再生医療サポートプラットフォーム

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平成21年度 再生医療サポートビジネス懇話会

平成21年度
再生医療サポートビジネス懇話会のご案内〜再生医療の実用化に向けて「再生医療(医学)ニーズ」を「産業化(工学)ニーズ」に分かりやすく翻訳 〜

 再生医療分野では、iPS細胞やES細胞をはじめとした幹細胞の臨床応用を目指した研究開発競争がグローバル規模で行われています。また、我が国でも一日でも早い実用化に向けたオールジャパン体制での支援が行なわれています。

 しかしながら、細胞や組織に関する生物医学研究だけでは臨床現場で再生医療を実現することはできません。細胞の生育環境(細胞の棲家=足場材料や培養装置、細胞の栄養=培地や分化誘導物質)、さらには、細胞を取り扱うための実験治具や器具、細胞の状態や機能を測定・評価するための分析機器、そして細胞の分離、保存、供給システムなどの周辺技術の開発が必要となります。これら再生医療の周辺分野は、多種多様な企業の参入が可能であり、新たなビジネスのチャンスであると考えられます。

 京都リサーチパーク(KRP)では、このような再生医療の周辺分野の産業化をサポートする「仕組み」づくりを目的とした「再生医療サポートビジネス」プラットフォーム活動の取り組みを開始しました。「仕組み」の構築には、研究現場の医学的ニーズから、必要とされる材料や機能などの工学的ニーズを割り出し、実際のモノ作りを行うための試作ニーズへと落とし込むための翻訳機能と具体的なニーズを実際に形にする試作機能が必要であると考えられます。

  「仕組み」の構築に向けた取り組みの第一弾として、今春より、再生医療の周辺分野の産業化へ向けた課題やニーズを明らかにし、産学公それぞれの立場から産業化に向けた情報交換やアイデア創出を行うための「再生医療サポートビジネス懇話会」を開催します。この懇話会では、医工学分野の第一人者である田畑泰彦 京都大学再生医科学研究所 教授を座長として、再生医療の周辺分野に関わる第一線の研究者にご講演いただきます。さらに、より理解を深め、再生医療の実用化に必要な治具や材料、実験・分析機器、システムなどの産業化ニーズや課題を明らかにするために、田畑教授による補足解説やニーズの翻訳をはじめ、くつろいだ雰囲気での講演者と参加者とによる自由で活発な意見交換・討議の場を設けています。

再生医療の産業化に興味をお持ちの方はもちろん、すでに産業化に取組まれている方も是非この機会にご参加ください。

 

会 場 KRP4号館 2階 ルーム1 >>アクセス
※当初案内から会場を変更しておりますのでご注意ください。
対 象
  • 再生医療分野での事業化に興味をお持ちの方
  • 再生医療の臨床応用や研究開発を支える技術や装置、器具、材料について興味をお持ちの方
  • 自社の技術、装置、器具、材料の新たな展開先をお探しの方
  • 再生医療分野での産学連携に興味をお持ちの方
参加費 お一人様 80,000円 (全6回分 軽食・ドリンク代、資料・参考書代を含みます)
お申込み受付後、請求書をお送りいたします。
定 員 20名
※先着順で受付いたしますので、お申し込み多数により定員オーバーとなった場合は、
締切前でも募集を終了させていただく場合がございます。
お申込方法 平成21年度の懇話会は終了しました。
多数のご参加ありがとうございました。
主 催 京都リサーチパーク株式会社

 

プログラム

第1回 平成21年5月8日(金) 16:00〜19:30 (自己紹介を兼ねた懇親会(名刺交換会)の時間を含みます)
タイトル 再生医療を実現する材料工学技術
講演者 田畑 泰彦 氏(京都大学 再生医科学研究所 生体材料学分野 教授)
内 容 細胞の能力を利用して生体組織の再生、臓器機能の代替を行う再生医療では、様々な材料の研究開発が必要である。生物医学研究、創薬、再生誘導治療の実現に不可欠な材料工学技術について討論したい。
第2回 平成21年6月5日(金) 16:00〜19:00
タイトル 細胞培養をする時の道具の重要性
講演者 紀ノ岡 正博 氏(大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻 生物工学コース 教授)
内 容 再生医療への貢献を目指す際に、移植を前提としたヒト細胞の培養は重要な工程である。本講では、培養・観察などの工程における技術を紹介するとともに、様々な道具開発の可能性について議論する。
第3回 平成21年8月21日(金) 16:00〜19:00
タイトル 骨再生・再建への材料学的アプローチ
講演者 石川 邦夫 氏(九州大学 歯学研究院 口腔機能修復学講座 生体材料工学分野 教授)
内 容 6億年前に脊椎動物が骨格系の無機主成分として選択した炭酸アパタイトを前駆体を用いる溶解析出反応によって調製 する方法、炭酸アパタイトが骨リモデリングに完全に調和して骨に置換される機序を概説する。また、表面修飾による骨細胞の活性化法に関しても合わせて概説することで、骨再生・再建に必要な材料特性について議論したい。
第4回 平成21年10月23日(金) 16:00〜19:00
タイトル 金属材料を再生医療に生かすための基盤技術
講演者 塙 隆夫 氏 (東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 金属材料分野 教授)
内 容 近年、強度と靱性に優れた金属を足場材料として利用するための研究が始まっている。金属材料上での細胞機能の活性化および感染症を予防するための表面創出の概念と基盤技術について、金属表面工学を基盤に考える。
第5回 平成21年12月11日(金) 16:00〜19:00
タイトル 生体吸収性材料と足場材料
講演者 平野 義明 氏(関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授)
内 容 再生医工学の目的は,大きく損傷したり失われたりした生体組織と臓器を、細胞を用いて再生・再構築する技術を確立することにある。再生医工学には細胞の増殖・接着のための足場が必要である。本来は細胞外マトリックスがその役目を果たすが、組織の欠損により欠如するため、細胞自身によって再構築するまで人工の細胞外マトリックス(足場)を供給する必要が ある。そこで、本講演では、足場材料を考える上で必要な生体吸収性材料、生体吸収性材料と足場の関係、細胞外マトリックス、そして、細胞接着性ペプチド等を用いた機能性足場材料について述べる。
第6回 平成22年2月19日(金) 16:00〜19:00
タイトル 機能性足場材料の作製のための表面ならびに三次元加工技術
講演者 山本 雅哉 氏(京都大学 再生医科学研究所 生体材料学分野 助教)
内 容 幹細胞を用いた再生医療には、機能性足場材料が必要不可欠である。本講演では、機能性足場材料の作製に利用可能な表面ならびに三次元加工技術について、加工された材料上での細胞の挙動を示しながら概説する。