東寺は794年の平安京遷都の際に、国家鎮護のために創建された寺院で、正式名称を「教王護国寺」と言います。その伽藍の数々は奈良時代の寺院建築様式で、京都のシンボルでもある五重の塔、かつて祖師・弘法大師の住居であったと伝えられる大師堂、南大門正面にそびえる金堂が国宝に指定されています。さらに講堂に安置されている不動明王など、国宝や重要文化財に指定されている仏像も数多くあります。
そんな東寺では、毎月21日に「弘法市」が開かれます。境内とそのまわりに約1,200〜1,300もの露店が軒を並べ、集客はなんと月20万人。露店を見て回ると、骨董品や古本はもちろん、格安の着物や、何に使うものかわからないような珍品までが売りに出されていて、ひやかしで訪れるだけでも楽しいものです。12月21日の「終い弘法」では、師走の慌ただしさと相まって、東寺の境内はもっとも活気に包まれます。 |