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すべては患者のために…医療画像解析の分野からドクターの診断をサポート。
イーメディカルシステム 株式会社(6号館)
レントゲン、CTスキャン、MRI、PETなど、画像を用いた診断が次々と登場し、医療は飛躍的な進化を続けています。イーメディカルシステムは医用画像情報管理システム“DIAS”を核としたシステムや解析ソフトを開発し、より高度でローコスト、そして安全な医用画像解析を実現しています。


■専用端末、専用インターフェイスは本当に必要なのか?
イーメディカルシステムの佐藤社長はかつて、国内でトップシェアを誇るモダリティ(検査用画像撮影機器)メーカーに勤めていました。そこで目にしたのは、画像解析装置を使うドクターが苛立つ姿だったのです。「MRIやCTそれぞれに専用インターフェイスや専用端末があります。複数の機器で画像診断を行った場合、それぞれのセクションに足を運ばなければならない。データを持ち出そうと思えば他の機器で表示できるフォーマットに変換してメディアに描き出すんですが、その時間が長いために、ドクターは非常にイライラしてるんですよね。ドクターも人間ですからストレスを抱えてしまうと、患者さんの対応が悪くなってしまうこともありますし、何よりも診断に時間がかかってしまうのは、患者さんにとって何のプラスにもなりませんからね」。そこで佐藤社長が模索を始めたのは“どんな画像も好きな場所で閲覧できるシステム”。また、“民間の開業医でも無理なく導入できる安価な画像解析システム”でした。ところが、ひとつ大きなハードルがありました。現在、世界的にDICOMという規格が、医用画像と通信の標準規格となりつつあります。ところがDICOMに準拠していない機器を導入している医療機関も多く、これらの医療機関が既存の画像機器をDICOM対応に改造するには多大なコストがかかります。また、機器間でデータ転送が可能になったとしても、今度はデータ流出の可能性などセキュリティの問題が生じてしまいます。そこで佐藤社長が考え出したのが、“WEBストリーミングで医用画像を閲覧できるシステム”だったのです。


■医用画像管理システム“DIAS”の構築
イーメディカルシステムを設立した佐藤社長が構築したシステムが“DIAS(Diagnosis Imaging Assistance System)”です。これは病院情報システムや電子カルテシステム、処方システムと医用画像データを連携させ、WEB上で活用できる画期的なシステムです。基幹となるサーバ“P@CS Server for DIAS”は各種データを一括管理できる多機能・大容量サーバでありながら従来のサーバと比較して10分の1から20分の1という驚異的なローコストで導入可能。また、WEBストリーミングを利用した画像参照システム“.net viewer for DIAS”は画像処理に関わる負荷をサーバ側に処理させることにより、クライアント端末のスペックに依存することなく、超高速表示を実現。「クライアント端末はWindows 98 SEを搭載したパソコンでも充分画像閲覧できます。ですから複数の医師がカンファレンスルームのパソコンを利用して検討したりすることも可能です。また、画像はクライアント端末に転送しないストリーミングを採用したことにより、データの流出も防げます。“速い”“安全”“安価”の3拍子揃っています。今や“DIAS”は当社の“生きる糧”と言っても過言ではありませんね」。と佐藤社長。イーメディカルシステムは“DIAS”を核にさらなる挑戦に取り組み始めました。それは“DIAS”で扱える画像のバリエーションを増やし、さらに高度な画像解析を実現する、ということです。


■より高度な画像解析を目指して
“DIAS”を利用した画像解析の基礎となるワークステーションが“TRES'D”です。これは2Dの画像情報をもとに3D描画する3D画像処理ビューア。専用グラフィックボードやハードウェアのチューニングを一切必要とせず、Intel CPUへの命令方式により高速描画を実現しています。そして特定の箇所を抽出したり、色つけ、半透明、非表示などの処理が行える他に、仮想内視鏡モードや2Dの画像に切り替えながら解析することもできます。さらには京都大学との共同研究・開発により、MRIやCT、PETの画像データを利用したソフトも開発中。“e-MR Analyser”はMRIに特化した画像解析ソフト。放射線被爆がないディフュージョンという撮影方法によって得た画像をさまざまな方式で表示することで、形態画像解析だけでなく、より高度な機能解析を実現し、臨床現場のMR画像診断を支援します。“e-PET Analyser”はCTとPETで撮影したスライス画像を合成して2Dや3Dで表示。脳や肺といった器官の症状・疾患に対応した解析を行うことができます。「CTとPET、どちらにも長短があります。例えばPETはカラーで画像を表示することができますが、CTにはそれができないとか。“e-PET Analyser”はそれぞれの良いところを組み合わせたかったのと、組み合わせによってこれまで見えなかったものが見えるようになるのでは、という期待があったんです」と佐藤社長。“e-MR Analyser”と“e-PET Analyser”は高度な画像解析を実現するだけでなく、機器導入コストを従来の10分の1にし、さらには検査時間の大幅短縮、患者の検査費用の大幅低減、検査時の放射線被爆のリスク回避など、さまざまなメリットを生みました。


■イーメディカルシステムの目指すもの
イーメディカルシステムの画像解析システムはすでに多くの病院で賛同を得ています。大規模病院だけでなく中規模〜小規模病院で導入される日も、そう遠くないでしょう。今後はシステムのさらなる高精度化に期待がかかります。「例えば、ガン細胞は5mm『社長がバグを出しても文句を言えないからやめてくれ』って言われているんで(苦笑)。最近は経営者としての仕事に専念するようにしています」。そんな谷孝さんは会社づくりをエンジニアリングに例えて話します。「事業の計画を立てて、それを進めていく。必ずしも計画どおりにはならないけど、軌道修正しながら完成へと近づけていく。会社づくりはプログラミングと似ているところがありますね」。かつてのプログラム少年は学生ベンチャー起業家、そして経営者へと成長しました。以上の大きさになると転移が始まると言われています。現在でも5mm未満のガン細胞を発見することは可能なんですが、より微細なものを発見できるようにしたいですね。しかし、それはMRI、つまり撮影する機器そのものの性能に依存するので、モダリティメーカーに期待がかかります。おそらく2〜3年以内には1mm程度のガン細胞の発見が可能になるでしょう。しかし、我々は早期のガン細胞の活動を発見するにとどまらず、因子の活動をおさえたいんです。そのためには分子イメージング、つまり100分の1mm以下を識別できる画像解析システムを開発していかなければなりません」。さらに、佐藤社長は他の課題も指摘します。「日本以外の国のほとんどでは医療情報の開示が行われています。例えばレントゲン写真を患者に渡すとかいうことですね。以前イタリアの医療現場を視察したんですが、そこでは医療情報をCDにプレスし、パッケージングまでして全患者に渡していたんですよ。『そんなこと日本ではやってないよ』と関係者に言うと、『あれだけ医療が進んだ日本でそんなことはあり得ない』と驚かれましてね(笑)。一般の方々の医療に対する関心や理解を深めていただくためにも、ぜひ日本でも医療情報の開示を行ってほしいものです。ゆくゆくは“TRES'D”のデータを患者さんにお渡しできる日が来ればいいですね」。“速い”“安全”“安価”の画像解析を実現するイーメディカルシステムの取り組みは、日本の医療の発展に貢献しています。




■Company Profile
■イーメディカルシステム 株式会社
業種: IT(開発)
代表者: 代表取締役 佐藤 嗣夫
電話: 075-315-8511
FAX: 075-322-2020
所在地: 京都市下京区中堂寺粟田町93番地 京都リサーチパーク6号館 4F
ホームページ: http://www.e-medicalsystem.com/
メールアドレス:info@e-medicalsystem.com
設立: 2000年4月
従業員数: 30名
事業内容: ■DICOM画像Viewer(ワークステーション)
■DICOMサーバーネットワーク構築
■病診連携ソフトの作成販売
■医療機関向けホームページ作成販売
■医療事務ソフトの作成販売
■医療機器の販売及び修理
■新規開業コンサルティング(病院・診療所)





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京都リサーチパーク(株) 営業開発部
TEL:075-315-8342 Fax:075-322-5348
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