1962年京都生まれ。大阪の大学で経済学部を卒業、情報系の民間企業に勤めた後、財団法人京都産業情報センター(現京都産業21へ統合)へ。現在、産業情報部で、企業間交流をサポートする仕事に携わる。異業種交流会の
企画、運営にも携わり、現在、6つの異業種交流会の事務局長も務める。
京都産業21で企業間交流推進グループ係長を務める巽健次さんにもらった名刺を裏返してみると、3つの異業種交流会の名前が書いてある。巽さんの名前の上には大きめの字で「事務局長」の字。「3つとも交流会の企画や運営に携わってきたもの。だから、3つとも事務局長をやらさせてもらってるんですよ」と巽さんは説明する。
もともと、情報系の民間企業に勤めていた。生まれの京都に帰ってこよう、と考えたとき、企業向けに情報化支援を行っていた財団法人京都産業情報センター(京都産業21へ統合)の職に誘われた。パソコン通信がやっと認知されてきたぐらいの頃だった。「これからパソコンで情報はどんどんつながっていく。だからこそ、人材のネットワークもつなげていく必要があるんじゃないか」。
転職後、一貫して異業種交流会の企画や立ち上げ、運営に携わった。うまく続いた交流会もあるが、もちろん中には失敗したものもあった。「人と人の信頼関係を紡ぐ仕事。一朝一夕にはできない。時間をかけて少しづつ、少しづつ形ができてくる」という。
そんな中、巽さんが事務局長を務める異業種交流会の1つが、新しい形を作りつつある。京都の伝統産業の企業、製造業系の企業などで組織する「Kyoohoo!!?(キョフー)」だ。同会は、畳や風呂敷など伝統産業に携わる企業、精密金型や鋳造を手がける製造業系の企業などまったく異なる分野から参加する企業で構成される。
この交流会メンバーのうち異業種の15社が2002年、米ロスアンゼルスの日系展示会にマーケティングを目的に出展した。反響が大きかったことを受け、独自に海外への販路開拓に乗り出している。このほど、出展が難しいといわれるニューヨークの展示会に出展できることが決まった。「このような京都の企業間交流が世界に広がってほしい。ゆくゆくは華僑のような“京都人ネットワーク”を形作れば面白いじゃないですか!」。
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