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イノベーションが
生まれる「まち」。

KRPナイトVol.17「新しいラグジュアリーとは?ーローカルにある生活様式を起点としてー」終了

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「文化」は日常生活の必要から生じるモノや行動のパターンです。そこには自然風土の制約もあります。
結果、その地域で当たり前とされるのが「常識」です。つまり「何が当たり前か?」は地域によって異なります。
だからこそ、人の手による工芸品が「見知らぬ土地のモノだから憧れる」とされる場合があります。

例えば、ラグジュアリーにも地域差異があります。高品質や文化遺産を継ぐものがラグジュアリーとして認知される地域、あるいは「夢を与えてくれるから」「ファッション性があるから」を判断軸にする地域もあります。
要は、当たり前の違いが、ラグジュアリーの違いをつくるのです。
今回のKRPナイトでは、最新刊「新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義」の著者、安西 洋之氏をお招きし、その違いに迫ります。

ラグジュアリーは、日常生活の必要によって生み出されてきました。
ただ、多くの人の必要ではなく、ある特定のグループの極端な必要です。物理学にtoy modelという用語があります。
「本質のみを簡略化して抽出したモデル」です。
ラグジュアリーは、各々の時代の社会状況のなかでつくられたtoy modelであるとすると、分かりやすいでしょう。
時に「炭鉱のカナリア」のように、新しい時代の到来を極限的な姿でみせるのです。新しい文化の作り手であり、担い手です。

京都は長い歴史を生きてきた伝統のある街と見なされています。
そのなかでは、当たり前と極端の両方が繰り返し展開されてきたはずです。
美術館や名所旧跡だけでなく、そこかしこの街角にも、その「軌跡」はあります。このような土壌で、新しいtoy model―「新しいラグジュアリー」をどうつくるか? 

これをみなさんと議論してみたいと思います。ぜひご参加ください。

日時

2022年8月18日(木)18:30〜20:00
★20:00〜21:00現地参加者限定交流会

会場

①会場参加(京都リサーチパーク 10号館1階GOCONC
②オンライン参加(YouTube)
※オンライン参加でお申込みいただいた方には、開催日前日までに視聴URLをお知らせいたします。Peatix(tickets@peatix.com)よりメールが届きますので、ご確認ください。
※会場参加の方限定で、20:00から交流会を予定しております(ドリンク1杯付)。
交流会へのご参加をご希望の方は、「会場参加」をお申込みください。

参加費

無料

登壇者

講演者兼パネリスト
モバイルクルーズ株式会社代表取締役/De-Tales Ltd.ディレクター 
安西 洋之氏

東京とミラノを拠点とした「ビジネス+文化」のデザイナー。
欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画してきた。デザイン分野との関わりも深い。2017年、ロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』(日経BP)を監修して以降、「意味のイノベーション」のエヴァンジェリストとして活動する中で、現在はソーシャル・イノベーションの観点からラグジュアリーの新しい意味を探索中。またデザイン文化についてもリサーチ中である。

パネリスト
一般社団法人京都試作ネット 代表理事 
佐々木化学薬品株式会社 代表取締役 佐々木 智一 氏

2001(平成13)年「顧客の思いを素早く形に変える」をコンセプトに、試作に特化したソリューション提供サービスを専門として設立された京都試作ネット5代目代表理事。加工試作から開発試作、そしてその先にある価値の創造までも見据えた協創試作へと進化しており、京都のものづくり企業の連携力と総合力を結集し、お客様と共にものづくり・ことづくりに取り組み、新たな市場を創出している。

パネリスト
京都リサーチパーク株式会社 地域開発部長 足立 毅

京都リサーチパーク(株)地域開発部長、(株)梅小路まちづくりラボメンバー。
梅小路エリアのまちづくり推進をライフワークとして活動中。

モデレーター
COS KYOTO株式会社 代表取締役 北林 功 氏

大阪ガス株式会社(京都)での法人営業、株式会社グロービス(東京)で金融・商社等の人材育成研修の企画・運営に従事。リーマン・ショックを間近に見たこと、奈良・京都で育った経験が結びつき、地域の風土で培われてきた産業や無形文化に「自律・循環・持続する心豊かな社会」の叡智が眠っていると気づく。そこで同志社大学大学院ビジネス研究科にて村山裕三教授に師事し「文化ビジネス」を研究。同大学院修了(MBA)後、2013年COS KYOTO株式会社を設立し、中核に「エドノミー®」を据えて「文化ビジネス」のコーディネート事業や地域の叡智を学ぶツーリズム事業等を展開。2012〜2014年に「TEDxKyoto」のディレクターを務め、2016年より京都のモノづくり現場をオープンして交流する「DESIGN WEEK KYOTO」をスタート。

主催・共催

主 催:京都リサーチパーク株式会社
共 催:株式会社ツナグム

詳細URL・お申込み先

Peatixよりお申込みください:https://krpnightvol17.peatix.com/