おなまえ タイトル コメント> 日時 / 平成27年12月11日(金) 16時〜19時 > 場所 / 京都リサーチパーク1号館4階サイエンスホール > 講師 / 小西 聡 氏(立命館大学 理工学部 教授/バイオメディカルデバイス研究センター長) > 座長 / 田畑 泰彦 氏(京都大学 再生医科学研究所 生体材料学分野 教授) > 講演 / 細胞くらいの工学産物:MEMSで医療貢献を考える > >   > 今回はMEMSのお話です。 > 小西 聡先生がMEMSの世界に入られたのは25年前。25年の小西先生の歴史とともに進化してきたMEMS関連技術のお話をたっぷり聞かせて頂きました。 > 工学の発達とともにメカトロニクスとエレクトロニックが融合し、どんどん新しい技術が出てきています。 > 例えば、最新の車はインテリジェントカーとなり、周囲の車を察知しぶつからない自動運転技術が現実味を帯びてきているように、今や自動車の中には多数のマイコンが搭載され、神経ネットワークのようにそれらがつながれているそうです。 > > 勿論、こうしたインテリジェントカーにもMEMSの技術が活かされています。 > さらに、最近では生物までも巻き込み、例えば神経細胞ネットワークをチップ上で育てて刺激、計測することも可能となってきています。 > 本日のキーワードの一つである“細胞くらいの工学産物”。細胞の大きさは10μm程ですが、“細胞くらい小さい”工学産物というだけではありません。 > 生化学のシステムとしての細胞の性能、各種信号やエネルギーの変換や制御ができるといった仕組みや機能も含めて、“細胞くらいの”という言葉に思いを込めて話を進められました。 > なかでも小西先生に熱くお話しいただいたのは、幅1mm程のマイクロハンドを人間の手と同じように動かす技術。 > マイクロハンドは柔らかく優しく安全に細胞がつかめるという優れもの。この技術の背景には、アクチュエータ、ポンプ、センサー、制御系、シリコーンといったありとあらゆる技術の結晶があるそうです。 > 10nm程度の高精度を保ちながら、mm以上の操作範囲で動かすという相反する技術が必要になり、技術進歩の凄さを目の当たりにできました。 > 理論的なところをしっかり解説してもらいながらも、動画をふんだんに使って素人にも分かりやすい形で理解できました。 > 医療貢献で重要なのは、技術移転をスムースにする仕組みであり、ユーザーとなる医療関係者等が試作評価になるべく関わり、本番での評価前に技術への信頼が構築されていることが大事です。その後で開発や評価がうまくいかなかったとしても、すでに技術に信頼が得られているので、原因究明がしやすくなります。 > また、マイクロ吸盤による生体における機能性チップの安定化、細胞塊を容易に放出するための超撥水性の表面処理など、学術論文には表現されにくい部分、工学産物の仕上げがとても大事であり、このためにも、もっと医工連携にうまく「工」を取り入れて欲しいと考えている、という熱い思いを最後に語っていただきました。 > > また、小西先生からは今お持ちのニーズを幾つか発表して頂きました。懇話会に参加している企業様の応募をお待ちいたしております。 > 「小さなマイクロマシン」に込められた「大きな夢」を感じることができた2時間半でした。 >   > >   > 第6回懇話会は2016年2月19日(金)開催となります。 > 講師は佐藤 正人先生(東海大学 医学部 外科学系整形外科学 教授)。 > 「同種細胞シートで変形性膝関節症に対する再生治療」をテーマにお話し頂きます。 > 次回の懇話会もお楽しみに。 >   >   > → はんなり雑記(開催後記)トップへ戻る >   削除キー (英数字で8文字以内) クッキー保存
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