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2023/02/02

生体システムの体外再構築への挑戦 ~ミニ臓器をキューブでつなぐ「Cube-in-Chip」~ 終了

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2023年125()に「生体システムの体外再構築への挑戦 ~ミニ臓器をキューブでつなぐ「Cube-in-Chip」~」がオンラインにて開催されました。

新たなIn vitroの実験系として注目されているオルガノイド形成・臓器チップですが、どちらも「生体内の環境を生体外で実現する」という共通の目標がある一方でまだまだ統合が進んでいないことが大きな課題です。本イベントでは現状のオルガノイド形成・臓器チップの課題点、その課題を受けて萩原先生が開発されたCUBE型の培養器とそれを用いたCube-in-Chipプラットフォームについて、そして今後の展望について、詳しくお話をお伺いしました。

プログラム

16:00~ イベントスタート・登壇者ご紹介・アイスブレイク

16:10~ 萩原先生ご講演

16:50~ 質疑応答

質疑応答の一部をご紹介

Q: 非常に完成度の高いシステムと見受けられますが、何か課題はあるのでしょうか?特に材料面での課題があれば、お教えください。

萩原先生:
材料面の課題として、PDMS(ジメチルポリシロキサン)の吸着はどこでも問題になる話です。世界中の研究者が「PDMSよりも加工性がよく、よりいいものを」ということを長年模索してきましたが、現状代替の物質は見つかっていません。アクリルでも勿論いいのですが、加工性の面がやはり課題となることから、ソフトマテリアルで作り上げることができるものがあれば、私たちとしてもありがたいと感じています。

最後に

萩原先生には技術開発の現状と課題点をわかりやすくご説明いただき、オルガノイド・臓器チップについての理解が深まる時間となりました。
また、当日は200名を超えるみなさまにご参加いただきましたが、イベント後半の質疑応答のお時間では、先生の研究内容を深堀りする多数のご質問をいただきました。
ご視聴いただきましたみなさま、ありがとうございました。

KRPでは、今後も定期的にライフサイエンス・ウェルネス系の企業・スタートアップやアカデミアの研究者を対象に、研究環境やアクセラレーションプログラムなどの情報を発信するセミナーを開催していく予定です。次回もお楽しみに。

過去のイベントレポート等はこちら⇒https://www.krp.co.jp/labplus/events/


イベント中ご案内した「ターンキーラボ健都」の詳細は以下ページからご覧いただけます

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