日用雑貨から精密・機構部品まで、金型製作技術は、私たちの生活に欠かせないものとなりました。これまで日本が先進的な金型製作技術を誇ってきたのですが、近年では韓国や中国、タイ、マレーシアなどのアジア諸国の技術が著しく発展しており、世界中の工業製品生産の高いシェアを占めています。激化する競争の中で、日本は圧倒的な技術力の差をつける必要に迫られるようになったのです。そこで、経済産業省が戦略基盤技術力強化事業の一環として2003年から取り組み始めたのが「金属光造形事業」。さまざまな行程が必要となる金型成形をひとつのプロセスで複雑な形状に加工可能にする次世代技術の開発です。それを実現する技術はレーザーを使った金属光造形複合加工でした。日本の基盤技術強化という期待を一心に背負い、「OPM(OneProcess Machining)プロジェクト」の基礎研究が始まりました。 |