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HOP STEP JOB
チャレンジを続けて見えてきた、エンジニアの未来。
有限会社 マップエンジニアリング(6号館)
現代社会でなくてはならない制御装置、PLC。これに惚れ込んでメキメキと技術を
身につけ、やがて有限会社マップエンジニアリングを設立した安倍統さん。
エンジニアの枠に収まらない事業展開を模索しながらも、
時には無鉄砲とも思えるほどの持ち前のチャレンジ精神と行動力で、
現在はKRPオフィスだけでなく、中国・西安、滋賀・草津にも活躍の場を広げています。


■「自分の仕事はこれしかない」 20年前、PLCにひと目惚れ
 現在、PLCの制御プログラム開発をおこなう有限会社マップエンジニアリングの代表を務める安倍統さん。大学を卒業して最初に就職したのは、電機の制御盤を製造・設計する小さな工場の電機設計課でした。「当時は、まだCADが普及しておらず、図面はドラフタを使う時代。私は字が下手なんで、よく『字も商品や!』って怒られてました」。そんな安倍さんが社会人になって3年目に知ったのがPLCの存在でした。キーボードの入力で図面を描くことができるだけでなく、さまざまな場面で応用できるPLCを見て、「自分がこれからずっと続けられる仕事はこれしかない」と直感。この運命の出会いは今から20年前のことでした。
  PLCはProgrammable Logic Controllerの略で、工場などで使われる機械の制御装置として世の中に登場。極めて高い安全性と安定性があるため、現在ではエレベーターや自動ドア、照明設備など、身近な機械にも普及しています。コンピューター同様、ソフトで動作しますが、バグが発生しないのも大きな特徴です。
  PLCをひと目見て惚れ込んだにも関わらず、安倍さんはほとんどその会社でPLCに携わる機会がありませんでした。そこでPLCを中心に仕事ができる会社に転職。そこで3年間PLC三昧の日々を送りましたが、会社は業績が悪化。安倍さんはPLCから離れ、取締役となって会社の整理に奔走することになりました。しかし、この経験が後の経営に役に立つことになります。


■順風満帆だった個人時代に ふと危機感を感じて会社化へ
 「大学時代から何の根拠もなく『30歳で独立する』と宣言していました(笑)」と振り返る安倍さん。はからずも勤めていた会社の経営に携わったことが、この独立志向に拍車をかけました。会社の整理業務をやり遂げたのは安倍さんが30歳の時。PLCの設計で独立する機は熟しました。「特に明確なビジネスモデルや将来設計があったわけではなかったんです。でも、パソコンがあれば独立開業できるし、PLCもどんどん性能アップして、『制御ならPLC』という時代になっていたので、周囲の反対を押しきって独立を決めました」。実際、安倍さんのもとには仕事の依頼が次々と舞い込みます。手がけた仕事は主に半導体や液晶の製造、上下水道、トンネル掘削の重機・シールドマシンの制御機械のプログラミング。プラントや機械メーカーが取引先でした。大きな仕事は仲間と協力して取り組みました。
  ところが30代半ば頃、PLCエンジニアが10人ぐらい集まって取り組むプロジェクトに携わった時、ある光景を目にします。主なメンバーは20代だったのですが、その中に50代の人が交じっていました。仕事も佳境に入った頃になると、その50代の人も20代の人達と同じように徹夜で作業をしていたのです。いつまでもエンジニアとして身体を酷使することへの危機感…。「やはり、自分ひとりがバリバリやるのではなく、スタッフが必要なのではないか?」。そして1999年、「有限会社マップエンジニアリング」は誕生しました。



■大学との共同研究を経て、いよいよ本格的なサービスへ
 法人化後のマップエンジニアリングは、古い装置から生産履歴を取り出したり、古くなった装置に高付加価値機能を追加導入する「リメイク&リニューアル プロジェクト(RAR I/F)」などを提案し、順調に業績を上げています。「マップエンジニアリングという社名から、よく『地図をつくっているんですか?』と聞かれるんですが、これは『MACHINE AND PLANT』からつくった言葉。後付けの意味になるんですが『世界に進出して地図を塗りつぶす』という意味も込めたんです」と、安倍さん。しかしその言葉は現実になりつつあります。2005年、中国の西安にソフトセンターを設立。ここではPLCだけでなく、JAVAや.NET、Linuxをも融合させたトータルソリューションの開発・提供を目的としています。「私は頑張った分だけ収入として返ってくる高度成長期を体験していない世代です。しかし、上海でそれを目のあたりにして、『中国でやってみたい』と思うようになりました。また、現在は世界中のいろんな国が中国に注目をしていて、中国という場所を借りてグローバルに展開している企業も少なくない。自分にもそれができるかどうか試してみたくなったんです」。安倍さんは2年がかりで技術指導を行い、間もなく西安ソフトセンターは本格稼働を迎えます。「うちのように小さな企業でも、中国では日系企業であるメリットは大きい。西安は中国で3番目に大学が多い都市ということも手伝って、面接には100人ぐらいの応募があります。良い人材が豊富ですよ。また、日本の有力企業の人とも会う機会が多く、さまざまな情報を得ることができる。今後は日系の中堅企業の生産工場をターゲットに事業展開していきたいですね」。

■受託開発から研究開発へ マップエンジニアリングの挑戦
 マップエンジニアリングは西安での事業展開と並行して、立命館大学と提携して研究開発室を立ち上げました。「当社の仕事はソフトウェアを受託開発しています。しかし、受託というスタイルではベンチャー的要素はないんですね。ソフト技術者やPLCエンジニアとしてはこれまで成果を挙げることができましたが、ビジネスの視点から見れば『このままではアカン!』と思ったんです」。現在、安倍さんは立命館大学の教員とともに次世代3Dインテリジェンス・シミュレータの開発に取り組んでいます。「いろいろな問題に当たりながら、とりあえず進めている状態。進むたびに選択肢ができますから、動き続けることが大切ですね。この取り組みもそうですが、西安も、PLCも、そして会社経営においてもチャレンジを続けていきたいです。その方が性に合うんです。泳ぐことをやめられないマグロみたいですね(笑)」。目標は9年以内に株式公開をすることと語る安倍さん。株式公開を果たした時、また新たな目標に取り組んでいる姿が目に浮かびます。



■Company Profile
■有限会社 マップエンジニアリング
業種: IT(開発)
代表者: 代表取締役 安倍 統
電話: 075-326-3183
FAX: 075-326-3184
所在地: 京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク6号館410
ホームページ: http://www.mapeng.co.jp
メールアドレス:info@mapeng.co.jp
設立: 1999年1月
従業員数:

6名

事業内容: PLC+PCによる制御システムの開発。装置をIT武装し、コンピューターの能力を最大に、効率的に、有効的に使っていくためのシステムを提供。
■制御系ソフトの開発
■PLC、VC、VB





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京都リサーチパーク(株) 営業開発部
TEL:075-315-8342 Fax:075-322-5348
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