ペンギンファクトリーが受賞したのは、「ペンギンオフィス2」というソフト。このソフトは、グループウェアと呼ばれるソフトウエアで、組織などで使われる。スタッフの予定表のほか、伝言メモや回覧板、掲示板などの機能をインターネット上で共有できる仕組み。アワード受賞時までにおよそ2,000件、これまでに4,000件以上のダウンロード数を誇る。
同社は2001年、このソフトの原型となるソフト開発に着手。その後、バージョンアップを重ね、03年にオープンソースとして「ペンギンオフィス2」をリリースした。
オープンソースとは、プログラムの基本内容を公開したソフトのこと。プログラムが公開されているため、他のプログラマーがプログラムを改変することができる。基本ソフトの世界で有名なのが、リナックスだ。
オープンソースはソフト開発会社にとって両刃の剣となりうるものだ。ソースを公開することで社外のプログラマーがいい方向へ改変したり、ソフトの脆弱性を指摘してくれることがある。一方、ソフトの基本構造が分かるため、まねされて他のソフトへ勝手に利用されたり、商品としての価値を下げることにもなりかねない。
オープンソース化を決めたのは、自社商品として開発したものの、自社で販路を囲い込む戦略が採りにくかったことが1つ。もう1つは、技術力をアピールすることになるため、知名度の向上が狙えるということだった。折笠は「即決はしたものの、難しい判断。それでもアワードの受賞を含めてペンギンファクトリーの名前を知っていただくことにはつながった」と話す。 |
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