再生医療サポートプラットフォーム

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平成22年度 専門家との直接意見交換シンポジウム in KRP Part III

専門家との直接意見交換シンポジウム in KRP Part III
再生医療を支える「モノづくり」の力
〜 細胞の基礎生物医学研究から再生誘導治療、そして創薬開発まで 〜

再生医療といえばiPS細胞やES細胞を、必要とする機能を持つ細胞に分化誘導・増殖させた後、それらの細胞を体の中に戻す、いわゆる細胞移植治療や組織移植治療を思い浮かべますが、実は各人の体内にもともとある幹細胞などの増殖・分化能力を利用して、失われた組織や臓器の機能を回復させる再生誘導治療の方が実用化に近いと言われています。再生誘導治療では、細胞が元気に増殖・分化するための細胞の棲家(生体材料)や栄養(薬、増殖因子)、さらにそれらを目的とする位置に適切に運ぶ道具やセンサーなど、モノづくり技術の関与が不可欠であり、国の再生医療技術ロードマップにおいても重要なテーマとして位置づけられています。

しかしながら、モノづくり企業にとって、自社が得意とする技術やノウハウを再生医療分野のどこに活かせるかが分からない場合が多く、結果的に産業として展開しきれていないのが現状ではないでしょうか。そこで、京都リサーチパーク(KRP)では、平成21年4月より、再生医療の実用化を目指して、モノづくりの視点から周辺分野の産業化を支援する「仕組み」である『再生医療サポートプラットフォーム』を立ち上げました。

今回、プラットフォーム活動の一環として、標題のシンポジウムを本年10月19日(火)に開催します。再生医療の研究開発の3つの範囲である〆得戸尭骸N邸↓∈挧Δ隆霑胆己医学研究、A鰐瑤悗留用(くすり開発)のいずれの領域においても、モノづくり技術やノウハウが重要であり、必要不可欠です。 今回のシンポジウムでは、「再生医療を支えるモノづくりの力」をテーマに、研究現場と臨床現場に加えて、実業の現場(産業界)から各専門家をお招きし、参加者との意見交換(パネルディスカッション)を通じて、様々な視点から再生医療の実用化における「モノづくり」の位置付けや重要性を論じる予定です。

併せて、モノづくり企業による展示会を開催し、再生医療分野におけるモノづくりの成功事例を紹介いたします。

平成22年10月19日(火)9:45〜17:40

【事務局―開催後記】

基調講演および3つの特別講演を通じて「再生医療の基本は、細胞が持っている自然治癒力を活用して病気を治すことであり、そのためには細胞に元気を与え治療に有用な細胞を増やす(分化・増殖させる)ことが必要になる。またこれは病気の治療だけでなく、細胞の生物医学的な基礎研究や創薬開発の研究を進める上でも重要である。細胞を分化・増殖させるためには、様々な材料、器具・装置、診断・分析機器などのツールが必要であり、こういったツールの開発を支えるモノづくり技術との連携、活用が必要不可欠である。」などの議論がされました。
パネルディスカッションでは、細胞の分化・増殖から移送に到るまでの現場が抱える課題や、再生医療の実用化を促進する上での臨床研究や治験の効果的な進め方、さらには医師法と薬事法の違いやそれらの活用方法など、再生医療の現場が抱える具体的な課題について、参加者とパネリストの間で活発な質疑応答・議論が交わされました。
また、休憩時間に開催されたパネル展示会には再生医療サポートビジネス懇話会の会員企業を中心に、2大学、2支援機関を含め、13の企業、機関が出展し、再生医療の基礎研究からモノづくり試作品の展示など、各展示ブースでの来訪者との突っ込んだ意見交換が行われました。
当日は126名の方に参加を頂きました。関係者の方ならびにご参加頂きました皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

【会場】

京都リサーチパーク サイエンスホール(東地区1号館 4F)

田畑 泰彦 氏

【対象】

再生医療の産業化に関心のある企業や組織、
研究機関、モノづくり企業など 先着150名

【主催】

京都リサーチパーク株式会社

【後援】

近畿経済産業局、(独)科学技術振興機構、京都府、京都市、
京都商工会議所、(社)京都工業会 、京都産学公連携機構

9:45

9:55

主催者挨拶

9:55

10:40

基調講演

◆テーマ:再生医療(細胞研究、創薬、再生治療)を支えるモノづくり
◆講師:田畑 泰彦:京都大学再生医科学研究所 教授

10:40

11:20

特別講演1

◆テーマ:ゼラチンハイドロゲルによるDDSを応用した新血管再生医療 ―保険医療化をめざして―
◆講師:丸井 晃: 京都大学医学部附属病院 探索医療センター・心臓血管外科 准教授
◆座長:田畑 泰彦:京都大学再生医科学研究所 教授

11:20

12:00

特別講演2

◆テーマ:ES/iPS細胞の分化誘導をサポートする細胞外環境の重要性
◆講師:粂 昭苑:熊本大学発生医学研究所 教授
◆座長:田畑 泰彦:京都大学再生医科学研究所 教授

12:00

13:30

休憩時間

〜KRP1号館4Fエレベーターホール前にてパネル展示を開催〜

横山 周史 氏
13:30

14:10

特別講演3

◆テーマ:ES/iPS細胞による新規創薬スクリーニング技術
◆講師:横山 周史:株式会社リプロセル 代表取締役社長
◆座長:田畑 泰彦:京都大学再生医科学研究所 教授

14:10

17:40

専門家と参加者との意見交換(パネルディスカッション)

【第1部】パネリストによる最新情報の紹介
◆再生医療におけるレギュレートリーサイエンス
(梅澤 明弘 (独)国立成育医療センター研究所 生殖・細胞医療研究部 部長)
◆積層細胞シートの再生医療・薬剤評価への利用
(紀ノ岡 正博 大阪大学大学院工学研究科 教授)
◆再生医療に用いられる製品と薬事法
(吉川 典子 (財)先端医療振興財団 クラスター推進センター調査役)
◆橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)
(梅垣 昌士 大阪大学医学部附属病院 未来医療センター特任講師)

【第2部】参加者の質問に対するパネリストからの回答と
幹細胞・再生医療ビジネス等に関する自由討議

◆モデレータ:
田畑 泰彦 教授【医工薬学(生体材料)】

横山 周史 氏
◆パネリスト  
○ 丸井 晃 准教授【細胞分野】 ○ 粂 昭苑 教授【幹細胞生物学】
○ 横山 周史 代表取締役社長【創薬開発】 ○ 梅澤 明弘 部長【細胞分野】
○ 紀ノ岡 正博 教授【工学(化学工学)】 ○ 吉川 典子 調査役【レギュレーション】
○ 梅垣 昌士 特任講師【高度医療評価制度】  
18:00

19:30

交流会(アトリウム KRP1号館 東隣)

横山 周史 氏