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2021/08/06

コロナテック最前線~研究者とスタートアップの緊急対談~ 終了

0714イベントサムネイル20210614.jpg前線~研究者とスタートアップの研究対談~』(KRP内、配信スタジオ機能付き会議室"イノベーションルーム"よりハイブリッド開催)では、新型コロナウイルス感染拡大により顕在化した社会課題解決に取り組む、KRPご入居のスタートアップで非接触による病状の遠隔モニタリング機器を開発し、新型コロナウイルスの重症化早期把握に貢献する株式会社マリ代表取締役社長の瀧宏文氏と下水のウイルス濃度を測定する"下水疫学"を活用した、市中感染状況把握方法を研究している京都大学工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター特定助教の井原賢氏をお招きして2つの最新テクノロジーのご紹介や取り組みについての講演と、社会実装を目指す両者を交えての対談イベントを開催しました。

<講演者>(敬称略)

・株式会社マリ 代表取締役社長 博士(情報学)・医師 瀧宏文

・京都大学工学研究科 附属流域圏総合環境質研究センター 特定助教 博士(理学) 井原賢

<司会・ファシリテーター>

・京都リサーチパーク株式会社 新事業開発部 長田和良

講演に先立ち、視聴者の皆様に「ご自身、もしくはご所属先で、コロナウイルスによる社会課題を解決する事業や新規プロジェクトを行っていますか?」という質問を行いました。結果は「自身が携わっている、もしくは携わる予定がある」37%、「所属先が行っている、もしくは行う予定がある」37%、「予定はない」11%、「分からない」15%となりました。視聴者の皆様には、講演者お二人との新しい連携の可能性などを考えていただきながら、会を進めました。

当日は次の3つのお題について、トークセッションを行ないました。

①KRPご利用のきっかけは?

②研究開発や社会実装を目指す上での課題やニーズは?

③皆様の事業や研究がどのように社会を変えていくと思いますか?

キャプチャ1635.png

(株)マリ瀧氏(左)、京都大学井原氏(右)

マリの瀧氏からは「ミリ波レーダー技術に基づく非接触生体情報モニタリングシステム」について紹介をいただきました。コロナ禍において臨床研究の中断を余儀なくされましたが、発想を転換し、コロナの重症者の見守りにも応用できる「ミリ波レーダセンサ非接触見守りセンサVitaWatcher」の京都大学と共同開発、上市に至るお話もうかがいました。また、京都大学の井原氏からは、実際の研究データを交えながら最新の成果をお話しいただくとともに、下水疫学やその研究とビジネスの関係について、日本と世界を比較しながらお話いただきました。両者の対談では、社会実装を目指す上で、今後連携したいプレーヤーや、今後の展望まで語っていただきました。視聴者からは、技術に関することや、協業を行う際のポイント等の多くの質問をいただきました。

KRPでは、定期的にライフサイエンス・ウェルネス系の企業・スタートアップやアカデミアの研究者を対象に、研究環境やアクセラレーションプログラムなどの情報を発信するセミナーを開催していく予定です。次回もお楽しみに。

■過去のセミナーレポートのご案内
・2021年6月23日開催 「Beyond Next Ventures」と考えるバイオベンチャーのアクセラプログラム活用法』トークセッション
セミナーレポートはこちら⇒https://www.krp.co.jp/events/detail/2494.html

・2021年6月10日開催 『シェアリングエコノミーと実験機器の新しい流れ』トークセッション
セミナーレポートはこちら⇒https://www.krp.co.jp/events/detail/2493.html

・2021年5月13日開催 『研究者集団「リバネス」と考える新しいラボの在り方』セミナー
セミナーレポートはこちら⇒https://www.krp.co.jp/events/detail/2492.html