現在、PLCの制御プログラム開発をおこなう有限会社マップエンジニアリングの代表を務める安倍統さん。大学を卒業して最初に就職したのは、電機の制御盤を製造・設計する小さな工場の電機設計課でした。「当時は、まだCADが普及しておらず、図面はドラフタを使う時代。私は字が下手なんで、よく『字も商品や!』って怒られてました」。そんな安倍さんが社会人になって3年目に知ったのがPLCの存在でした。キーボードの入力で図面を描くことができるだけでなく、さまざまな場面で応用できるPLCを見て、「自分がこれからずっと続けられる仕事はこれしかない」と直感。この運命の出会いは今から20年前のことでした。
PLCはProgrammable Logic Controllerの略で、工場などで使われる機械の制御装置として世の中に登場。極めて高い安全性と安定性があるため、現在ではエレベーターや自動ドア、照明設備など、身近な機械にも普及しています。コンピューター同様、ソフトで動作しますが、バグが発生しないのも大きな特徴です。
PLCをひと目見て惚れ込んだにも関わらず、安倍さんはほとんどその会社でPLCに携わる機会がありませんでした。そこでPLCを中心に仕事ができる会社に転職。そこで3年間PLC三昧の日々を送りましたが、会社は業績が悪化。安倍さんはPLCから離れ、取締役となって会社の整理に奔走することになりました。しかし、この経験が後の経営に役に立つことになります。 |
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