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デジタルエンターテインメント時代に脈々と受け継がれ、育つ技術と提案力、そして職人スピリット!!
株式会社 界グラフィックス(8号館)
3Dグラフィックスは1980年代に次世代技術として登場し、
1990年代から2000年にかけては技術が大幅に向上、
いまやインターネットの普及にともなって、その需要は爆発的に伸びつつあります。
株式会社界グラフィックスは、1990年代から積み上げてきた技術と実績を武器に、
これからのデジタルエンターテインメントを支えていきます。


■京都でいちはやく誕生した3Dをコアテクノロジーとする企業
 1990年代も中盤を過ぎた頃、白波瀬登さんは京都リサーチパーク内の株式会社情報通信研究所でグラフィックデザイナーとして活躍していました。当時、情報通信研究所はDTPやグラフィックデザインを手がけていましたが(現在はWebサイトや映像の企画・制作に特化)、次世代技術と言われてきた3Dグラフィックスがいよいよ本格的に世の中に浸透していく現象に強く興味を持つようになりました。「当時はちょうどPlayStationやドリームキャストといったゲーム機の人気が上昇して、ゲーム業界における3D技術が一気に開花した時期だったんです。私ももともと3D技術の勉強をしていたので、『これからは3Dをやりたい』と思うようになって…。ちょうど情報通信研究所でゲーム会社様とのおつき合いがあったのである程度仕事を任せてもらえる見込みがあったことと、当時はそれほど3Dを手がける企業が少なかったので、『今こそ絶好のタイミングだ』と確信しましたね」と、白波瀬さん。
そして1998年6月、情報通信研究所の坂田社長と相談したうえで、別会社で3D事業を展開することに決定。新会社の社長は、3DCGデザイナーでもある白波瀬さんが務めることになりました。情報通信研究所と同じくリサーチパーク内のスタジオ棟でスタートを切った新会社の名前は「界グラフィックス」。「界」とは「世界」という意味。これをそのまま漢字で使うことで京都らしさや日本らしさを社名に漂わせています。


■ハードが急速な発展を遂げる前に3Dノウハウを確立させた優位性を活かす
 界グラフィックス設立当初はゲーム会社のCG制作の受託業務がおよそ3割。それよりも圧倒的に多かったのが企業の製品紹介やプロモーション映像におけるCG制作でした。「当時はパソコンのCPUパワーも低く、現在のようにリアルタイムで3D描画できるようなソフトもなかったので、ワイヤーフレームからレンダリングするにもかなりの時間を要するというのが3Dグラフィックスの常識でした。しかし、そんな時代から3Dに取り組んでいたということが、今の界グラフィックスの大きな武器となっているのです」と、白波瀬さん。たくさんのワイヤーフレームを使ったり高解像度のテクスチャを貼り付けて3Dグラフィックスをつくれば確かに見た目はきれいな3Dができるでしょう。しかし、それでは非常に大きなデータになるし、CPUパワーの低いPCで動かそうと思えば動作がぎこちなくなってしまいます。白波瀬さんはどんなハードでも快適に動作する3Dグラフィックスこそがハイクオリティなものであると信じ、『いかに軽く見栄えのいい3Dを描くか』という部分に注力し続けました。時には自ら山に登って風景写真を撮るなど、資料集めにも決して労力を惜しむことはありませんでした。それがゲーム業界で高く評価され、界グラフィックスが制作するCGは格闘ゲームやレースゲームにどんどん採用されるようになっていきました。2000年を過ぎた頃にはゲーム業界の仕事が一般企業からの仕事を追い抜き、シェアが逆転。界グラフィックスの3D技術は、緻密な描画と快適な動作の両方が要求されるゲーム業界で充分に渡りあえることが証明されたのです。


■技術で応えるクリエイター集団から提案するクリエイター集団へ
 ゲーム会社から発注されるCGの仕事が順調に増え、界グラフィックスはPlayStation2だけではなく、X-BOXやアーケードゲームなど、さまざまなプラットフォームに対応できる3DCGを手がけるようになりました。そんな時、大きな転機が訪れます。今度は新しいゲームを立ち上げるプロジェクトに参入できるようになったのです。「当時、ゲームの開発期間は5カ月ぐらいが一般的だったんです。ところがより高いクオリティが要求されるにつれて1年がかりや2年がかりの大きなプロジェクトが当たり前になりました。PlayStation3用のゲームなら3年以上かかるプロジェクトも決して珍しくありません。どこのゲーム会社も新しい発想や演出、技術に知恵を振り絞っていた時、界グラフィックスに声がかかったんです」と、白波瀬さん。界グラフィックスに対する期待が寄せられた理由はふたつ。やはりこれまでの3D技術の実績が高く評価されたという点。もうひとつはさまざまなプラットフォームのゲームを手がけてきたノウハウに対する期待でした。会社によってゲームを開発するハードやソフトが異なりますが界グラフィックスはあらゆるプラットフォームのゲーム制作に携わってきたため、それが強力なアピール素材となったのです。「CG制作だけの発注の場合、時にはどんなゲームに使われるCGをやっているかまったくわからず、創造性が介在する余地さえないものさえあります。ただ、制作のスピードと精度ばかりが要求される仕事より、プロジェクトに参入して企画提案をおこない、それに沿って私たちの技術が余すところなく発揮できる仕事はとても魅力的なんです」。最近手がけた案件は「ドラゴンクエストモンスターバトルロード」のグラフィック制作とカードデザイン。これは、大人気のドラゴンクエストを子供たち、特に小学校低学年以下をメインターゲットにしたキッズカードゲーム。全国のアミューズメントスポットなどで絶賛稼動中です。「ユーザーの反応はインターネットの掲示板にすぐに載りますから、常に評価を把握しながら次の制作に活かしていきます。最近はWiiやPlayStation3などの登場でハードの性能がどんどん上がり、いろんな表現が可能になった分、蓄積している技術、知識をできる限り駆使したくなりますね。良い企画提案をするには、流行の情報収集や、ゲームの世界観を演出する美術や建築の勉強、よりリアルなキャラクターを生み出すための現代人の心理研究などが欠かせません。建物が壊れるシーンをよりリアルにするために建物の構造を調べて壊れ方を予測したり、架空の動物の動きを考えるためにいろんな動物を収録したDVDを探したり…資料集めに何カ月も費やすことも珍しくありませんよ」と、白波瀬さん。
  界グラフィックスには営業スタッフが存在しません。現在14人の正社員が活躍していますが、そのほとんどがデザイナーです。「今でこそ自らデザインにかかりっきりになることはなくなりましたが、その分、界グラフィックスがこれまで武器としてきた職人スピリットを大切にしながら企画提案に力を注ぎたいですね。いまや3Dが当たり前の時代ですが、だからこそクオリティとエンターテイメント性にこだわり続けます」。職人的な信念と、確かな技術で実績を積み重ねながら界グラフィックスはこれからも次世代の扉を開いていきます。




■Company Profile
■株式会社 界グラフィックス
業種: 3DCG/デジタルコンテンツ制作
代表者: 代表 坂田 俊嗣/代表取締役 白波瀬 登
電話: 075-325-4664
FAX: 075-323-9650
所在地: 京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク8号館2F
ホームページ: http://www.kai-g.co.jp/
設立: 1998年6月
従業員数:

14人

事業内容: ■CG映像の企画制作
■ゲームソフトウェアの開発
■Web3Dの企画制作
■DVDビデオ、CD-ROM等の電子出版の企画制作


KRP PRESSの記事に関するお問合せは
京都リサーチパーク(株) 営業開発部
TEL:075-315-8342 Fax:075-322-5348
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