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平成23年度 再生医療サポートビジネス懇話会 第3回はんなり雑記

はんなり雑記

平成23年8月31日(水)
仲瀬 裕志 氏 (京都大学 医学部付属病院 消化器内科 講師)
 『消化器内科から見た医療器具』

 今回は、仲瀬先生から『消化器内科から見た医療器具』の講演がありました。

 冒頭、「内視鏡は日本におけるお家芸であり、内視鏡の発展⇒消化器病学の発展である。内視鏡で問題になるのは先端部分のレンズや鉗子(かんし)であり、この部分の技術開発が必要である」という話からスタートしました。
 

 「胃潰瘍の出血は、昔は手術していたが、いまはほとんど内視鏡で止血可能である」「多くの胃癌の早期発見は内視鏡によってもたらされた」といった話に続いて、実際の胃カメラ写真やイラストを用いて、早期胃がんを鉗子(かんし)や通電したループ状ワイヤー(スネアループ)で切除する様子が分かり易く説明されました。また、小腸を診断するためのカプセル内視鏡やダブルバルーン式内視鏡といった最新の技術開発状況に触れられ、技術的な課題と医療現場の要望について語られました。最後に、「夢の低侵襲手術法」であるNOTES(口や肛門、膣など管腔臓器の体表開口部からカメラ(軟性内視鏡)を挿入し、臓器の壁を切開して腹腔内に到達して治療を行う)という、まったく新しい手術法の紹介をされました。
 一方、今回の自社PRコーナーでは、会員企業3社が、自社の技術や今後の再生医療分野への取り組みを中心にPRされました。
 胃カメラや大腸ファイバーといった身近な医療分野の最新トピックスの紹介、内視鏡など手術道具の改良ニーズに対する解決方法、内視鏡を扱う手術の技の伝承状況など、モノづくり企業にとっても分かりやすい内容であり、講演途中でも参加者との質疑応答が活発に行われ、第3回目の懇話会を終了しました。

第3回 懇話会の様子1 第3回 懇話会の様子2

   今や2人に1人は癌に罹る時代がきています。実際、私の身近にも癌に罹っている方がいる為、他人事には思えなく、講演を聞いていました。消化器系統(胃、大腸、小腸、食道、すい臓、胆管)のポリープや癌を取り除く為には「このような器具や道具があったら良いのに」と、具体的にわかりやすい先生の話に、素人の私が聞いていても現場でのニーズがわかりました。私自身胃カメラ検査を数度経験しておりますが、太いチューブを喉に入れないといけない辛さを味わうたびに、“もう少し楽な方法はないのだろうか?“と思います。
「内視鏡はまだまだ発展する。患者のQOL向上の為に日々進歩し続ける」という仲瀬先生の言葉が印象深く、1日も早く実現する事を願います。

 

 

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