株式会社イコールの載本高広社長と吉田貢専務はもともと会計事務所の同僚。その時は吉田専務が載本さんの上司でした。載本さんは銀行が主催する勉強会に参加し、人脈や視野を広げていくうちに、「このまま社員として働くのも面白くない。自分の力ならもっと収入を得ることもできるはずだ」と感じ始めました。そして1998年、そんな載本さんに吉田さんが「独立してみないか」と声をかけます。ふたりは同じタイミングで退社し、それぞれ個人の税理士として独立しました。開業したのは奇しくも同じマンションの2階と3階。互いに行き来して情報交換しながら時がすぎました。
ふたりが独立した当時、税理士法人制度はまだなく、税理士は個人として活躍するしかありませんでした。しかし、税理士は性格や顧客との相性、得意とする分野など、個人の色が強く、ひとりで活動するには限界があることにふたりは気付き始めます。「いろんなタイプの人間が集まって、多様なニーズに対応できないものか」…載本さんは個人ではない道を模索するようになりました。そして吉田さんの誘いでKRP6号館に経理・総務のコンサルティングなどを行う株式会社イコールを設立。さらには税理士法人制度が始まったことにより、税理士法人パートナーズを設立することになりました。「ふたりはまったくタイプが違うんですよ。得手不得手の分野も違えば性格も違う。だからこそ互いのことが理解できるし、補い合うことができるんです。もう、ここまできたら家族ですね。互いに依存心も強いし(笑)」と、載本さん。
法人の性格上、載本さんが社長、吉田さんが専務という立場にありますが、金銭的には完全に折半。「税理士法人の構成は親子関係か師弟関係がほとんどですが、ウチは完全に対等な立場です。たとえ仕事量が違ってもふたりの収入は同じ。仕事量が少なかったら『次はもっと頑張らないと』と思うし、その方が絶対にうまくいくと思うんです。もし、上下関係をつくってしまえば、15年続いたふたりの関係も確実に崩れてしまうでしょうね」。
|
|