Healthcare Venture Conference KYOTO

HVC KYOTO 2017Don’t miss out on the upcoming innovations in Healthcare!

ヘルスケア分野でグローバル市場への飛躍を目指す革新的なベンチャーを支援するHVC KYOTO(ヘルスケア・ベンチャー・カンファレンス・京都)。HVC KYOTO 2017(第1回)が、JETRO地域貢献プロジェクトの一環として2017年8月4日(金)に京都リサーチパーク(KRP)にて開催されました。全セッション英語で行われ、ヘルスケア分野だけではなく多様な属性を持つ約160人が参加しました。

オープニングでは、主催者を代表してジェトロ京都の石原賢一所長が「この会議の成功が、ヘルスケア分野におけるイノベーションシステムをリードすることになる」と挨拶。ベンチャー企業10社によるショートプレゼンと公開メンタリングを中心に、各地のオープンイノベーションの先進事例が紹介されました。また各セッションと並行して併設展示が、セッション終了後には登壇者・パートナー間で個別マッチング相談会が行われました。
各セッションの詳細は以下をご覧ください。

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Program:2017年8月4日 10:00-15:30 京都リサーチパーク 西地区 4号館ルーム1ほか

10:00 - 10:05

主催者挨拶

(独)JETRO京都貿易情報センター 所長 石原 賢一 氏

10:05 - 10:30

Session1:ヘルスケア分野におけるボストン・ケンブリッジ地域の事業ポテンシャルMassachusetts Biotechnology Council, Economic Development & Global Affairs, シニアディレクター Elizabeth Steele氏

「ボストン・ケンブリッジ地域は歴史的にバイオテクノロジーに強みを持ち、製薬トップ20社のうち18社が拠点を構えています。地域の特徴は『教育レベルの高さ、資本アクセスの良さ、州政府の支援の3点』です。その証拠として、この10年で同分野の雇用が28%増加し、R&Dラボの面積が56%増大しています。また、資金面ではNIH(アメリカ国立衛生研究所)の助成額がカリフォルニア州に次ぐ第2位で、人口1人当たりの金額では同州を抜いてトップです。ベンチャー投資額も年々増加していて、2016年には33億ドルに達しました。これらの資金供給を受けて、がん研究を筆頭に1,700件もの創薬パイプラインのプロジェクトが進行中です。

マサチューセッツ州のバイオテクノロジー産業を支援するMass Bioは、1986年に会員企業わずか6社からなる民間非営利団体としてスタートし、今では、1,000社以上の会員企業を抱えるまでに成長しています。Mass Bioでは、会員向けに業界のトレンドや新技術などを紹介する各種フォーラムの他、定期的な情報交流イベント、共同購買、Team MassachusettsとしてのPR活動や国際交流、政府への提言(ロビイング)やベンチャー育成などを実施しています。特にMass CONNECTと称するベンチャー育成プログラムでは、製薬企業OBのメンターが起業家とチームを組んでメンタリングや投資家とのマッチング機会を提供しています。当プログラム修了者の中から有力ベンチャーも誕生しています。

Elizabeth Steele氏

【発表者プロフィール】現職の前はMassBIOのイベントディレクターとして、主催イベントの企画・運営に従事。MassBIOへの参画前は、Massachusetts Office of International Trade & Investmentにて5年間、マサチューセッツ州への海外投資を誘導すると共に、イスラエル、英国、ブラジルへのパトリック知事の経済ミッションを企画。また2010年のバンクーバー冬季オリンピックでは、大規模交通機関の運営に携わった。
Steele氏は、クレムソン大学にて政治学の学士とサフォーク大学にて政治学(国際関係)の修士号を取得している。
MassBIO ウェブサイト https://www.massbio.org/

10:30 - 10:45

Session2: KYOTO-SPARK : アカデミア発の創薬を目指して京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構 特定准教授 小栁 智義 氏

「京都にはヘルスケアのイノベーションをつくりだすエコシステムがなく、素晴らしい研究成果を製品へとつなげる人や資金が仕組みとして必要です。これがHVC KYOTOを始めたきっかけです。

創薬の『死の谷』を乗り越えるには、科学的発見を検証可能な様々なデータに変えていくためのインキュベーションシステムと、次のステップへの資金供給を行うためのマーケットプレイス(市場)が必要です。HVC KYOTOはその市場に育てたいと考えました。そして、インキュベーションは、『場所』のみの提供から『ヒト・モノ・カネ』をまとめて提供する形へ変化しています。この部分を京都大学で提供しようと開始したのがKYOTO-SPARKです。

SPARKとは、創薬分野のトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)を実現する実戦的なトレーニングプログラムで、2006年にスタンフォード大学で始まりました。”Bench to Bedside”をキーワードに、大学研究者に対して基礎医学と臨床研究の橋渡しに向けた教育指導やメンタリング、そして投資機会を提供していて、世界中でSPARKを冠したプログラムが立ち上がっています。

KYOTO-SPARKの特長は、様々な経験を持つアドバイザーのメンタリングを受けられることです。アドバイザーは全員ボランティアで、20~30年の経験を持っている各分野のエキスパートです。学内から公募した案件に対してレクチャーやメンタリングを行い、重要な研究成果を製品化するための戦略を練っていきます。そして、産業界への技術移転やベンチャー創出へとつなげていきます。

また、ソフト面だけでなくハード面の整備も進めています。京都大学に新しくできた研究施設内には、入居したその日から研究を開始できるインキュベーションに特化したスペースも用意しています。今後は国内外の方々と連携しながら、京都でエコシステムの構築を目指していきます。」

小栁 智義 氏

【発表者プロフィール】より健康で豊かな社会の実現を目指し、大学発ベンチャー創出と、企業との大型連携に従事している。スタンフォード大学博士研究員時代にベンチャー起業を通じた研究成果の事業化に接し、バイオビジネスでのキャリアを選択。帰国後は創薬、再生医療ベンチャーでの事業開発、多国籍企業での営業/マーケティング職を歴任。大阪大学大学院修了
KYOTO-SPARK ウェブサイト http://www.kyoto-spark.med.kyoto-u.ac.jp/

10:45 - 11:00

休憩

11:00 - 13:00

Session310 Innovative Startup Presentations

Presentation #1AFIテクノロジーの事業について(株)AFIテクノロジー 代表取締役社長 円城寺 隆治

「当社は、FESという革新的な分離技術をグローバルスタンダードにすることを目指しています。社名のAFIはAdvanced Filtration Industries Technologyの略称で、FES(Fluid Electric filtering and Sorting technology)という電気計測と流体制御技術を組み合わせた革新的な分離技術が核となっています。FESでは、事前ラベリングせずに目的の細胞や不純物を分離できます。当社はFESを用いた製品を通じて、多くの産業が直面している問題を解決していきます。

FESには、iPS細胞などの細胞分離に用いる『連続分離型』と、バクテリアの検出に用いる『濃縮分離型』があります。当社は、最初の製品として『濃縮分離型』の技術を用いてバクテリアを簡便、スピーディかつ高感度に検出する装置ELESTAを2016年に発表しました。ELESTAは食品・飲料などの品質検査市場をターゲットとしています。さらに、血中腫瘍細胞(CTC)などを用いた臨床研究の市場や、iPS細胞など細胞分離の市場に向けた製品を開発中で、2018年以降、各々の市場ニーズに対応した仕様のELESTAシリーズをリリースしていきます。」

【主なメンターコメント】

  • 「もしバクテリアが100%除去されることを証明できれば、細胞の静脈注射など非経口投与のフィルターとして非常に大きな市場があると思う」 Takeda Pharmaceuticals, Sham Nikam氏
  • 「技術特徴の紹介に注力した資料だったが、顧客ベネフィットや他社との違いを示した方が分かりやすい」MassBIO, Elizabeth Steele氏

【発表者プロフィール】呼吸用保護具メーカーである重松製作所の研究者として10年間従事した後、2007年に静電現象の一種である誘電泳動を専門とするフィルテクノジャパン(株)を設立し、大学研究機関および食品飲料メーカーの研究者向けにフロー型分離ツールを開発。2013年に(株)AFIテクノロジーを設立し、DEPを導入した微生物の迅速分析装置「エレスタ」の開発に着手。2014年、代表取締役社長に就任。2012年に首都大学東京(旧東京都立大学)にて博士(工学)取得。専門は微生物学および誘電泳動(電磁気学)。
(株)AFIテクノロジー ウェブサイト http://afi.co.jp/

Presentation #2糖鎖関連技術を用いた関連ビジネス(株)糖鎖工学研究所 事業部 課長 落合 洋文 氏

「当社は、ヒト型糖鎖製造技術と糖鎖修飾技術に基づくバイオ医薬品の開発を目指しています。バイオ医薬品開発においてペプチドやタンパク質が重要となっていますが、難水溶性化合物、短い半減期、複雑なQCなど、解決すべき技術的課題もあります。これらを改善する重要な要素が糖鎖です。当社は、化学的な糖鎖修飾技術を用いて画期的なバイオ医薬品を創出します。

当社は、N結合型糖鎖を大量生産(10kgスケール)する技術と、任意のペプチドを化学的に糖鎖修飾して均一な糖タンパク質を合成する技術を有しています。この技術を用いて、均一なインターフェロンβを化学合成することに成功しました。さらに、このインターフェロンβに糖鎖を複数修飾することで、抗腫瘍効果や作用時間の改善を図ることができました。また、タンパク質だけでなく、ペプチド(ソマトスタチン)においても糖鎖修飾による機能改善に成功しています。画期的なバイオ医薬品を開発している皆様にとって、当社の糖鎖修飾技術が様々なペプチドやタンパク質の機能改善ツールとなることを目指しています。」

【主なメンターコメント】

  • 「バイオ医薬品の分野で大きな可能性を秘めている技術だと思う」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏
  • 「まずはフォーカスを絞り、この技術が機能することを証明してから、次の化合物に対応していくのがいいと思う」 SPARK Berlin, Craig Garner氏

【発表者プロフィール】京都大学在学中に糖鎖の合成研究を開始する。博士の学位取得後、博士研究員として核酸や糖タンパク質の合成研究に従事。2009年に大塚化学(株)に入社。2013年、(株)糖鎖工学研究所の独立とともに同社に入社し、糖鎖誘導体の合成及び医薬品への応用研究を担当。現在に至る。
(株)糖鎖工学研究所 ウェブサイト http://www.glytech.jp/jp/

Presentation #3ヘルスケア業界に独自AIで挑むハカルス(株)ハカルス 代表取締役 藤原 健真 氏

「当社は、食事や血糖値、血圧、エクササイズなど、従業員の健康管理に貢献する企業向けアプリを開発しています。社名は日本語の『測る』から来ています。当社のアプリは、利用者から得た食事やエクササイズの情報を元に、AIが健康情報の提供や健康改善のレシピ提案をします。また、情報はクラウドに集約され、顧客企業の総務担当などが従業員の健康状態をWEB上で確認することもできます。このようなサービスは、世界中で既に提供されています。

当社の特徴はAIにあります。通常こうしたサービスではDeep Learningの技術を用いますが、我々は使いません。Deep Learningでは、膨大なデータや計算量が必要です。一方、当社の用いるSparse Modelingは、少量のデータと計算量で解を導き出すアルゴリズムで、普通のノートパソコンでも計算ができてしまう優れた技術です。

当社は、国際的なチームを築いていて、フィリピンで開発しています。フィットネスクラブや保険会社、一般企業をターゲットとしています。大手の企業向け福利厚生サービス提供会社とも提携しています。海外も含め新たなパートナーを求めています。」

【主なメンターコメント】

  • 「既に、10~20の競合アプリがあるなか、どのように差別化するのかが大事」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏
  • 「日本ではうまくいっているが、海外では文化的な違いがハードルとなるかもしれないが、健康意識の高い会員組織とパートナー提携をしていくという発想は良いと思う」 SPARK Berlin, Craig Garner氏

【発表者プロフィール】(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントにてエンジニアとしてゲーム機PlayStationの開発に従事した後、イスラエルの軍事ベンチャーに転職。その後、数社のテクノロジーベンチャー企業を共同創業。2回のエグジット経験を持つ。1社目はCTOとして日本国内の上場企業への売却、2社目はCEOとして米国企業への売却。2010年から活動拠点を京都に移し、京都が持つアカデミア知財の強みと世界に誇る食文化の高さを再発見する。1976年生まれ、滋賀県出身、京都在住。カリフォルニア州立大学コンピューター科学学部卒業。
(株)ハカルス ウェブサイト https://hacarus.com/ja/

Presentation #4iPS細胞由来の心血管系細胞の実用化iHeart Japan(株)  代表取締役 角田 健治 氏

「当社は、心不全治療用にiPS細胞由来の再生医療製品を開発しているベンチャー企業で、2013年に設立されました。基本技術は、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授の研究成果で、これまでにVCからの投資と、公的機関からの補助金を獲得しています。また、心筋細胞などの研究ツールは、タカラバイオと提携して既に発売しております。

今日はメインの開発案件であるiPS細胞由来の心血管細胞の多層体について話します。当社は、ゼラチン・ハイドロゲル粒子を用いた特殊な積層技術により、多数の細胞シートを積層できます。細胞シートを積層すると、通常は酸素や栄養が不足して、細胞が死滅しますが、当社の積層技術で作られた多層体は試験管培養で1週間経っても生存できます。既に、心筋梗塞モデルのラットとブタの動物実験で有効性を示唆するデータを得ています。

当社は、2020年の治験開始を目指しており、これと並行して京都大学での臨床研究も準備しています。市場規模は、日本でも年250億円以上になると見ています。世界中の患者様を救うため、大企業とのパートナーシップを求めています。」

【主なメンターコメント】

  • 「再生医療は先端技術なので、どの企業も興味を持っており、特許の状態によっては、中規模以上の製薬企業にとって非常に魅力的な技術になる」 Takeda Pharmaceutical, Sham Nikam氏
  • 「再生医療は非常にホットな領域だが、許認可以外にiPS細胞の製造効率の問題や、標準的治療に対する顕著な治療効果を示せるかという問題を解決しなければならない」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏

【発表者プロフィール】投資会社にてバイオベンチャーの投資を担当。2013年にiHeart Japan(株)を設立し、代表取締役に就任。
iHeart Japan(株) ウェブサイト http://www.iheartjapan.jp/

Presentation #5新概念の抗DNAウイルス薬(株)キノファーマ 代表取締役社長 黒石 眞史 氏

「当社は、キナーゼを標的とした医薬品開発を行っています。まずウイルスには、エボラ熱やインフルエンザのようなRNAウイルスと、アデノウイルスのようなDNAウイルスの二種類があります。当社は、DNAウイルスをターゲットにしています。

例えば、高熱や腫れ、痛みを伴う角結膜炎(EKC)は、毎年日米欧で600万人以上が感染しますが、有効な治療薬は有りません。また、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)に対してアメリカではワクチン投与が63%ですが、日本では僅か4%です。当社は、これらの問題を解決します。

一般的に抗ウイルス薬は、DNAウイルス自体の酵素やタンパクを標的にして活動を阻害するため、ウイルス毎に異なる薬が必要です。当社の技術は、DNAウイルスが宿主細胞内で増殖するために用いる細胞内酵素を阻害するため、一つの薬で様々なウイルスに対応することが特徴です。京都大学の萩原教授が発見し、特許化しています。

開発パイプラインですが、既にパートナーがある角結膜炎用の目薬は、米国FDAへの申請を準備中です。ウイルス性のイボ用のスキンパッチが京大病院でPhase1&2の臨床研究中、子宮頸がん用のタブレットは京都大学と臨床研究を準備中です。そして、最も市場が大きい静脈注射用の製剤が動物実験の準備中であり、いずれも開発パートナーや投資家を求めています。」

【主なメンターコメント】

  • 「非常に先端的な領域で、市場も大きいと思うが、先行他社がこの領域で非常に精力的に開発しており、彼らとの違いや安全性を明示してほしい」 Takeda Pharmaceutical, Sham Nikam氏
  • 「技術の安全性や効果に説明時間を割くべきで、各パイプラインの市場規模に加えてベネフィットや差別化ポイントなどを紹介したほうが良い」 MassBIO, Elizabeth Steele氏

【発表者プロフィール】2002年にウォーターベイン・パートナーズを設立し、バイオファーマ分野のアカデミア技術のインキュベーション投資に従事。2011年にキノファーマのCEOに任命され、以来、新概念の抗ウイルス薬の開発に取り組む。
(株)キノファーマ ウェブサイト http://www.kinopharma.com/

Presentation #6高機能iPS細胞由来心筋細胞の実用化(株)マイオリッジ 代表取締役 牧田 直大 氏

「当社は、iPS細胞由来の心筋細胞を用いた創薬ツールを開発する京都大学発ベンチャーです。心筋細胞の用途には、移植治療などの再生医療と創薬ツールの二つがあります。当社が提供する心筋細胞は、①低価格で②高純度、③ロット間の均一性があり④動物由来成分が含まれず、⑤成熟心筋細胞のマーカーが高発現性を示し、⑥成熟した心筋繊維が形成されていて、⑦薬剤応答性が高い、という7つの特色があります。

当社は、京都大学南一成博士の技術を元に2016年に設立したベンチャーで、分化誘導技術や培養液などの関連特許を京大が保有しています。当社の心筋細胞は、93~98%が心室の心筋細胞と高純度で、他社製品と比べてもHERGやKCNQ1、Kir2.1などのマーカーが高い発現性を示します。また、ニフェジピンを用いた細胞毒性試験でも拍動の乱れを確認できるなど、創薬や毒性試験に適しています。」

【主なメンターコメント】

  • 「誰がユーザーで、何を製品として提供するのかを明らかにしてプレゼンすると共に、創薬ツールとして提供するのであれば、どの種類の心筋細胞がどれだけの割合で存在しているか、そして、分布が均一なのかどうかを示す必要がある」 SPARK Berlin, Craig Garner氏
  • 「自分達の心筋細胞が、他社の心筋細胞よりもイオンチャンネルのマーカー発現性が高いことを示す必要がある」 Takeda Pharmaceutical, Sham Nikam氏

【発表者プロフィール】京都大学工学研究科所属。在学中に、マイオリッジの技術顧問である京都大学物質ー細胞統合システム拠点(iCeMS)の南一成特定拠点助教の研究室にてiPS細胞の研究支援を行ったことをきっかけに起業を決意するに至り、2016年3月に京都大学を卒業後、同年8月に取締役CTOである末田伸一(京都大学iPS細胞研究所所属)と共に、南氏の研究成果を創薬支援や新薬開発に役立てるべく(株)マイオリッジを設立。
(株)マイオリッジ ウェブサイト http://myoridge.co.jp/

Presentation #7レグセル―新しい免疫細胞医療創出への挑戦レグセル(株) 代表取締役 松田 直人 氏

「当社は、免疫の制御技術を用いて自己免疫疾患やがんの新たな医療を開発しています。私は、20年近く花粉症に悩まされてきました。花粉症やその他のアレルギー疾患は、T細胞などの自己免疫システムとその制御細胞であるTregが影響しています。Treg量が減少することでT細胞が活性化されて細胞組織を攻撃するのが糖尿病などの自己免疫疾患です。自己免疫疾患を抑制するため、過剰に活性化したT細胞を抑制するためのex-vivoのTreg培養システムを、当社は開発しました。

当社の事業計画には二つのプロジェクトがあります。1つはアレルギーや自己免疫疾患、臓器移植などに関るもので、ex-vivoのTreg細胞培養システムを用います。もう1つは、がんに対する細胞障害性T細胞(CTL)治療で、iPS細胞由来のCTL細胞を作製します。

当社は、有名な免疫学者である大阪大学の坂口名誉教授をCTO、京都大学の河本教授を科学アドバイザーとして、約6億円の資金調達を行いました。今年中に基本技術を確立し、2018~2019年に製造プロセスや前臨床試験を行い、2020年から臨床試験を始める予定です。我々は、自己免疫システムを制御することで新しい治療方法を開発できると信じています。」

【主なメンターコメント】

  • 「細胞治療は非常に話題となっているが、臨床研究と治療法を確立することは違うため、特許と事業化パートナーという2つの大きな問題をクリアしなければならない」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏
  • 「この治療法は多くの患者数が見込めると思うが、説得性を高めるには、患者数や市場規模等の数字的根拠をスライドに入れた方が良い」 MassBIO, Elizabeth Steele氏

【発表者プロフィール】1989年早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻(修士)修了後、富士フィルム株式会社に入社。2015年3月、株式会社iPSポータル入社 社長室長に就任。2016年1月、レグセル代表取締役就任。
レグセル(株) ウェブサイト http://regcell.jp/

Presentation #8革新的結合試験を用いた化合物の探索(株)SEEDSUPPLY 代表取締役社長 樽井 直樹 氏

「当社は、武田薬品工業のアントレプレナー・ベンチャー・プログラムから誕生したスピンアウトベンチャーです。1990年代以来、ハイスループットスクリーニング(HTS)は様々な創薬探索に用いられてきましたが、最近では扱いやすいターゲットが減少していることが課題となっています。当社は、既存のハイスループットスクリーニング技術では対応できない創薬ターゲットを対象にした化合物探索や、標的分子が不明な化合物の結合タンパク質探索という2つのサービスを提供します。

当社は、Binder Selection Technologyという独自技術を用いてサービスを提供します。この技術は、水溶性タンパク以外にもミクロソームやDNA/RNA等の様々なターゲット分子に適応でき、武田薬品工業が保有する40万化合物のライブラリと組み合わせることで、あらゆるスクリーニングに対応します。我々のサービスは、受託契約、オンラインストア、共同開発の3種類から選ぶことが可能で、様々な製薬企業の研究開発に貢献することを目指しています。」

【主なメンターコメント】

  • 「利用者は武田薬品の40万化合物のライブラリ全てにアクセスできるのか、独自のライブラリも今後構築するのかなどを示した方が、利用者にとって分かりやすい」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏

【会場からのコメント】

  • 「仮に武田薬品のライブラリに興味深い化合物があれば大学のプロジェクトと共同開発できるのかどうか、ということや、その場合の特許取扱い・コストがどれくらいなのかをプレゼンで示してほしい。」京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構 機構長 萩原 正敏氏

【発表者プロフィール】武田薬品工業(株)で20年間にわたり、化合物スクリーニングに携わった。その間、ハイスループットスクリーニングの導入、化合物ライブラリの設計の他、新規アッセイ技術の導入、開発を積極的に行った。携わった創薬プロジェクトのうちの一つであるカリウムイオン競合型アシッドブロッカーはヒット化合物からの最適化後、上市(2015年)に至り、商品名タケキャブで販売されている(平成28年度創薬科学賞受賞)。
(株)SEEDSUPPLY ウェブサイト http://www.seedsupply.co.jp/

Presentation #9自閉症スペクトラム障害治療薬の開発と関連事業(株)スカイシーファーマ 代表取締役 小上 裕二 氏

「当社は、世界初の自閉症スペクトラム障害治療薬の開発を目指すべンチャーです。当社は、北海道大学の周東教授をアドバイザーとして、オキシトシン誘導体を用いた創薬に取り組んでいます。また、自閉症スペクトラム障害のユニークな動物モデルを開発した金沢大学の東田教授の技術も活用しています。さらに、創薬開発と並行して、抗オキシトシン抗体を用いた診断キットの開発や、体内のオキシトシン作用時間を高める化合物の共同開発も行っています。そして、オキシトシン作用時間を延ばす物質やエクソソームの探索を複数の企業と共同研究しています。

当社は、周東教授が発見した新しいオキシトシン誘導体から2つの候補化合物を導出しました。マウスの初期実験ではオキシトシンの効果が増幅しており、年内もしくは来年には前臨床試験に入る予定です。また、エクソソームのビジネス開発でも良好な実験結果が得られています。

今後開発をすすめていくにあたり、前臨床試験を完了するまでに約10億円が必要となります。そのための資金調達をVCや事業会社から行う予定です。また、フェーズ2臨床試験に進む段階で、ライセンスアウトやM&Aを目指しています。」

【主なメンターコメント】

  • 「オキシトシン誘導体を合成しているが、何故オキシトシンではなく誘導体とする必要があるのか示すべき」 Takeda Pharmaceutical, Sham Nikam氏
  • 「折角オキシトシン誘導体という非常に有望な候補があるので、まだまだ不明なことが多く、製造も確立されていないエクソソームへ手を拡げるよりも、まずは誘導体に集中すべき」 SPARK Berlin, Craig Garner氏

【発表者プロフィール】1986年東洋醸造入社。1992年合併により旭化成工業医薬事業部(現旭化成ファーマ)入社、2006年旭化成ファーマ退社とともにPRISM BioLab株式会社創設、取締役 研究開発本部長就任、2010年PRISM Bio Lab退社、株式会社D.D.P.創設、代表取締役就任、2015年スカイシーファーマ創設、代表取締役就任。
(株)スカイシーファーマ ウェブサイト http://www.skyseapharma.com/

Presentation #10不妊治療のための子宮内フローラ検査の開発Varinos(株) 取締役 長井 陽子 氏

「当社は、2017年2月に誕生したばかりの、次世代シークエンサーを用いた受託解析ベンチャーです。当社は、ゲノム医療の実現を目指しており、その第一歩として、不妊治療に新しい検査を導入し、イノベーションを起こしたいと考えています。産科・婦人科医が顧客であり、エンドユーザーである不妊治療の患者を救うことを目指しています。昨年国内で約40万例のIVFによる不妊治療が行われましたが、治療費は約150万円と高額であるにも関わらず、7割は妊娠に成功せず、85.5%の患者が妊娠率の改善を求めています。

一方で、子宮内のラクトバチルス属の菌が豊富な人の方が妊娠率・出産率が高い、という驚くべき論文が昨年発表されました。これまでに知られていたことは、膣内のラクトバチルスが支配的であるほど、雑菌やウイルスなどの感染症を防ぐことです。新たな報告では、子宮内でもラクトバチルスが支配的であることが、母体と受精胚にとって非常に重要なファクターである可能性を示しました。この結果を受け、我々は子宮内膜のマイクロバイオームを調べる新しい子宮内フローラ検査サービスを開発しています。まず、不妊治療患者の膣あるいは子宮内膜サンプルを医療機関にて採取し、当社の品川ラボラトリーに送ってもらいます。弊社ラボラトリーにて、DNAを抽出、増幅、シークエンシングして、マイクロバイオームを解析し、レポートとして返却します。

当社は、今年7月に品川ラボをオープンし、4つの不妊治療クリニックと60人の患者を対象にパイロット研究を開始しました。子宮内膜の菌環境は、サプリメントや子宮内洗浄などで簡単に変えることができる可能性があり、2018年1月には、治療介入に関する臨床研究を始める予定です。」

【主なメンターコメント】

  • 「非常に重要なアンメット・ニーズに対応しているし、診断という素晴らしいソリューションを提供しており、さらに医者と組んで変化を起こそうとしていることがよい」 SPARK Berlin, Craig Garner氏
  • 「マイクロバイオームは非常に関心の高い領域となっているが、2つの大きな課題がある。国際的なサンプリング・テスティングの基準がないという技術的課題と、消費者向けサービスとするのかIVFの効果改善など医療行為の方向を目指すのかによってクリアすべき課題や資金調達も異なってくるというターゲット戦略の2つの大きな課題がある」 Johnson & Johnson INNOVATON, Dong Wu氏

【発表者プロフィール】2011年、東京大学大学院薬学系研究科にて博士号を取得。(独)産業技術総合研究所、東海大学医学部では研究員として遺伝統計解析・データベース開発業務に携わる。2014年、イルミナ株式会社に入社、シーケンシングスペシャリストとしてヒトゲノム研究のコンサルティングに従事。2017年、元同僚の桜庭氏と臨床ゲノム検査を開発・提供することを目的としたVarinos株式会社を設立、取締役に就任。ゲノム医療をより身近なものにすることを目指す。
Varinos(株) ウェブサイト http://varinos.strikingly.com/

13:00 - 14:00

休憩

10:30 - 10:45

Session4:SPARK Berlin:アカデミアにおける橋渡しと起業家精神の強化SPARK BERLIN創始者、Charité大学病院 教授、Craig Garner 氏

「SPARKのコンセプトは、いいアイデアを素晴らしい製品へ変えていく、というシンプルなものです。しかし、現実にアイデアを製品へ変えていくのは非常に困難です。起業とはどういうものか、産業界は何を求めているのか、研究者に教育しなければなりません。社会・若者へ還元したいという志を持つ産業界のベテランが、ボランティアでメンタリングをする教育の仕組みがSPARKです。

SPARKは、スタンフォード大学のDaria Mochly-Rosen教授の経験から生まれました。彼女は、大学の成果を技術移転しようとしましたが製薬大手から軒並み断られ、自ら起業しました。そして、大学を一度離れて開発を進め、最終的に300億円以上でAmgenへ売却しました。大学へ戻ったとき、学内の研究の多くが上手く進展していない事実を知り、この問題を解決するためにSPARKを立ち上げました。

スタンフォード大学のSPARKでは、10年間で110件中73件のプロジェクトが完結し、31件が臨床試験へ進んでいます。この成果を受け、世界中でSPARKプログラムが誕生して学びを共有しています。その一つ、SPARK-Berlinは3年前に設立されました。

ベルリン地域は、スタンフォードに比べて、研究者の意識も事業化へ向いておらず、エコシステムも未整備で、教育やメンタリングのプログラムが欠けていました。SPARK-Berlinは、この3年で教育やプロジェクトマネジメント、エキスパートのアドバイザー、国際的ネットワークなど様々なことに取り組んできました。まだエコシステムは整備中ですが、既に複数のプロジェクトが生まれています。

SPARKには、チャンピオン案件の育成や、経験豊かなプログラムディレクター、ボランティアのメンター、TLOとの連携、コア施設、ファンドなど、様々な要素があります。色々な人々の協力を得ながら整備していくことが、効果的な育成プログラム実現へのポイントです。」

Craig Garner 氏

【発表者プロフィール】Garner教授はパーデュー大学にて生化学の博士号を取得後、スイス・バーゼルのフリードリヒ・ミーシャ―研究所 研究員、ドイツ・ハンブルグの分子脳生物学センター グループリーダーを歴任後、スタンフォード大学 精神医学・行動科学部門 教授としてスタンフォード大学ダウン症センターを共同主宰。2014年にドイツ・ベルリンのCharité大学病院教授兼DZNE-Berlin(ドイツ神経変性疾患研究所)の研究者に着任。2015年に、大学研究者にトランスレーショナルリサーチと起業精神を教育するため、SPARK-Berlinを設立。Garner氏はこれまでにバイオベンチャー3社を起業しており、シナプス集合の分子・生理機構と神経変性疾患の機能に関する基礎研究に、現在も精力的に従事している。
SPARK BERLIN ウェブサイト http://www.spark-bih-berlin.org/

14:30 - 15:30

Session5グローバルなヘルスケア企業が求めるシーズとオープンイノベーション

Presentation #1Johnson & Johnson, Make the ConnectionJohnson & Johnson INNOVATION, Asia Pacific Innovation Center, 所長 Dong Wu氏

「Johnson & Johnsonは、130年前に絆創膏の販売から始まり、今では世界でも有数のヘルスケア企業に成長しました。我々は世界で最もイノベーティブなヘルスケアカンパニーになりたいという夢の実現に向けて社内だけでなく社外にも巨額の投資を行ってきました。

しかし、イノベーションには、パートナーが必要です。そのために作った組織がJohnson & Johnson INNOVATION(以下、JJI)で、約170名が世界中で活動しています。JJIは、エコシステムの近くにいたい、という思いで、ボストン、サンフランシスコ、ロンドン、上海の4か所のイノベーションセンターを核に活動しています。イノベーションセンターでは実際のディールを行うことを主眼に、この4年間で約8000案件の評価を行い、400件以上の投資を実施しました。また、インキュベーション機能を担うJLABSや、医療機器を中心とした投資機能を担うJJDCも整備し、以前よりも早い段階でイノベーションに関わる体制を構築しています。破壊的技術でJ&Jの事業との親和性があれば、誰にでも協業の可能性があります。

イノベーションには密度が重要です。Session1で紹介されたボストンには、2km×0.5kmの狭い範囲に数千社の企業に加え、病院などが集積しています。このような密度を作っていく事がエコシステム構築において重要です。JJIの活動の一つJLABSは、エコシステム内に物理的なインキュベーションシステムを作るために設立されました。ヘルスケアのスタートアップに必要な設備投資や専門家に加え、投資家や事業パートナーなど、従来はエコシステムの中に分散していた要素を統合したのがJLABSです。現在北米8か所に設置されているJLABSには、140社が入居し、50社が卒業、30件以上の協業が生まれています。

JLABSでは、設備や装置に加えて、教育や交流の機会を用意しています。その時に重要となるのが、”No Strings attached”という発想です。入居の際にJ&Jが投資などで囲い込んでいるわけではないため、外部の投資家や他の製薬企業とも連携しながら教育プログラムや交流機会を提供することができるのが特徴です。

JJIは、それぞれの機能を通じて、スタートアップがイノベーションを加速するための架け橋となることを願っています。」

Dong Wu氏

【発表者プロフィール】前前職は、Johnson & Johnson消費者ビジネスのR&D担当副社長。グローバルエンジニアリング部門と新興市場のR&D部門を率いて、Johnson & Johnsonのグローバル市場での製品探索を行ってきた。新興市場でのパーソナルケア商品を開発する新興市場R&Dの部門長として2007年にJohnson & Johnson入社。以来、高付加価値製品の開発とイノベーション文化の定着に努めている。Johnson & Johnson入社前はユニリーバで品質保証、製造及び研究開発分野で経験を積んできた。Dong氏は、開発グループの長として上海のユニリーバ地域イノベーションセンターの立上げに携わった後、ユニリーバ最大の生産拠点である安徽省合肥工場の製造部長兼工場長に就任。ユニリーバでは中国、アメリカ、日本での勤務経験がある。復旦大学卒業(応用化学)、中欧国際ビジネススクールでMBA取得。
Johnson & Johnson INNOVATION ウェブサイト https://www.jnjinnovation.com/

Presentation #2"Entrepreneurship Venture Program" Takeda's new approach for R&D innovation武田薬品工業(株) リサーチ イノベーション&アントレプレナーシップ
ヘッド Sham Nikam 氏、EVPオペレーション ヘッド 長袋 洋 氏

「製薬業界は非常にダイナミックとなり、特定の地域で研究開発をしていれば良いという時代ではなく、グローバルで探索する時代となりました。武田薬品工業も現在、よりイノベーティブになるための変化の只中にあり、湘南リサーチセンターを開放し、世界的なイノベーションが生まれる場所に変えていこうとしています。

当社は、違いを生み出す医薬品を持続的に提供する充実したパイプラインを保有するため、イノベーションや起業を促すエコシステムを構築したい、と考えています。一つの薬剤をつくるのに1700億円もかかり、更に成功確率も低い、という現状は異常です。投資資金も限られるいま、現状維持は不可能です。新しいR&Dモデルが必要です。

新しいR&Dモデルでは、動物実験をヒト組織の実験に移行したり、先端的なデータ解析を活用したり、産学連携を通じて臨床試験の成功率を高めたりすることが必要です。そのためにはスタートアップによる外部イノベーションが大事になります。

当社では、3つの疾患領域とワクチンに集中し、世界的なR&D拠点も再編しました。それ以外の領域はスピンアウトさせることを決め、既にベンチャーへのライセンス供与も行い、いくつかのプロジェクトは順調に成長しています。そこから学んだことは、小さな単位で開発したほうが上手く行きやすいということです。

武田薬品工業のEntrepreneurship Venture Program(EVP)は、SPARKとは異なるアプローチでバイオベンチャーを創出します。EVPは、当社の研究員が、自らの経験や技術を元にアントレプレナーとして羽ばたくことを支援します。EVPでは、最初にアイデアを提案して承認を受けると、3年分のシード資金を持って研究員は湘南リサーチセンターで起業します。起業後は専門家と共に、ビジネスプランのブラッシュアップや、次のステージに向けた開発を行います。1年かけて準備したところ、31件の申請があり、SEEDSUPPLYを含む9件のプロジェクトがEVPで立ち上がりました。当社は、この取り組みを通じて、湘南リサーチセンターをエコシステムのハブとしていくことを目指しています。」

Sham Nikam 氏、長袋 洋 氏

【発表者プロフィール】Sham Nikam 氏藤沢にあるイノベーション&アントレプレナーシップの部門長として、武田薬品工業が有する資産や能力、インフラを活用した起業活動を率いている。武田薬品工業に移籍する前は、ドイツNycomedにて、グローバル探索部門長やインド・ムンバイでの産学連携のCSOを務めた。またParke-Davis/Pfizerにて20年間、Smith Kline、French Labs、Sandozにて計8年間研究開発に従事し、7件の臨床候補と15件の創薬探索プロジェクトに携わった。35件の特許、論文発表などの実績がある。 長袋 洋 氏イノベーション&アントレプレナーシップ EVPオペレーション ヘッドとして、アジア・日本でのライフサイエンスのエコシステム創出に向け、武田薬品工業のスピンアウトベンチャーを輩出するEntrepreneurship Venture Program (EVP)を率いている。また、横浜市立大学医学部のフェローも務めている。
長袋氏は、薬理学の分野で複数の疾患領域において武田薬品工業とメルク研究所で20年以上の医薬品探索の経験がある。その間、複数の全臨床候補物を臨床試験へ導いた実績と、20件以上の論文発表、8件の特許がある。
武田薬品工業(株) ウェブサイト http://www.takeda.co.jp/

15:30

閉会

15:40 - 18:00

登壇企業・パートナー企業との個別マッチング相談会(計14件)

10:00 - 15:30

併設展示(ポスターセッション)

併設のポスター展示では、計21社・機関のブースを展示。休憩時間を利用して、参加者と出展社のネットワーキングが行われました。

参加者の声(参加者アンケートより)

  • 大学発のベンチャーが多く立ち上がっているのに驚いた。国内のみならず、海外の投資家にプレゼンする力量は素晴らしいと思う。
  • Very interesting and informative sessions!
  • Very informative event. My mind as researcher can get a different focus towards driving new research.
  • Session#3 Q&A from mentor is very productive and clarified strength/weakness of each presenter/opportunities.

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