| ◆取組みのきっかけ |
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2008年9月に現在の技術戦略部に異動になってオープン・イノベーションを担当しました。外部環境が厳しくなっていくなかで、従来にない価値を創造するためには、「ないものを補完しあう」従来型の外部連携から「ないものを共に生み出す」オープン・イノベーション型連携を推進しなければならないと考えて、ダイナミックな取組みを開始しました。オープン・イノベーションによって、技術開発のスピードアップ、開発製品の性能アップ、技術開発の投資効率アップを狙っています。 |
| ◆取組みの実例 |
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オープン・イノベーションを推進するために、2008年「先進技術フェア」を、2009年「INCHEMでの技術展示&技術シンポジウム」を開催しました。「アライアンス・パートナーを開拓・拡大するには、まず、自社の技術をオープンにしなければならない」と考え、社内の研究開発、技術シーズをダイナミックにオープンしました。この「先進技術フェア」を基点にして、様々な分野の新たなアライアンス・パートナーを開拓できました。また、具体的な技術探索課題・技術ニーズを公開して、外部からの技術シーズの募集を実施する、新しい方法の技術マッチング会「OIM」をKRP(株)との強力な連携によって実現する事ができました。今年度は、京都開催を始め、全国に展開して、数多くのマッチング成果が上がってきています。さらに、もっとも「ふさわしい技術」を外部から見つけ獲得する仕組みとして、大学・中小企業・大手企業・中堅企業・公的研究機関・海外など多様なパートナーとの連携を強化して、アクセスすれば、技術獲得できるネットワーク(オープン・イノベーション・プラットホーム)を構築しました。 |
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松本 毅氏
大阪ガス(株)技術戦略部企画チーム
オープン・イノベーション担当部長/MOT(技術経営)担当部長
(兼任)客員教授 大阪工業大学工学部技術マネジメント学科
(兼任)招聘教授 大阪大学大学院工学研究科
ビジネスエンジニアリング専攻科(4月から) |
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| ◆取組みをしていくなかでの社内外での工夫 |
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オープン・イノベーションを成功させるためには、3つの連携が必要だと考えています。1つは内部の連携です。技術戦略部は横串機能を強化することで、技術開発実施部門から技術戦略部に技術探索依頼、具体的ニーズが集まる仕組みを構築しました。2つめは、既存パートナーとの連携です。他のガス会社や従来からお付き合いのあるパートナーとの連携をさらに深化させました。3つめは、新規パートナーとの連携です。このためには、異分野・異業種も含めた多様なパートナーとのアライアンス・ネットワーク開拓が必要です。この開拓を推進するために、グローバルな人的ネットワークを構築しました。 |
| ◆成功させる仕組みで必要なこと |
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グローバルな競争下において勝ち抜ける製品開発を成功させるためには、まず、コア技術の進化が必要と考えています。製品コンセプトに必要な技術の洗い出しをして、自社の技術の深耕によってコア技術として磨き上げる。未保有な技術はダイナミックに外部技術を活用していく。そのためには、外部の有望な技術を見つけ出して、評価し、内部のコア技術との融合を図る必要があります。重要なのは、外部技術とのネットワーク、技術を評価する目利き機能、融合させる技術マッチング機能です。内部においては、オープン・イノベーション型の技術人材育成も必要かと思っています。また、外部との連携も深耕させる必要があります。KRP(株)には、今後も期待しています。是非ご協力をお願いしたいと考えています。 |
| ◆今後の展開 |
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今年度は、主要な技術開発部門のオープン・イノベーションを推進してきましたが、仕組みができて、成果も出てきたので、来年度は、大阪ガスグループ全体に拡大していきます。また、今年度は研究開発から商品化開発ステージの課題が中心でしたが、来年度は、その上流(技術シーズの探索から新規テーマ創出)ステージと、下流(ビジネス化・事業化)ステージにおいてもオープン・イノベーションをさらにダイナミックに推進して、新規テーマ創出と技術のビジネス化も進めていく計画です。 |