野の開拓。2つを融合させることで、次世代のモデルケースになればと思っています。

まだまだ開拓の余地があるIoT時代の農業にチャレンジを

まず最初に、地元・高島市で新しい技術や、アイデアを取り込んだ展開をし、その後、全国に広げて行きたいと考えています。

弊社がヘッドオフィスとしてKRP地区を選んだのは、異分野・多業種のさまざまな情報が集まる場所だから。オフィスを置くKRPBIZ NEXTは、サポート体制や施設、サービスが充実していて助かります。ここを拠点に、独自の技術とアイデアでIoT時代の農業を開拓していきたいですね。

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水尾 学

滋賀県高島市出身。京都の企業で電子機器のハードウェア開発に従事。
2016年9月、(株)パーシテック設立。IoT技術を活かした農業関連ビジネス、農業IoTにいかせるハードウェアの開発・展開、果樹の
販売など、これまでにないスタイルのビジネスを目指す。
NPO法人FPGAコンソーシアム副理事長 ( 株)パーシテックはエプソン販売のMOVERIO Proパートナーに認定されている。

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(上)スマートヘッドセット エプソン
MOVERIO Pro BT-2000を装着すれば、農園と自宅など離れたところで画像や音声を相互確認できる。(下)実家の柿は大きさと糖度の高さが自慢。
会社員時代、取引先に配ったところ、とても評判がよかったそう。

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企業情報

株式会社パーシテック
1.農業系IoT最新ツールを利用した省力化農業モデルの提案とコンサルティング。

・遠隔農業による後継者育成ビジネス
・各地の名匠技術を伝える技術伝承ビジネス 他
2.農業向け省力化ソフトウェアの開発
3.光伝送技術を利用した電子機器の開発業務
4.果樹の販売

KRP4号館3階
KRP BIZ NEXT 

TEL:075-315-9097
URL:http://www.persitech.com/
MAIL:pt320m@persitech.com
業種:農業系 IOTビジネスコンサルティング・後継者育成ビジネス

「KRP PRESS148号(2017年1月発行)より抜粋」

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