イーメディカルシステムの佐藤社長はかつて、国内でトップシェアを誇るモダリティ(検査用画像撮影機器)メーカーに勤めていました。そこで目にしたのは、画像解析装置を使うドクターが苛立つ姿だったのです。「MRIやCTそれぞれに専用インターフェイスや専用端末があります。複数の機器で画像診断を行った場合、それぞれのセクションに足を運ばなければならない。データを持ち出そうと思えば他の機器で表示できるフォーマットに変換してメディアに描き出すんですが、その時間が長いために、ドクターは非常にイライラしてるんですよね。ドクターも人間ですからストレスを抱えてしまうと、患者さんの対応が悪くなってしまうこともありますし、何よりも診断に時間がかかってしまうのは、患者さんにとって何のプラスにもなりませんからね」。そこで佐藤社長が模索を始めたのは“どんな画像も好きな場所で閲覧できるシステム”。また、“民間の開業医でも無理なく導入できる安価な画像解析システム”でした。ところが、ひとつ大きなハードルがありました。現在、世界的にDICOMという規格が、医用画像と通信の標準規格となりつつあります。ところがDICOMに準拠していない機器を導入している医療機関も多く、これらの医療機関が既存の画像機器をDICOM対応に改造するには多大なコストがかかります。また、機器間でデータ転送が可能になったとしても、今度はデータ流出の可能性などセキュリティの問題が生じてしまいます。そこで佐藤社長が考え出したのが、“WEBストリーミングで医用画像を閲覧できるシステム”だったのです。 |
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