株式会社エレガフィは、ナノデバイス・システム研究所の研究内容を一部事業化するかたちで誕生しました。そのコア技術はマルトース(麦芽糖)を微細化した針“マイクロパイル”です。“マイクロパイル”は、体内由来成分である麦芽糖を最小100μm長まで微細化。針は薬剤とともに皮膚内に取り込まれるようになっています。これまで生分解性プラスチックはありましたが、麦芽糖を微細針にしたのは世界初。太さは蚊の針よりもさらに細く、限りなく無痛に近い使用感です。現在、国内はもとより、米国やフランスにサンプルを配布して実用化を目指した臨床前実験が進められています。「実用化としては、まず美容業界にターゲットを絞っています。ビタミンやホルモンなどの注射針として活用されることでしょう。ゆくゆくはワクチンやインシュリン、DNAの針を開発して医療現場で役立ててもらいたいと思っています。特に小児糖尿病など、継続的に注射が必要なケースに活用できればいいですね」と、飛永芳一社長。安全衛生の大切さに加え、これまで以上に健康や美容が注目されている今日。実用化される日はもうすぐです。 |