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現場からお伝えします
世界的に注目されているKRP地区発IT技術者コミュニティ 京都GTUG(Google Technology User Group)!
Google Hackathonという言葉を聞いたことはありますか?「Hackathon(以下ハッカソン)」とは「Hack」と「Marathon」を合わせた造語。Googleの技術に興味を持ったエンジニアが毎回違ったテーマで集まって、アプリケーションを書き上げるイベントの名前です。世界各地で開催されており、2009年9月に国内では東京以外で初めてKRPで開催されました。Google Technology User Group(GTUG)とは、そのイベントを通じ有志が集まったGoogle認定の団体で、現時点では全世界42ヶ国に124拠点あります。京都GTUGは同年7月にイベントと同じく、国内で東京の次に発足されました。

京都GTUG(ジータグ)
発起人・マネージャー
山下 大介
(株)SOBAプロジェクト取締役
京都大学を中心とした、産官学共同プロジェクトのSOBAプロジェクトに参加後、同プロジェクトで開発したP2P配信によるVoIP技術を2005年に商業化。オープンソース、VoIP、P2P、クラウドコンピューティングに精通。現在Google App Engine API Expert。

http://kyoto-gtug.org/
 
藏野 文子
(株)ソフトディバイス勤務

村岡 正和
バスタイムフィッシュ代表

北村 研二
(株)ルーツ勤務

越智 洋司
近畿大学理工学部講師
■京都GTUG発足のきっかけは?
山下 以前からハッカソンが海外で開催されている様子をインターネットで見ていて、是非参加してみたいと思っていました。KRPで昨年2月に開催されたGoogle主催のハッカソンを実際体験して面白かったのでこれからも京都でやりたかったんです。
藏野 東京のGoogleイベントで会った時に山下さんが「京都GTUG」を立ち上げることを知り本当にびっくりしました。京都でできるとは思わなかったので。
山下 ハッカソンを継続するうえで大変なのは人集めや会場費の捻出ですが、京都ではKRPが会場提供をしてくださったりと協力的で、環境に恵まれていますね。世界的にも注目されているGTUGの活動がKRP地区で盛んになっただけでなく、かつてなかった地区初の“エンジニア同士の交流の場”ということもあり、これからの活動に期待していただいています。
■ハッカソンの雰囲気をお聞かせください。
山下 京都GTUGではオリジナルの取り組みが色々あります。特徴的な活動は数人のチーム制にして実施しているハッカソンですね。Googleの社風にならって、お菓子やドリンクを持ち寄りみんなでワイワイとやっています。
村岡 ハッカソンは開催中にプログラムを完成させるというのが前提ですから、イベントにはコードの知識がある上、何かやりたい!という能動的な人が集まっています。参加者のスキルを目の当たりにすることで「自分も頑張ろう」とか「技術者としてこんなことをやりたい」というモチベーションアップにもつながっています。
山下 参加者は休日を割いてまでイベントに参加しようという人達なので、情報に対するアンテナの感度がよく、面白い情報を持っている可能性が高いんです。ハッカソンで開発するアプリケーションは不謹慎なもの以外なら何でも自由。仕事なら「役にたつ」ことを考えて開発することが前提ですが、ここではものすごくニッチでいい(笑)。この前の携帯のAndroid関連のハッカソンでは黒電話のアプリケーションがウケましたよね。
北村 最先端の技術を使ってあえてアナログに。画面上の黒電話のダイヤルを回す操作を入れたり、いろいろな機能をつけました。
■エンジニア同士の集う楽しさが伝わってきますね。
村岡 イベント後に交流会があるんですが、プログラムを書き上げたあとの仲間同士の一杯は最高です!宴席で隣合わせになった人が初対面でも「どのプログラム言語が好きですか?」と聞けばそこから会話は途切れない(笑)。すぐ仲良くなれますね。また、イベントではパソコン持参なのですが、そこに持ち込むツールを見るだけでも面白い。個性が表れていて…北村さん、すごいキーボード持ってるし。
北村 普通のでは満足できずに、海外から輸入しました。仕事用、自宅用とそれぞれ数台持ってます(笑)。ツール選びやキーボードのカスタマイズの第一の目的は、ストレスなく使えるということ。デザイン的にも触っていて楽しいのがいいですよね。
   〜それぞれのこだわりに盛り上がる一同〜
山下 好きなプログラム言語やツールのこだわりなどは偏りなく不思議とグループ分けができるんですよね(笑)。
■これからどんな方に参加していただきたいですか?
村岡 今後は学生にも京都GTUGやハッカソンのよさをアピールしていけたらいいですね。
山下 学生にとっても1、2回生から参加してスキルを上げれば、就職先やインターンシップ先を紹介してもらえるチャンスもあると思うんですけどね。自分が学生のころ、IT関連のイベントが少なかったので、できるだけ学生に推奨したいです。
越智 実際に大学で教えている立場から言えば、学生とプロのレベルにはやはり大きな差を感じますが…でも、大学院生なら面白いと感じてもらえそうですし、ハッカソンで得たことは学生達にも伝えているんですよ。
山下 あと、もっと女性の参加者も増えればいいですね。Android関連のイベントだと女性参加者がやや多めなんですが、それでも藏野さんぐらいGoogleラブなのは珍しい(笑)。全国のイベントにも参加されてますよね。東京からの中継にも映ってた(笑)。
藏野 Googleには夢があるし、関わっているだけで楽しいです!
■参加したくてもスキルに自信がないという場合もあるかもしれません。
山下 ハッカソンをやる時はレベル分けをしますが、必ず入門チームを作りますし、参加者のレベルを見極めてチームを振り分けています。またIdeathon(アイデアソン=ハッカソンの開催1週間前ごろに行う準備のためのミーティング)の前に勉強会を実施しているのも、京都GTUGならではです。
村岡 技術者は自分のスキルに対して謙虚な人が多いんですが、自信がなくてもとにかく飛び込んでもらいたい。楽しさを共有したい。技術面での不安なんて「こんなんでいいんや」という感じで吹き飛ぶはずですから。
藏野 事実、参加してくれた学生さんは、まだ参加したことのない人に「楽しいよ」と声を掛けてくれているんです。だから絶対に魅力は感じてもらえるはずです。
山下 「幸せを知らないと幸せを伝えられない」と言いますから、まずは自分たちが楽しめるようイベント作りをしていきたいですね。
■皆さんのこれからの目標は?
北村 開発の楽しさを共有できるという魅力を多くの人に知ってもらいたいです。そして、自分もどんどんイベントに参加し、また参加するだけでなく自分から「こんなハッカソンをやりたい」と提案もしていきたいですね。
藏野 私は、他の地域の皆さんとも何か企画したいと思っています。
越智 さきほど学生の参加をという話がありましたが、教員が参加するのも有意義だと思います。学生には常に最新技術を伝えていくことが必要ですから。自分の研究にも活かせるはずです。
村岡 私のような個人事業主にとっても、京都GTUGの存在は大きいです。ハイレベルな技術について話題を共有できる、それだけで本当に喜びがありますから。
山下 今、ほとんどの企業がコンピュータを使用している時代で、Android携帯やiPhoneなど、手のひらサイズのコンピュータも普及しています。つまりIT業界はまだまだ膨らんでいるわけです。パイを奪い合うのではなく、これからも業界を一緒に広げていきたい。Googleの技術が大好きな者同士、同じ目標を持っていたいですね。
KRPで2010年3月に開催されるグーグルイベント
7日(日) 京都GTUG Google Waveプロトコル勉強会
主催/京都GTUG
後援/京都リサーチパーク(株)
11日(木) Google DevFest2010 Japan
主催/グーグル(株)
協力/京都GTUG、京都リサーチパーク(株) 
http://sites.google.com/site/devfest2010japan/
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