HVCKYOTO1st.開催に向けて始動!

10/31-11/2にかけてHVCKYOTO1st.開催準備のため、プレカンファレンスのゲストJohanessさんのLabCentralなど6カ所のボストン市のベンチャー育成支援機関を訪問してきました。京都市の姉妹都市でもある大学の街ボストン市(MIT、ハーバード大学はじめ車で90分圏内に300大学が立地!)、そして、マサチューセッツ州のヘルスケア産業の隆盛ぶりに感銘を受けました。京都もまた、大学の知恵を活かしたヘルスケアベンチャーのエコシステム構築に向けて前進しなければ、と事務局一同決意を新たにしています。

マサチューセッツ州のヘルスケア産業

直近10年間で33%増と米国で唯一製造業の雇用が急伸していて、6万3千人がバイオ産業に従事。そのうち50%が研究開発者で、企業数の集積に加え、各社が付加価値の高い知識集約型の機能をマサチューセッツ州に期待していることがわかります。一般に、製造業は操業コストの低い地域に立地しますが、バイオ関連は、研究開発に近いところに製造拠点を設ける傾向が強いため、大手企業の進出が続いています(日本の製薬企業も!)。2007年からケンブリッジ地区を中心にラボが65万㎡増床しています。
マイケル・ポーター博士のクラスター論に基づき医療機器産業を集中的に誘致し集積を進めた結果、周辺のデジタル産業も含め医療機器の研究はマサチューセッツ州が全米1。州内の病院・大学などに国家予算の60%が投下されています。医療機器の製造では全米2位。OEMを含めメーカー480社が2万1千人の雇用を創出しています。製品は、義肢から内視鏡まで幅広く、手術用の器具が50%、In vitroの診断機器が30%を占めています。

訪問先

マサチューセッツバイオテクノロジー協会 Massachusetts Biotechnology Council(MassBIO)

Sanofi Genzymeなどボストン市に立地する企業各社の研究開発拠点の調達をまとめ、価格交渉力を持つコンソーシアムとして発足したのがルーツ。20-25年の業界経験を持つボランティアから2ヵ月間週1回のメンタリングを受ける起業家向けプログラムMass Connectがあり、卒業生は、ベンチャーキャピタルや大手企業との提携を成立させています。

マサチューセッツチャレンジ MassChallenge2015年Annual report

港湾地区にある卸売市場&倉庫のリノベーション物件で活動。フロアオーナーJamestown Properties(地元の建設会社)が起業家のために整備しました。入居者は、4ヵ月間のメンタリングプログラムを経て卒業していきます。ICT、小売、省エネなど分野は問いません。5年間で128社のスタートアップ支援をし、110億$調達、8,500人の雇用を生み出しました。既に、イスラエル、メキシコ、英国、スイスでもMassChallengeとして展開しています。

マサチューセッツバイオテクノロジー協会

LabCentral

2年半で累積50社が在籍。各社の滞在期間は15-18ヵ月。支援を求め続けるような企業は入居できません。卒業した企業は1社平均35百万$調達。個室(オフィスのみ・窓際のオフィススペース併設ラボの2タイプ)30室とオープンラボ(3-4人からなる企業20社を想定)で構成されています。優れた入居企業同志が相互に磨き合う「化学反応」に期待し、居室は全てガラス張りになっていて、この透明性に納得できることが入居要件です。
京都の「試作」に関心があり、スケールアップを担う企業に紹介できるのと、LabCetral入居者による試作の評価やニーズ提供による協働も可能です。創薬バイオだけでなく、医療機器分野も3割程度入居しているので、施策を担う企業にセミナー形式で技術紹介してもらえたら、個別マッチングをアレンジすることもできます。
現在、ノースカロライナに3,900㎡、サンディエゴに1,500㎡のラボを新たに整備中。多くの大学発ベンチャーとともに大企業出身者も積極的に起業しています。米国ではかつてに比べ知財の保有に大学が鷹揚になってきていて、昨今の起業ブームにつながっています。

LabCentral LabCentral
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マサチューセッツライフサイエンスセンター The Massachusetts Life Sciences Center(MLSC)

8年前にできた州政府経営の外郭団体。州から10億$の投資を受け、ライフサイエンスで世界一の都市にするのが第1ミッション。事業は次の3本柱。①ファンド②リクルーティング(世界に投資を持ちかける)③コンビーナ(出会いの促進)。雇用数(適用対象の企業から毎年自己申告して貰う)、ローンの返済状況、上市した製品の売上、入居率などを事業評価の指標としています。

このほか、マサチューセッツメディカルデバイス協会 Massachusetts Medical Device Industry Council (MassMEDIC)、マサチューセッツ州国際貿易投資局 The Massachusetts Office of International Trade and Investment (MOITI)にも訪問しました。

HVCKYOTO1st コミュニティ参加者募集
下記のページよりお申込みいただけます。
http://www.krp.co.jp/hvckyoto/inquiry/

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