「好きだった気象の仕事に携われて幸せですね」と語るのは株式会社島津ビジネスシステムズ気象グループ課長・奥山哲史さん。学生時代からコンピューターを使った気象データの分析が趣味だったという奥山さんは、大学卒業後、(株)島津製作所に入社しました。医療向けの分析機器などを制御するシステムの開発に携わっていましたが、その一方で気象に対する興味は尽きることはなく、気象予報士の資格制度ができたことを知り、受験しました。しかし、当時からこの資格の合格率はなんと10%以下。3回目のチャレンジで気象予報士の資格を取得することができました。
そして97年、奥山さんに大きな転機が訪れます。多くの大手企業で分社独立化が進むなか、島津製作所でも事業ごとに分社化が進み、それと同じくして、社員を対象とした新規事業のビジネスプランの募集が始まりました。 「当時、NTTドコモがiモードのサービスを開始し、携帯電話を使った情報提供サービスが可能になりました。そこで独自の手法で天気を予測し、携帯電話やパソコンに配信するサービスを開始できないものかと私は考えたんです」と、奥山さん。以来2年間、ひとりで新規事業の調査と立ち上げに携わりました。そして99年に情報・通信システムやネットワークシステムの企画・開発・運用などをおこなう島津ビジネスシステムズが分社独立化。その3ヶ月後に奥山さんの気象情報事業が編入されることになったのです。 |
|