| 石塚● |
今回はふたつの中国を見ました。ひとつは西安。人それぞれがエネルギッシュで、パワーとカオスのようなものを感じた。もうひとつは北京で、これは政府がつくりあげたコンクリートと鉄の街という印象を受けました。 |
| 福竹● |
北京はすでに落ち着いてしまってますからね。西安は人々が生きるために必死に戦っているという感じ。都会ではあるんですけど、市街地から少し離れるとスラムがあって、貧しい子どもたちが歩いている。私自身、「子どもサポートプロジェクト」というNPOで子どもの虐待問題に取り組んでいますが、西安のスラムの人々はそれ以前の問題に直面しているんだなぁ、と衝撃を受けました。 |
| 石塚● |
中国で買い物をすると、日本人は「安いなぁ」と思う。でも、中国の人々はそのお金で何回ご飯を食べられるかを考えている。そこには生きるという切実な問題がある。 |
| 安倍● |
お金に関しては、レートで考えるのでなく、その国の生活価格で考えるべきですね。大卒の中国人の給料は日本円でおよそ10万円ぐらい。日本人なら安いと思いますが、1日100円で食べられる。中国では10万円が、実は日本での50万円ぐらいの価値があるんですよ。 |
| 大橋● |
今はIT業界では中国やインドへの発注が増えている。日本に頼めば100万円、中国に頼めば25万円でできて、出来栄えがあまり変わらないなら、日本のアドバンテージは一気になくなってしまう。中国人のヤル気には本当に圧倒されますからね。ある雑誌で『未来時給』という企画があったんですが、将来大幅に収入が激減する可能性があるのは、私たちソフトウェア開発者らしいですよ。 |
| 斉藤● |
もう、そういう時代がくるのは見えてますからね。私たちはどこへ向かっていくべきか、常に考えさせられます。 |
| 安倍● |
中国で仕事していると、彼らは自分の国のいいところをアピールするんですね。日本人も日本のことをもっと誇りに思わないといけないな、と思わされる。どこの国に行っても堂々として、「日本人はこんなに優秀なんだ」とアピールできるようにならないと。afosも日本人的なものをワールドワイドにするような活動ができたらいいな、と思います。 |
| 大橋● |
何かがないとなかなか動かないのがafosの悪いところ(笑)。今は皆さんが中国に目が向いているので、北京でオリンピックが開催される来年を目標に、何かしたいですね。 |
| 福竹● |
今、私のプランと斉藤さんのプランがだんだん具体的になってきています。私ももう一度中国に足を運んで調査を進め、必ず形にしたいと思っています。まずは小さな成功を重ねて、実績をつくっていきたいですね。 |