■ 京都府中小企業技術センター 今泉 英一郎 所長に聞くQ&A
Q.対応できる分野を教えてください。
A.京都府中小企業技術センターは、技術系の問題解決に幅広く対応できる機関です。具体的には、機械、金属、鋳造、表面処理、化学、窯業、環境、電気・電子、情報、食品、バイオ、工芸、デザインなど幅広い分野に対応していますので、お気軽にご利用ください。
Q.技術相談が無料だとお聞きしましたが?
A.はい。当センターは技術相談・支援がメイン事業で、製品・新技術開発や品質管理、技術改善など、中小企業が抱える技術に関するさまざまな悩みや課題についてアドバイスや情報提供を無料で行っています。相談件数の多い技術内容としては、表面処理、電気・電子、機械、食品・微生物、開発・設計など(試験・分析を除く)。平成14年からインターネット相談窓口も開設して、より気軽に利用できるようになり、技術職員1人当たりの相談件数は全国トップクラスを誇っています。
Q.新たに開発した材料や部品、製品の試験や測定、分析をお願いしたいのですが。
A.当センター職員が材料や部品、製品をお預かりして、試験・測定・分析(有料)を行います。また、民間の分析機関のように試験結果データをお渡しするだけではなく、必要に応じて「なぜそのような結果になったのか」「どうすれば問題を解決できるか」など、アドバイスを行っています。最近ではEMC(電磁波ノイズ対策)、X線分析(元素分析)、環境試験などのご利用が増えています。
Q.自分でさまざまなテストをしたいので、機器を借りることは可能ですか?
A.当センターでは企業の方々が自ら操作して試験・評価等が行なえるよう、機器設備の貸付(有料)も行っています。他機関よりもお手頃な価格で利用できるのが魅力で、最近はX線光電子分析装置(マイクロ)やX線回折装置などのご利用が多いです。 なお、機器の利用に際しては、専門の職員から事前に操作研修を受けることもできます。
Q.おすすめの設備を教えてください。
A.当センターはKRP内の本所とけいはんな分室(相楽郡精華町)、中丹技術支援室(綾部市)の3拠点で地域支援体制を固めていますが、本所で約200機種、中丹技術支援室で約90機種の試験分析機器を保有しています。本所にある電子デバイスの高周波特性を測る「マイクロ波ミリ波ネットワークアナライザシステム」は、40GHz〜110GHzまでのミリ波レベルの高周波の吸収や透過などの特性を調べることができ、全国的に珍しい装置として好評を得ています。また、中丹技術支援室は、試料を強磁場内に置き、主に有機化合物などの詳細な構造解析を行う「核磁気共鳴分光装置(NMR)」を保有しています。
| 機器の一例 |
・X線光電子分析装置
(固体表面の元素及び化学状態の分析)
・電子線マイクロアナライザ
(各種材料の微小部分析)
・走査電子顕微鏡
(各種材料の微細構造の高倍率観察) |
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Q.京都府中小企業技術センターで行われている研究について教えてください。
A.当センターは民間企業との共同研究にも積極的に取り組んでいます。例えば株式会社ファーマフーズと共同で、発酵食品から分離したγ-アミノ酪酸高生産乳酸菌を使いGABAの生産条件を研究し、特許を取得しました。他にも「京都の伝統野菜を利用した機能性食品の開発」や「陶磁器用上絵の具の研究」、「めっきによる多色表現の研究」、「義肢構造材用マグネシウム合金への高耐食Mg2Si被覆技術の開発」などを行っています。
Q.随時、いろいろな技術関連情報を得たいのですが。
A.当センターはホームページで常に最新情報を発信しているほか、メールマガジンもほぼ週1回の頻度で発行しています。現在、メールマガジンの発行部数は約1万5000部にのぼり、さまざまな業種の方が購読されています。また、(財)京都産業21と共同で情報誌「クリエイティブ京都M&T」を年11回発行したり、研究発表会や技術講演会、各種セミナーを開催するなど、積極的に情報発信していますので、詳しくはホームページをご覧ください。
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