1990年、モンゴルにおいてチンギス・ハーンの墓を探そうという「ゴルバンゴル計画」というプロジェクトが始められました。通常の考古学研究は古文書の研究や、発掘調査を行う物理探査、そして遺物の年代測定などを行う理化学探査というものがありますが、このプロジェクトは人工衛星から調査を行う壮大な「宇宙考古学」。近年では考古学において人工衛星が多く用いられるようになり、陸上や飛行機からは見えないような地形の変化から、未発見の遺構が次々とみつかっています。また、社会情勢の事情により実地調査を行いにくい地域で調査できるということで、「宇宙考古学」は脚光を浴びています。「もともと考古学に興味がありましたが、このプロジェクトは宇宙から地球を眺めることで、歴史も俯瞰で見るというもの。そこにロマンを感じましたね。以来、いつか人工衛星を使った何かを始めたいと思うようになりました」と、語るのは代表取締役、山下 義弘さん。
当初に取り組んだのはCSデジタル放送。「歴史チャンネル」を開設し、歴史をテーマにしたコンテンツの放送事業に着手。その中で、人工衛星を持つ企業、そして大手エレクトロニクス企業と提携して、プロ・アマ含めた考古学ファンのために「日本全国の遺跡」を画像データベース化しようとしたのですが、諸事情により叶いませんでした。それから数年後、人工衛星を使ったビジネスは思わぬところから復活します。 |
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